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ル・バンボーレは、マリオ・ベリーニが1972年に設計しB&B イタリアが製造するソファである。骨組みを持たず、詰め物が輪郭をつくる。カバーを取り外せる。3つの寸法が展開される。

このページでは、カバーの扱いと分解できる構成、3つの寸法の選択、正規品の識別、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

ル・バンボーレは、アームチェアから三人掛けソファ、ダブルベッドまで幅広いラインナップを擁するコレクションである。以下に現行モデルの基本仕様をまとめる。

正式名称 ル・バンボーレ
製造ブランド B&B イタリア
製造国 イタリア
構造体(現行モデル) 再生したポリエチレン回転成形した部材による。接着剤を用いない
パディング 冷間で成形したポリウレタンのフォームと、熱可塑性のエラストマーによる
下地 再生したポリエステルによる
サイズ(1人掛け) 幅1,190 × 奥行910 × 高さ750mm
サイズ(2人掛け) 幅1,690 × 奥行910 × 高さ750mm
サイズ(3人掛け) 幅2,440 × 奥行1,160 × 高さ750mm
座面高(共通) 約400mm
張地 布または革から選ぶ。複数の種別が展開される
カバー 取り外せる
価格 B&B イタリアは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法と張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
収蔵 MoMA ル・バンボーレ アームチェア(1972年) 収蔵番号 443.1987
サステナビリティ 全ての部材を分解できる構成をとる

正規品とライセンスを受けていない製品の違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。

公表されている仕様

B&B イタリアは、現行の仕様が再生したポリエチレンを回転成形した部材によること、接着剤を用いないこと、詰め物の構成、カバーを取り外せること、全ての部材を分解できることを公表している。

ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。カバーの縫い目と留め具の処理、輪郭の面の張り具合は外から確認できる箇所にあたる。

比較項目 正規品(B&B イタリア) ライセンスを受けていない製品
内部の部材 再生したポリエチレン(公表) 公表なし
接着剤 用いない(公表) 公表なし
カバー 取り外せる(公表) 公表なし
分解 全ての部材が分解できる(公表) 公表なし
メーカー保証 対象 対象外

カバーの扱いと分解できる構成

カバーを取り外せる。汚れた場合や傷んだ場合の対処が、張り替えのみに限られない。洗い方は取扱店に確認する。

現行の仕様では、全ての部材を分解できる構成をとる。接着剤を用いないため、部材ごとに外せる。

分解できることは、搬入と処分の条件にも関わる。搬入経路が限られる場合、取扱店に分解の可否を相談できる。

いっぽうで骨組みを持たない構成のため、詰め物が輪郭をつくる。荷重で潰れると外形の見え方も変わる。

選び分けの目安

汚れる場面が想定される場合
カバーを取り外せる。取り外せない製品とは、手入れの条件が異なる。
搬入経路が限られる場合
部材ごとに分解できる。取扱店に相談する。
外形の見え方を重視する場合
詰め物が輪郭をつくる。荷重で潰れると見え方も変わる。

3つの寸法

1人掛け、2人掛け、3人掛けの3つの寸法がある。高さ750mmは共通する。

仕様 奥行
1人掛け 1,190mm 910mm
2人掛け 1,690mm 910mm
3人掛け 2,440mm 1,160mm

3人掛けのみ奥行が1,160mmと大きい。1人掛けと2人掛けは奥行910mmで共通する。

選び分けの目安

1人で使う場合
1人掛けでも幅1,190mm。一般的な1人掛けの椅子より大きい。
設置場所の奥行が限られる場合
3人掛けのみ奥行1,160mm。1人掛けと2人掛けより250mm大きい。
搬入の条件を確かめる場合
3人掛けは幅2,440mm。分解できる構成のため、取扱店に相談する。

類似商品・競合との比較

骨組みを持たないソファは、カバーの扱いと外形の保ち方で性格が分かれる。

比較項目 ル・バンボーレ ベンド・ソファ レディチェア
カバー 取り外せる 布は全面取り外せる 取り外せない
骨組み 持たない 鋼管と形鋼 鋼と弾力のある帯
分解 全ての部材ができる 公表なし 公表なし
寸法の展開 3種 複数の構成から選ぶ 1人掛けと2人掛け
外形 詰め物がつくる 骨組みに沿う 骨組みに沿う

