B&B Italia(ビーアンドビー・イタリア)
B&B Italia(ビーアンドビー・イタリア)は、先見性のある起業家ピエロ・アンブロージオ・ブスネリによる1966年の設立以来、住宅事業部、コントラクト事業部ともに、世界の家具デザイン界でリーディングカンパニーの地位を築いてまいりました。ミラノ北部ノヴェドラーテに位置する本社は、後に世界的名声を獲得したレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースによる設計で、パリのポンピドゥー・センターに先駆けて1973年に完成したものです。この建築物は、先進的な素材と構造を採用し、機能性と柔軟性を追求した空間となっております。
B&B Italiaは、産業的な生産手法とデザイナーとの協働を軸に、「Made in Italy」の家具を国際市場へと導いてきた企業の一つです。そのコレクションは、変化し続けるライフスタイルの要求に応えるべく、研究開発とデザイナーの創造性の協働から生み出されております。
ブランドヒストリー
創業と発展
1966年、ピエロ・アンブロージオ・ブスネリは、当時イタリアを代表する家具メーカーCassinaのオーナーであったチェーザレ・カッシーナと共同で、C&B Italia(シー・アンド・ビー・イタリア)を設立いたしました。この新会社は、伝統的な職人的手法に対して産業的なアプローチを導入し、高度に自動化された家具工場としていち早く知られるようになりました。
1973年、事業が拡大を続ける中、ブスネリはカッシーナの持分を買い取り、社名をB&B Italiaに改称いたしました。この時期は、イタリアの近代家具デザインにおける黄金時代の幕開けを告げるものでした。1975年には、Maxaltoブランドを創設し、より洗練されたコレクションを展開することとなります。
創業者ピエロ・アンブロージオ・ブスネリ
1926年、イタリア北部ロンバルディア州のブリアンツァ地方に生まれたピエロ・アンブロージオ・ブスネリは、イタリアンデザインを代表する起業家の一人として知られております。
ブスネリの先見性は、ポリウレタンフォームによるパディングという製造プロセスをいち早く家具づくりに導入したことに表れております。この技術革新により、家具の大量生産が可能となり、一体成型のソファという当時としては画期的な製品を実現いたしました。この技術は、1966年発表の「Coronado」など初期の製品にいち早く活かされました。
彼の経営哲学は、デザイン開発から製造、物流に至るまでのあらゆるプロセスに自ら関与するというものでした。国際的なデザイナーとの関係を築き、技術と美意識を融合させることで、B&B Italiaを世界有数のデザイン企業へと育て上げました。2011年、ブスネリ家は再び企業の完全所有権を取得し、現在も家族経営による伝統を継承しております。
受賞歴と評価
B&B Italiaは、1989年に企業として初めてCompasso d'Oro(コンパッソ・ドーロ賞)を受賞いたしました。これは「科学技術研究と製品の機能性・表現性に必要な価値とを統合する一貫した取り組み」に対する評価です。さらに、個別の製品として、マリオ・ベリーニによる「Le Bambole」アームチェア(1979年)、Studio Kairosによる「Sisamo」ワードローブシステム(1984年)、アントニオ・チッテリオによる「Sity」ソファシステム(1987年)が、それぞれCompasso d'Oro賞を受賞しております。
現代のB&B Italia
現在、B&B Italia Groupは、世界54カ国に展開し、約600名の従業員、70以上の単独ブランドストア、そして800を超える正規販売店を擁しております。ミラノ、パリ、ロンドン、ミュンヘン、ニューヨーク、シカゴ、ダラス、ワシントンには、直営フラッグシップストアを展開し、ブランドの世界観を体験できる空間を提供しております。
グループは、B&B Italia、B&B Italia Outdoor、B&B Italia Project、Maxaltoを擁する住宅事業部と、ホスピタリティ、リテール、オフィス、船舶などの分野にターンキーソリューションを提供するコントラクト事業部の2つの部門で構成されております。2021年には、著名デザイナーであるピエロ・リッソーニがアートディレクターに就任し、新たな時代を迎えております。
デザイン哲学とイノベーション
リサーチ&デベロップメントセンター
B&B Italiaの成功の核心は、その高度なリサーチ&デベロップメントセンター(CR&S)にございます。このセンターは、アイデアと卓越性の工房として機能し、世界で最も著名な国際的デザイナーとの絶え間ない思考の交換と協働を可能にしております。技術スタッフは、素材と製造技術に関する豊富な経験と知識を通じて、デザイナーのアイデアと創造的プロセスを洗練させます。
デザイナーには創造面において大きな自由を与えながら、B&B Italiaのスタッフが製造面を支えることで、新しいデザイン製品が生み出されます。また、CR&Sは企業の歴史的アーカイブとしても機能し、生産に至らなかった製品のスケッチやプロトタイプも細心の注意を払って保存され、将来のインスピレーションや特別コレクションとして再利用されております。
