このページについて
PH 5 は、ポール・ヘニングセンが1958年に設計した吊り下げる照明である。ルイスポールセンが製造する。複数の傘が光源を覆う。2つの寸法があり、多数の色から選ぶ。
このページでは、傘の構成と光源、2つの寸法と設置、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ポール・ヘニングセンの設計思想や経歴について詳しくはポール・ヘニングセン プロフィールページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
PH 5の正規品は、デンマークの照明メーカーLouis Poulsen(ルイスポールセン)社が製造・販売を行っている。2025年現在、PH 5は全22色の豊富なカラーバリエーションを展開しており、オリジナルサイズ(直径500mm)に加えて小型版のPH 5 Mini(直径300mm)も選択可能である。以下に、代表的なクラシック・ホワイトの主要スペックをまとめる。
| 正式名称 | PH 5 |
|---|---|
| 製造ブランド | ルイスポールセン |
| 主要素材 | アルミニウムの傘。艶消しの仕上げ。底面の覆いは磨りガラスによる |
| サイズ(標準の型) | 標準の型は直径500 × 高さ267mm。吊り下げる全長1,910mm |
| サイズ(小さい型) | 小さい型は直径300 × 高さ163mm |
| 重量 | 標準の型は約1.8kg |
| 光源 | E26口金の電球を用いる。LED電球が同梱される |
| 取り付け | 引掛シーリングに取り付ける。取付の部材が付属する |
| 色 | 多数の色から選ぶ。単色の系統、濃淡の系統、金属の仕上げの系統がある。取り扱いは取扱店に確認する |
| 収蔵 | 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない |
| 価格 | ルイスポールセンは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。型と色で価格が変わる |
| 構成 | 傘が光源を覆い、直接光が目に入らない構成による。光源の高さを調節できる。配線の長さの加工にも対応する |
| 組み合わせる机 | 標準の型は幅1,800mmまで、小さい型は1,200mmまでの机に用いられる |
傘の構成と光源
複数の傘が光源を覆う。上から見ても下から見ても光源が見えない構成による。
そのため、直接光が目に入らない。傘に反射した光が周囲に広がる。
光源の高さを調節できる。傘との位置関係で光の広がり方が変わる。
底面の覆いは磨りガラスによる。下方への光を和らげる。
選び分けの目安
- 光の質を確かめる場合
- 直接光が目に入らない。傘に反射した光による。
- 明るさを調節したい場合
- 光源の高さを調節できる。取り付け後に確かめる。
- 電球を選ぶ場合
- E26口金による。LED電球が同梱される。
2つの寸法と設置
2つの寸法がある。直径500mmの標準の型と、300mmの小さい型による。
| 比較項目 | 標準の型 | 小さい型 |
|---|---|---|
| 直径 | 500mm | 300mm |
| 高さ | 267mm | 163mm |
| 組み合わせる机 | 幅1,800mmまで | 幅1,200mmまで |
机の幅に応じて選ぶ。傘の直径と机の幅の関係が関わる。
吊り下げる全長は1,910mm。配線の長さの加工にも対応する。天井高を確かめる。
選び分けの目安
- 机と組み合わせる場合
- 標準の型は幅1,800mmまで、小さい型は1,200mmまで。
- 天井高を確かめる場合
- 吊り下げる全長1,910mm。配線の加工にも対応する。
- 取り付けを確かめる場合
- 引掛シーリングに取り付ける。設備の有無を確かめる。
ライセンスを受けていない製品との違い
本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。
| 比較項目 | 正規品 | ライセンスを受けていない製品 |
|---|---|---|
| 製造 | ルイスポールセンによる | 製造元は個々に異なる |
| 傘の素材 | アルミニウム。艶消しの仕上げ | 公表されない場合がある |
| 傘の配置 | 光源が見えない構成による | 個々に異なる |
| 光源の高さ | 調節できる | 個々に確認が要る |
| 部品の供給 | 取扱店を通じて相談できる | 個々に異なる |
傘の配置が光の広がり方を決める構成のため、寸法と角度の精度は光の質に関わる。確認する事項になる。
電気に関わる製品にあたる。日本国内で用いる場合、電気用品の基準に適合するかを取扱店に確認する。
選び分けの目安
- 光の質を確かめる場合
- 傘の寸法と角度の精度が関わる。実物で確かめられるとよい。
- 安全を確かめる場合
- 電気用品の基準に適合するかを取扱店に確認する。
- 長く使う前提の場合
- 部品の供給を確かめる。傘の交換も含まれる。
同じ設計者・同じ製造元の照明との比較
照明は光源の覆い方と設置の方法で性格が分かれる。