選び分けの目安

カバーを洗いたい場合
取り外せる。取り外せない製品とは、手入れの条件が異なる。
外形の見え方で選ぶ場合
骨組みを持たず詰め物が輪郭をつくる。骨組みに沿う製品とは形の保たれ方が異なる。
搬入と処分を考える場合
全ての部材を分解できる構成をとる。

使用感と設置条件

座り方

骨組みを持たず、詰め物が輪郭をつくる。身体を預けると詰め物が沈み、輪郭も変わる。

高さ750mmは背もたれの高さにあたる。頭は支えられない構成である。

座面と背もたれの境目に部材がない。身体を預ける位置が固定されない。

設置に要する寸法

1人掛けでも幅1,190×奥行910mm。一般的な1人掛けの椅子より大きい。

3人掛けは幅2,440×奥行1,160mm。奥行のみ1人掛けと2人掛けより250mm大きい。

周囲を通る余裕も含めて確かめる。

張り地の選択

布と革から選ぶ。いずれもカバーを取り外せる。

洗い方と取り外しの手順は取扱店に確認する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

布は日光で色が褪せる。革は使用と日光によって色が濃くなり、乾燥するとひび割れる。

詰め物は荷重で潰れる。輪郭をつくる構成のため、外形の見え方も変わる。

座る位置が偏ると、その箇所だけ先に沈む。位置を変えて使う。

カバーを取り外せるため、汚れた場合の対処は張り替えのみに限られない。

日常の手入れ

布のカバー
掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。洗い方は取扱店に確認する。
革のカバー
乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。
座る位置
偏ると、その箇所の詰め物が先に潰れる。位置を変えて使う。
置き場所
直射日光を避ける。布の色褪せと革の乾燥を早める。

カバーの交換

カバーの交換については取扱店を通じて相談する。取り外せる構成のため、張り替えを要する製品とは条件が異なる。

どこで買うか

取扱店の調べ方

B&B イタリアは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、寸法(3種)、張り地と色である。搬入経路が限られる場合、分解の可否もあわせて相談する。

実物を確認する

詰め物が輪郭をつくる構成のため、身体を預けたときの沈み方は実物で確かめられるとよい。

1人掛けでも幅1,190mmある。設置場所に対してどの程度を占めるかも実測しておく。

中古の流通

1972年以降の個体が流通している。現行の仕様と、初期の仕様では内部の構成が異なる。年式を確かめる。

相場は寸法、張り地、年式、状態で幅があり、一定していない。確認箇所は、詰め物の潰れと外形の変形、カバーの傷みと色の変化、カバーが揃っているかである。

購入前チェックリスト

  • 寸法(1人掛け 幅1,190mm/2人掛け 1,690mm/3人掛け 2,440mm)
  • 設置場所の奥行(3人掛けのみ1,160mm)
  • 搬入経路(分解の可否を取扱店に相談)
  • 張り地(布/革)と色
  • カバーを取り外せること(洗い方は取扱店に確認)
  • 骨組みを持たず詰め物が輪郭をつくること
  • 高さ750mm(頭は支えられない)
  • 中古の場合、年式と詰め物の潰れ

よくある質問

価格はどのくらいですか?
B&B イタリアは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法と張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
B&B イタリアの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
カバーは洗えますか?
取り外せます。汚れた場合や傷んだ場合の対処が張り替えのみに限られません。洗い方と取り外しの手順は取扱店にご確認ください。
収蔵されている美術館はありますか?
ニューヨーク近代美術館が収蔵しています(Le Bambole Armchair、1972年、収蔵番号443.1987)。
座り心地はどうですか?
骨組みを持たず詰め物が輪郭をつくるため、身体を預けると詰め物が沈み輪郭も変わります。座面と背もたれの境目に部材がなく、身体を預ける位置が固定されません。高さ750mmは背もたれの高さにあたり、頭は支えられません。
設置に必要な寸法を教えてください。
1人掛けが幅1,190×奥行910mm、2人掛けが1,690×910mm、3人掛けが2,440×1,160mmです。高さ750mmは共通します。3人掛けのみ奥行が250mm大きくなります。1人掛けでも一般的な1人掛けの椅子より大きくなります。
搬入できますか?
現行の仕様では全ての部材を分解できる構成をとります。接着剤を用いないため部材ごとに外せます。搬入経路が限られる場合、取扱店に分解の可否をご相談ください。
手入れはどうすればよいですか?
布のカバーは掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸います。革のカバーは乾いた布で埃を払い、年に数回クリームで油分を補ってください。座る位置が偏るとその箇所の詰め物が先に潰れるため、位置を変えて使ってください。