持続可能性への取り組み
B&B Italiaにとって、持続可能性の最も明確な証は、製品の耐久性にございます。長い製品ライフサイクルは、天然資源の保全と環境への影響低減をもたらし、製造企業にとって重要な要素となっております。同社は、原材料、包装材、半製品の大部分をイタリア国内の近隣サプライヤーから調達し、「Made in Italy」の品質と環境配慮を両立させております。
近年の取り組みとして、2020年に再版された「Camaleonda」ソファは、リサイクル可能な素材を使用し、環境に配慮した構造を採用しております。また、2022年に改訂された「Le Bambole」シリーズは、構造にリサイクルポリエチレンを使用し、容易に分解・リサイクルが可能な設計となっております。
象徴的なコレクション
Up Series(アップ・シリーズ)- ガエターノ・ペッシェ、1969年
1969年、ガエターノ・ペッシェがC&B Italia(当時の社名)のためにデザインした「Up Series」は、イタリア家具デザインの世界的アイコンとなりました。特に「UP5_6」アームチェアとオットマンの組み合わせは、女性の身体を象徴する曲線的なフォルムと、鎖で繋がれたオットマンによって、女性の抑圧と差別に対する強烈なメタファーを表現しております。
当時としては新しい素材であったポリウレタンフォームを使用し、真空パック状態で平らに梱包され、開封すると自然に形を取り戻すという技術的特性も画期的でした。この作品は、家具デザインにおける社会的メッセージの可能性を示した記念碑的作品として知られております。2000年にB&B Italiaによって再版され、現在も生産が続けられております。
Camaleonda(カマレオンダ)- マリオ・ベリーニ、1970年
1970年にマリオ・ベリーニがデザインした「Camaleonda」は、その名の通りカメレオンのように変化するモジュラーソファシステムです。1970年代のリビングルームがよりカジュアルな空間へと変化していく中で、どのような空間にも適応できる製品として設計されました。ケーブル、フック、リングの革新的なシステムにより、キャピトネ風のカバーを備えた各モジュールを自由に連結できる構造が特徴です。
1972年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された展覧会「Italy: The New Domestic Landscape」でセンセーションを巻き起こし、一躍デザイン界の寵児となりました。ベリーニ自身が「私がデザインしたすべての作品の中で、Camaleondaはおそらく自由の感覚という点で最高のものである」と語ったこの作品は、2020年に環境に配慮した素材で再版され、現在も生産が続けられております。
Le Bambole(レ・バンボレ)- マリオ・ベリーニ、1972年
1972年のミラノ・サローネで発表された「Le Bambole」シリーズは、張り地家具の新しい形態を追求した作品です。すべての部分が大きな柔らかなクッションのように形作られ、荷重を支える構造が外見上存在しないという極めて自然な造形が特徴です。ベリーニは「Le Bamboleは布で覆われているのではなく、布で構築されている」と述べております。
発表時には、ファッション写真家オリヴィエーロ・トスカーニとアンディ・ウォーホルのミューズであったドナ・ジョーダンによる挑発的な広告キャンペーンが物議を醸し、即座に検閲されましたが、それがかえって作品への関心を高めることとなりました。1979年にCompasso d'Oro賞を受賞し、現在も世界中で愛される名作として生産が続けられております。
Coronado(コロナド)- アフラ&トビア・スカルパ、1966年
B&B Italiaの記念すべき最初の家具作品「Coronado」は、1966年にアフラ&トビア・スカルパ夫妻によってデザインされました。鉄製フレームに冷間成型ポリウレタンフォームを組み合わせ、わずか数本のネジで組み立てられる構造により、効率的な生産と輸送を可能にしました。同社の産業的なものづくりへの転換を象徴する作品です。
Charles(チャールズ)- アントニオ・チッテリオ
アントニオ・チッテリオによるモジュラーシーティングシステム。クリーンで建築的なラインと、現代のライフスタイルに応える構成の柔軟性を特徴とし、同社の定番コレクションとして高く評価されています。
Tufty-Time(タフティ・タイム)- パトリシア・ウルキオラ
パトリシア・ウルキオラによるモジュラーソファ。柔らかな形状のモジュールを自由に組み合わせることで、住まいに合わせた多様な構成が可能です。
Tobi-Ishi(トビイシ)- バーバー&オズガビー
エドワード・バーバーとジェイ・オズガビーによる「Tobi-Ishi」テーブルは、日本の飛び石庭園からインスピレーションを得た彫刻的な作品です。大理石の脚部と天板が生み出す視覚的なバランスと重量感が、シンプルでありながら印象的な存在感を放ちます。
Alanda(アランダ)- パオロ・ピヴァ、1982年