| 比較項目 | PH 5 | PH アーティチョーク | AJ フロアランプ |
|---|---|---|---|
| 設置 | 天井から吊る | 天井から吊る | 床に置く |
| 光源の覆い方 | 複数の傘が覆う | 多数の羽が覆う | 傘が下方に向く |
| 直径 | 500mm/300mm | 複数の寸法がある | 該当しない |
| 光源の高さ | 調節できる | 取扱店に確認する | 該当しない |
| 取り付け | 引掛シーリング | 取扱店に確認する | 要さない |
選び分けの目安
- 取り付けを考える場合
- 引掛シーリングに取り付ける。床に置く照明とは条件が異なる。
- 光の広がり方で選ぶ場合
- 複数の傘が覆う。羽で覆う製品とは光の質が異なる。
- 机と組み合わせる場合
- 2つの寸法から机の幅に応じて選ぶ。
使用感と設置条件
光の広がり方
傘に反射した光が周囲に広がる。下方には磨りガラスを通した光が届く。
光源の高さによって広がり方が変わる。取り付け後に調節できる。
吊り下げる高さ
全長1,910mm。配線の長さの加工にも対応する。
机の上に吊る場合、天板からの距離を確かめる。傘の直径も関わる。
取り付け
引掛シーリングに取り付ける。設備の有無を確かめる。
設備がない場合は施工の業者による作業になる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
塗装した傘は擦れると下地が現れる。金属の仕上げは空気に触れて色が変わる。
傘の内側にも埃が溜まる。光の反射に関わる。
磨りガラスは汚れが目立ちにくいが、埃は溜まる。
配線と取り付けの部材は経年で劣化する。定期的に確かめる。
日常の手入れ
- 傘の外側
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
- 傘の内側
- 埃が溜まる。光の反射に関わるため柔らかい布で拭く。
- 磨りガラス
- 柔らかい布で拭く。取り外しの方法は取扱店に確認する。
- 配線と取り付けの部材
- 劣化を定期的に確かめる。電気に関わる箇所にあたる。
修理と部品
電球の交換は自分で行える。方法は取扱説明書を確認する。
傘や配線の交換については、取扱店を通じて相談する。電気に関わる箇所は業者に確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ルイスポールセンは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
型と色から選ぶ。取り扱いは時期によって変わる場合がある。配線の加工の要否もあわせて相談する。
実物を確認する
点灯した状態での光の広がり方は、実物で確かめられるとよい。
色による見え方も現物で分かる。
中古の流通
製造の時期によって色と仕様が異なる場合がある。年式を確かめる。
確認箇所は、傘の傷と変形、内側の汚れ、配線と取り付けの部材、磨りガラスの状態である。
購入前チェックリスト
- 寸法の選択(直径500mm/300mm)と組み合わせる机の幅
- 引掛シーリングの設備の有無
- 天井高と吊り下げる全長1,910mm
- 配線の長さの加工の要否
- 色の選択(取り扱いは時期によって変わる)
- 光源の高さを調節できること
- 傘の内側に埃が溜まること
- 配線と取り付けの部材の定期的な確認
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ルイスポールセンは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。型と色で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- ルイスポールセンの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- 眩しくありませんか?
- 複数の傘が光源を覆い、上から見ても下から見ても光源が見えない構成です。直接光が目に入らず、傘に反射した光が周囲に広がります。底面の覆いは磨りガラスで下方への光を和らげます。
- 2つの寸法の違いを教えてください。
- 標準の型は直径500×高さ267mm、小さい型は直径300×高さ163mmです。標準の型は幅1,800mmまで、小さい型は1,200mmまでの机に用いられます。
- 取り付けはどうなりますか?
- 引掛シーリングに取り付け、取付の部材が付属します。設備がない場合は施工の業者による作業になります。
- 吊り下げる高さは変えられますか?
- 全長は1,910mmで、配線の長さの加工にも対応します。机の上に吊る場合は天板からの距離をお確かめください。
- 明るさは調節できますか?
- 光源の高さを調節でき、傘との位置関係で光の広がり方が変わります。取り付け後にお確かめください。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 傘は柔らかい布で拭き、研磨剤は仕上げを損ないます。内側にも埃が溜まり光の反射に関わるためあわせて拭いてください。配線と取り付けの部材は電気に関わる箇所のため、劣化を定期的にお確かめください。