このページについて

ソフトモジュラーソファは、ジャスパー・モリソンが2016年に発表した長椅子である。ヴィトラが製造する。複数の部材を組み合わせて構成する。肘掛けの高さを2種から選ぶ。

このページでは、部材を組み合わせる構成、肘掛けの高さの選択、張地と手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

ソフトモジュラーソファの正規品は、スイスに本社を置くヴィトラ(Vitra)がドイツの自社工場で製造する。ジャスパー・モリソンは1989年以来ヴィトラと長期にわたる協働関係を築いており、オールプラスチックチェア、HALチェアシリーズに続く住宅向けの重要プロジェクトとして、本ソファが2016年に発表された。

正式名称 ソフトモジュラーソファ
製造ブランド ヴィトラ
部材 端の部材、中央の部材、角の部材、寝椅子の部材、台、足を置く台から組み合わせる
端の部材の寸法 端の部材は幅1,190 × 奥行980 × 高さ645mm。肘掛けの低い仕様では高さ515mm
中央の部材の寸法 中央の部材は幅920 × 奥行980 × 高さ645mm
座面高 380mm
肘掛けの高さ 2種から選ぶ。約515mmと約645mm
座面構造 鋼と木の枠、鋼のばね、ウレタンのフォームによる。表層に低反発のフォームを重ねる
肘掛けと背もたれの構造 木の枠にウレタンのフォームと、化学繊維を詰めた座布団を重ねる
足を置く台の構造 木の枠、鋼のばね、ウレタンのフォームによる
黒の仕上げ。角を丸めた台による。部材を連結する機能を兼ねる
張地 布と革から選ぶ。多数の生地から選べる。選べる範囲は取扱店に確認する
床に接する部材 樹脂による。水平を調整できる
カバー 取り外せる
別売の座布団 首を支える座布団と装飾の座布団が別売で用意される
収蔵 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない
価格 ヴィトラは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。部材の構成と張地で価格が変わる
納期 受注生産。納期は取扱店に確認する

部材を組み合わせる構成

端の部材、中央の部材、角の部材、寝椅子の部材、台、足を置く台から組み合わせる。

端の部材は幅1,190mm、中央の部材は幅920mm。奥行はいずれも980mm。

そのため、置き場所に応じて構成を決める。購入前に設置場所を実測する。

台が部材を連結する機能を兼ねる。後から部材を買い足すこともできる。取扱店に確認する。

選び分けの目安

置き場所から決める場合
端の部材と中央の部材の幅から構成を決める。設置場所を実測する。
後から買い足す場合
台が連結の機能を兼ねる。取扱店に確認する。
配置を考える場合
角の部材と寝椅子の部材がある。用途によって選ぶ。

肘掛けの高さの選択

肘掛けの高さを2種から選ぶ。約515mmと約645mm。

130mmの差がある。座った際の腕の位置と、外から見た高さが変わる。

低い仕様では端の部材の高さも515mmになる。背もたれの高さと揃う。

座面の高さは380mm。いずれの仕様でも変わらない。

比較項目 低い仕様 高い仕様
肘掛けの高さ 約515mm 約645mm
座面からの高さ 約135mm 約265mm
外観 背もたれと揃う 背もたれより高い

選び分けの目安

腕を預けたい場合
高い仕様は座面から約265mm。低い仕様との差は130mm。
見え方で選ぶ場合
低い仕様では背もたれと高さが揃う。
横になる用途を考える場合
低い仕様では肘掛けの高さが抑えられる。

張地と手入れ

布と革から選ぶ。多数の生地から選べるが、選べる範囲は取扱店によって異なる。

カバーは取り外せる。汚れた場合に外して手入れできる。

座面は表層に低反発のフォームを重ねる。沈み込む感触にあたる。

背もたれと肘掛けには化学繊維を詰めた座布団を重ねる。使用によって形が変わる。

選び分けの目安

手入れの手間を考える場合
カバーを取り外せる。方法は素材による。取扱店に確認する。
座り心地で選ぶ場合
低反発のフォームを重ねる。実際に座って確かめられるとよい。
張地を選びたい場合
選べる範囲は取扱店によって異なる。希望する生地を確認する。

