このページについて
PH 5 は、ポール・ヘニングセンが1958年に設計し、ルイスポールセンが製造するペンダント照明である。名前は主シェードの直径50cmに由来する。
このページでは、正規品の仕様と価格、2つのサイズと取り付け、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ポール・ヘニングセンの設計思想や経歴について詳しくはポール・ヘニングセン プロフィールページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
以下はルイスポールセン日本公式サイトの製品ページによる(2026年10月時点)。
| 素材 | シェードはアルミニウム、銅、または真鍮。ボトムカバーはフロストガラス。シェードの内面は白のマット仕上げ |
|---|---|
| サイズ | Φ500(直径500×高さ267mm)とΦ300(直径300×高さ163mm)の2種類 |
| 質量 | 日本仕様でΦ500は3.8〜5.3kg、Φ300は2.15〜3.2kg(仕上げによる。同梱の電球は含まない) |
| 光源 | Φ500はE26のLED電球(白熱電球100W相当)、Φ300はE17 |
| 取り付け | 引掛シーリング取付型。全長1,910mm。フランジとコードハンガーが付く。コードの色は白または黒 |
| 色 | Φ500は21色、Φ300は17色(グラデーション、モノクローム、パステル、ホワイト、銅、真鍮の各系統) |
| 使用環境 | 屋内用(IP20) |
| 保証 | 請求書の発行日から5年(電球は対象外) |
| 公式価格(日本) | Φ500は塗装仕上げ170,500円、銅・真鍮214,500円。Φ300は塗装仕上げ123,200円、銅・真鍮166,100円(いずれも税込、2026年10月時点) |
シェードの構成と光源
3枚のシェードが光を反射させ、大部分を下に向ける。ルイスポールセンはこの構成を「100%グレア・フリー」と説明している。光は下方と側面に出て、器具自体も照らす。シェードの内側には小さなリフレクターが入り、色の組み合わせは仕上げごとに決まっている。
ソケットの位置は電球の大きさに合わせて調整できる。電球を替えるときはこの位置も確かめる。
2つのサイズと設置
| 比較項目 | Φ500 | Φ300 |
|---|---|---|
| 直径×高さ | 500×267mm | 300×163mm |
| 口金 | E26 | E17 |
| 色の数 | 21色 | 17色 |
| 価格(塗装仕上げ) | 170,500円 | 123,200円 |
どちらも引掛シーリングに取り付け、全長は1,910mmである。ルイスポールセンジャパンは、一部の製品を除いてコードの短縮・延長の加工を受け付けている。食卓の上に吊る場合は、天井高から天板までの距離を測ってから全長を決める。
引掛シーリングがない場所に付ける場合は、電気工事士による工事が要る。
ライセンスを受けていない製品との違い
PH 5 には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通している。
| 比較項目 | 正規品 | ライセンスを受けていない製品 |
|---|---|---|
| 製造 | ルイスポールセン | 製造元は個々に異なる |
| 素材 | アルミニウム・銅・真鍮のシェード、フロストガラス(公表) | 公表されない場合がある |
| 保証と修理 | 5年保証。修理・コード加工・部品は販売店経由で対応 | 個々に異なる |
光の広がり方はシェードの寸法と角度で決まるため、形が似ていても配光が同じとは限らない。
なお、ルイスポールセンジャパンは、海外で購入した海外仕様の製品については、電圧やソケットの違い、電気用品の安全規制の違いを理由に、修理・加工・保証を受け付けていない。正規品でも並行輸入品を選ぶ場合はこの点に注意が要る。
同じ設計者・同じ製造元の照明との比較
| 比較項目 | PH 5 | PH アーティチョーク | AJ フロアランプ |
|---|---|---|---|
| 設置 | 天井から吊る | 天井から吊る | 床に置く |
| 光源の覆い方 | 3枚のシェード | 多数の羽根 | 斜めに傾いたシェード |
| サイズ | Φ500/Φ300 | Φ480/600/720/840 | 幅275×高さ1,300mm |
