このページについて

プラットナー ラウンジチェアは、ウォーレン・プラットナーが1966年に発表しノルが製造する椅子である。細い鋼線を円形の枠に溶接して台をつくり、その上にクッションを載せる。幅950mm、座面高480mm。

このページでは、鋼線の台がもたらす条件、寸法と仕上げの選択、正規品の識別、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

プラットナー ラウンジチェアの正規品は、Knoll社がイタリアの自社工場にて厳格な品質管理のもとで製造している。以下に、購入検討時に確認すべき仕様の全体像をまとめる。

正式名称 プラットナー ラウンジチェア
製造ブランド ノル
製造国 イタリア
主要素材 台は細い鋼線を円形の枠と縁の枠に溶接する。座面は成形したガラス繊維強化樹脂、クッションは成形したフォームによる。底面に床を保護する透明の樹脂のリングが付く
サイズ 幅950 × 奥行650 × 高さ770mm。座面高480mm
重量 約9kg
フレーム仕上げ ニッケルめっき、青銅色の塗装、金めっきの3種から選ぶ
張地バリエーション 布と革から選ぶ。複数の種別が展開される
価格 ノルは公式サイトで価格を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。仕上げと張り地で価格が変わる
付属品 底面に床を保護する透明の樹脂のリングが取り付けられた状態で届く
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない
保証 5年
スタッキング できない

正規品とライセンスを受けていない製品の違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。

公表されている仕様

ノルは、台が細い鋼線を円形の枠と縁の枠に溶接する構造であること、座面が成形したガラス繊維強化樹脂であること、選べる仕上げと張り地、寸法、イタリアでの製造、5年の保証を公表している。

ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。鋼線の本数と溶接の箇所は、外から数えて確認できる箇所にあたる。

比較項目 正規品(ノル) ライセンスを受けていない製品
台の構造 鋼線を枠に溶接(公表) 公表なし
座面 ガラス繊維強化樹脂(公表) 公表なし
仕上げ 3種から選ぶ(公表) 公表なし
製造国 イタリア(公表) 公表なし
メーカー保証 5年 対象外

鋼線の台

細い鋼線を円形の枠と縁の枠に溶接し、円錐に近い形の台をつくる。中心に向かって鋼線が並ぶ。

座る位置から下を見ると、鋼線の重なりが見える。見る角度によって、この重なり方が変わる。

鋼線のあいだに隙間があるため、掃除の際に内部へ手が届きにくい。埃が溜まるため、柔らかい刷毛を用いる。

底面は円形の台による。床面に接する範囲が広く、掃除の器具が下を通らない。動かして掃除することになる。

同じ系列の椅子との違い

同じ台の構成で、寸法の異なる椅子が展開される。用途によって選ぶことになる。

比較項目 ラウンジチェア プラットナー アームチェア
950mm 673mm
奥行 650mm 559mm
高さ 770mm 730mm
座面高 480mm 483mm
重量 約9kg 約9.5kg

幅の差は277mm、奥行の差は91mmある。座面高はほぼ同じで、幅の広さが主な違いにあたる。

選び分けの目安

くつろぐ姿勢を求める場合
幅950mmで、身体を預ける範囲が広い。
テーブルに寄せる場合
幅673mmの仕様のほうが、テーブルの下に収まりやすい。
設置場所が限られる場合
幅の差が277mmある。床面に占める範囲から判断できる。

使用感と設置条件

寸法と座り方

幅950×奥行650×高さ770mm、座面高480mm。座面高480mmは一般的な椅子(400〜450mm前後)より高い。

幅950mmは身体を預ける範囲が広い。くつろぐ姿勢に対応する寸法にあたる。

重量は約9kg。完成した状態で届く。

クッション

成形したフォームによる。座面と背もたれが一体になる。

荷重で潰れる。座る位置が偏ると、その箇所だけ先に沈む。

床との接し方

底面に床を保護する透明の樹脂のリングが付く。摩耗の状態を確かめる。

床面に接する範囲が広いため、掃除の器具が下を通らない。動かして掃除することになる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

ニッケルめっきは湿気の多い環境で曇る。青銅色の塗装は擦れると下地が現れる。金めっきは薄い層のため、擦れに弱い。

布は日光で色が褪せる。革は使用と日光によって色が濃くなり、乾燥するとひび割れる。

クッションのフォームは荷重で潰れる。

底面のリングは摩耗する。

日常の手入れ

乾いた柔らかい布で拭く。鋼線のあいだに埃が溜まるため、柔らかい刷毛を用いる。研磨剤は仕上げを損なう。
布の張り地
掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。
革の張り地
乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。
底面のリング
摩耗の状態を確かめる。失われると床を傷める。

張り替え

張り替えについては取扱店を通じて相談する。座面と背もたれが一体のクッションのため、対応の可否を確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ノルは公式サイトで製品情報と価格を公開している。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なるため、正規取扱については輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、台の仕上げ(3種)と張り地である。

実物を確認する

鋼線の重なりは見る角度によって変わる。座った位置からの見え方も、現物で確かめられるとよい。

幅950mmが設置場所に対してどの程度を占めるかも、実測しておく。

中古の流通

相場は仕上げ、張り地、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、めっきの曇りまたは塗装の剥がれ、鋼線の変形、溶接部の状態、クッションの潰れ、張り地の傷みと色の変化、底面のリングの有無である。

購入前チェックリスト

  • 台の仕上げ(3種)
  • 張り地(布/革)と色
  • 設置場所の寸法(幅950×奥行650mm)
  • 座面高480mm(一般的な椅子より高い)
  • 同じ系列の幅673mmの仕様との比較
  • 底面が円形の台のため掃除の器具が下を通らないこと
  • 鋼線のあいだに埃が溜まること
  • 中古の場合、溶接部と鋼線の状態

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ノルは公式サイトで価格を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なり、仕上げと張り地で価格が変わります。
どこで購入できますか?
ノルの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
台はどんな構造ですか?
細い鋼線を円形の枠と縁の枠に溶接し、円錐に近い形の台をつくります。中心に向かって鋼線が並び、座る位置から下を見ると鋼線の重なりが見えます。見る角度によってこの重なり方が変わります。
同じ系列の椅子との違いは何ですか?
幅950mmに対し、もう一方の仕様は673mmです。差は277mmあり、奥行も650mmと559mmで91mmの差があります。座面高は480mmと483mmでほぼ同じため、幅の広さが主な違いにあたります。
座り心地はどうですか?
幅950mmで身体を預ける範囲が広く、くつろぐ姿勢に対応する寸法にあたります。クッションは成形したフォームで、座面と背もたれが一体になります。座面高480mmは一般的な椅子(400〜450mm前後)より高くなります。
設置に必要な寸法を教えてください。
幅950×奥行650×高さ770mmです。重量は約9kgで、完成した状態で届きます。
床の掃除はしやすいですか?
底面は円形の台によるもので床面に接する範囲が広く、掃除の器具が下を通りません。動かして掃除することになります。底面には床を保護する透明の樹脂のリングが付きます。
手入れはどうすればよいですか?
台は乾いた柔らかい布で拭きます。鋼線のあいだに埃が溜まるため、柔らかい刷毛を用いてください。研磨剤は仕上げを損ないます。布の張り地は掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸い、革の張り地は乾いた布で埃を払って年に数回クリームで油分を補ってください。