同種の長椅子との比較

長椅子は構成の自由度と張地の扱いで性格が分かれる。

比較項目 ソフトモジュラー タフティータイム コロナチェア
構成 部材を組み合わせる 部材を組み合わせる 単体
カバー 取り外せる 取り外せる 着脱できない
座面の高さ 380mm 約360〜380mm 420〜440mm
肘掛け 高さを2種から選ぶ 部材による 該当しない
奥行 980mm 1,090/1,150mm 820mm

選び分けの目安

置き場所に合わせたい場合
部材を組み合わせる。単体の製品とは条件が異なる。
肘掛けを選びたい場合
高さを2種から選べる。部材で決まる製品とは異なる。
奥行を確かめる場合
980mm。他の製品との差を確かめる。

使用感と設置条件

座面の構成

鋼と木の枠、鋼のばね、ウレタンのフォームによる。表層に低反発のフォームを重ねる。

座面の高さは380mm。低い部類にあたる。

床との関係

床に接する部材は樹脂による。水平を調整できる。

床が水平でない場合に用いる。経年で摩耗する。

搬入

部材ごとに搬入できる。最も大きい部材は幅1,190mm。

この幅が通る経路を確かめる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

布の張地は日光で色褪せる。摩擦で毛羽立つ場合がある。

革の張地は使用によって色と質感が変わる。乾燥すると硬くなる。

フォームは経年で沈む。部材ごとに沈み方に差が生じる場合がある。

背もたれと肘掛けの座布団は形が変わる。定期的に整える。

日常の手入れ

布の張地
埃を払う。カバーを取り外せる。方法を取扱店に確認する。
革の張地
乾いた柔らかい布で拭く。水分をすぐに拭き取る。
座布団
定期的に整える。形が変わる。
床に接する部材
摩耗を定期的に確かめる。水平の調整も確認する。

修理と部品

張地の交換と部材の追加については、取扱店を通じて相談する。

床に接する部材の交換もあわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ヴィトラは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

受注生産にあたる。部材の構成、肘掛けの高さ、張地を決めてから製作される。納期を確かめる。

実物を確認する

低反発のフォームを重ねた座面の感触は、実際に座って確かめられるとよい。

肘掛けの高さの違いも現物で分かる。

中古の流通

相場は部材の構成、張地、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、張地の状態、フォームの沈み方の差、座布団が揃っているか、床に接する部材である。

購入前チェックリスト

  • 部材の構成(設置場所を実測する)
  • 肘掛けの高さ(約515mm/約645mm。130mmの差)
  • 座面の高さ380mm(低い部類にあたる)
  • 奥行980mm
  • 張地の選択(選べる範囲を取扱店に確認する)
  • カバーを取り外せること
  • 搬入経路(最も大きい部材は幅1,190mm)
  • 後から部材を買い足せるか

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ヴィトラは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。部材の構成と張地で価格が変わります。
どこで購入できますか?
ヴィトラの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産にあたるため納期もお確かめください。
どのように構成を決めますか?
端の部材、中央の部材、角の部材、寝椅子の部材、台、足を置く台から組み合わせます。端の部材は幅1,190mm、中央の部材は幅920mmで、奥行はいずれも980mmです。設置場所を実測してください。
肘掛けの高さは選べますか?
約515mmと約645mmの2種から選べます。130mmの差があり、座った際の腕の位置と外から見た高さが変わります。低い仕様では背もたれと高さが揃います。
座り心地はどうですか?
座面は鋼と木の枠、鋼のばね、ウレタンのフォームによるもので、表層に低反発のフォームを重ねます。座面の高さは380mmで低い部類にあたります。実際に座ってお確かめください。
カバーは外せますか?
取り外せます。汚れた場合に外して手入れでき、方法は素材によります。取扱店にご確認ください。
後から部材を足せますか?
台が部材を連結する機能を兼ねており、買い足すこともできます。取扱店にご確認ください。
搬入はどうなりますか?
部材ごとに搬入できます。最も大きい部材は幅1,190mmのため、この幅が通る経路をお確かめください。