| 取り付け | 引掛シーリング取付型 | ボルト取付型(ワイヤーで吊る) | プラグ付きコード(フットスイッチ付き) |
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
塗装したシェードは擦れると塗膜が傷む。無塗装の銅と真鍮は空気に触れて色が変わり、ルイスポールセンは開梱時にすでに変色や斑点があっても不良ではないとしている。素手で触れると指紋の跡が残る。
シェードの内側に埃が溜まると反射する光が落ちる。
日常の手入れ
ルイスポールセンジャパンの案内は次のとおりである。
- 塗装仕上げ
- 中性洗剤に浸した柔らかい布をよく絞って拭き、乾いた布で仕上げる。
- 銅・真鍮
- 柔らかい布で埃や指紋を拭き取る。油分や汚れは無水エタノールで拭き、乾いた柔らかい布で仕上げる。真鍮は触るときに手袋をする。
- 避けるもの
- 濡れた手で触ること、ガソリン・シンナー・ベンジンなどの揮発物、殺虫剤。
- 電球の交換
- 電源を切り、電球が冷めてから交換する。
修理と部品
修理、コードの加工、部品の購入は購入した販売店が窓口になる。販売店が分からない場合はルイスポールセンジャパンのカスタマーサービスが受け付ける。天井フランジなどのスペアパーツは公式オンラインストアでも扱っている。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ルイスポールセンジャパンは公式オンラインストアを運営し、東京と大阪に直営店を置く。全国の正規販売店(オフィシャルパートナーショップ)は公式サイトに一覧がある。
選ぶのはサイズと色で、価格はサイズと「塗装仕上げか銅・真鍮か」で決まる。コードの長さの加工が要るなら、注文時に販売店に伝える。
中古の流通
製造時期によって色や仕様が異なる。海外仕様の個体は口金や電圧が日本と異なり、ルイスポールセンジャパンの修理・加工の対象外になる。確認する箇所は、シェードの傷と変形、内側の汚れ、配線と取り付け部材、フロストガラスの状態である。
購入前チェックリスト
- サイズ(Φ500/Φ300)と口金(E26/E17)
- 引掛シーリングの有無
- 天井高と全長1,910mm、コード加工の要否
- 色(塗装仕上げと銅・真鍮で価格が違う)
- 日本仕様か(海外仕様は国内で修理・加工を受けられない)
- 銅・真鍮は経年で色が変わること
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ルイスポールセン日本公式サイトでは、Φ500が塗装仕上げ170,500円、銅・真鍮214,500円です。Φ300は塗装仕上げ123,200円、銅・真鍮166,100円です(いずれも税込、2026年10月時点)。
- どこで購入できますか?
- ルイスポールセンの公式オンラインストア、東京と大阪の直営店、公式サイトに一覧がある全国の正規販売店で購入できます。
- 眩しくありませんか?
- 3枚のシェードが光を反射させて大部分を下に向ける構成で、ルイスポールセンは「100%グレア・フリー」と説明しています。光は下方と側面に出て、器具自体も照らします。
- 2つのサイズの違いを教えてください。
- Φ500は直径500×高さ267mmで口金はE26、Φ300は直径300×高さ163mmで口金はE17です。色はΦ500が21色、Φ300が17色です(2026年10月時点)。
- 取り付けはどうなりますか?
- 引掛シーリング取付型で、フランジとコードハンガーが付きます。引掛シーリングがない場所では電気工事士による工事が必要です。
- 吊り下げる長さは変えられますか?
- 標準の全長は1,910mmです。ルイスポールセンジャパンは一部の製品を除いてコードの短縮・延長の加工を受け付けており、窓口は購入した販売店です。
- 保証は何年ですか?
- 請求書の発行日から5年です。電球は保証の対象外です。海外で購入した海外仕様の製品は、日本での修理・加工・保証の対象になりません。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 塗装仕上げは中性洗剤に浸してよく絞った柔らかい布で拭き、乾いた布で仕上げてください。銅と真鍮は柔らかい布で拭き、油分は無水エタノールで落とします。シンナーやベンジンなどの揮発物は使わないでください。