パオロ・ピヴァによる「Alanda」コーヒーテーブルは、幾何学的なスチールチューブのベースを特徴とする作品です。構造の視覚的な軽やかさと技術的な精巧さを兼ね備え、産業デザインの名作として現在も人気を博しております。
Papilio(パピリオ)- 深澤直人
深澤直人によるチェアを中心としたコレクション。蝶の羽を思わせる背もたれの優雅な形状が名前の由来となっています。
協働デザイナー
B&B Italiaは、60年近くにわたり、世界で最も権威ある国際的デザイナーとの実り多いパートナーシップを築いてまいりました。これらの創造的コラボレーションは、時代を超えて愛される家具コレクションを生み出し、各デザイナーの独自のビジョンと創造性を反映しております。
マリオ・ベリーニ(Mario Bellini)
1935年ミラノ生まれのマリオ・ベリーニは、20世紀における最も影響力のある建築家であり、デザイナーの一人です。ミラノ工科大学で建築を学び、1960年代初頭に自身の事務所を設立いたしました。オリベッティ社の主席工業デザインコンサルタント(1963-1991年)として、タイプライターやオフィス機器の革新的デザインを手がけ、フジ・フイルムのカメラ、ブリオンベガのテレビ、ヤマハのオーディオ機器など、幅広い分野で活躍しております。
B&B Italiaとのコラボレーションでは、「Camaleonda」「Le Bambole」「Amanta」「Quattro Gatti」など数々の作品を手がけ、張り地素材の新しい使い方によって家具製作の技法を広げました。建築分野では、ルーブル美術館イスラム美術部門、メルボルンのビクトリア国立美術館改修、ミラノ・コンベンションセンターなどを手がけております。8回のCompasso d'Oro賞受賞という輝かしい経歴を持ち、1987年にはニューヨーク近代美術館でベリーニに捧げられた回顧展が開催されました。
ガエターノ・ペッシェ(Gaetano Pesce)
ガエターノ・ペッシェは、形態と機能の関係を問い直し、日常的なオブジェクトを型破りなデザインへと変換してきたデザイナーです。樹脂の花瓶から「UP5_6」に至るまで、その作品にはしばしば社会や時代への批評が込められています。
産業革新の全盛期に活動し、ポリウレタンフォームや樹脂といった実験的な新素材を駆使して、彼の先見的で大胆な作品は現在30以上の美術館に収蔵されております。製品を時代への創造的な応答として捉えるその姿勢により、20世紀で最も実験的なデザイナーの一人と評価されています。
アントニオ・チッテリオ(Antonio Citterio)
アントニオ・チッテリオは、B&B Italiaの美学を形作ってきた最も重要なデザイナーの一人です。彼のタイムレスな作品は、クリーンな建築的ラインと機能性の高度な統合を特徴としております。「Charles」「Sity」(1987年Compasso d'Oro受賞)「Harry」など、数々の象徴的なコレクションを通じて、現代的な洗練とイタリアンデザインの伝統を調和させた独自のデザイン言語を確立しております。また、Maxaltoブランドのコレクション全体を手がけ、B&B Italiaグループにおける重要な役割を担っております。
ピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)
ピエロ・リッソーニは、2021年にB&B Italiaのアートディレクターに就任しました。ミラノ工科大学でデザインの巨匠アキッレ・カスティリオーニとマルコ・ザヌーゾに師事した後、建築とデザインを一つの統合的な分野として捉えるビジョンを発展させました。彼のミニマリストでありながら温かみのあるアプローチは、B&B Italiaの新しい時代を導いております。
パトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola)
スペイン出身のパトリシア・ウルキオラは、有機的なフォルムと革新的な素材の使用で知られる現代デザイン界のリーディングフィギュアです。「Tufty-Time」「Husk」など、B&B Italiaのために創造した作品は、快適性と視覚的な魅力を兼ね備え、現代的なライフスタイルによく調和いたします。建築家でもある彼女の多面的な視点は、空間全体を考慮した家具デザインを可能にしております。
深澤直人(Naoto Fukasawa)
日本を代表するプロダクトデザイナー深澤直人は、「Super Normal」の概念で知られ、日常性の中に潜む美を追求してまいります。B&B Italiaのための「Papilio」コレクションは、東洋の美学とイタリアンデザインの洗練を融合させた作品として高く評価されております。彼のミニマリストのアプローチは、機能性と詩的な美しさを兼ね備えた家具を生み出しております。
エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビー(Edward Barber & Jay Osgerby)
イギリスを拠点とするデザインデュオ、バーバー&オズガビーは、シンプルさと洗練のバランスを追求してまいります。B&B Italiaのための「Tobi-Ishi」テーブルや「Button」コレクションは、彫刻的な美しさと実用性を兼ね備えた作品として国際的な評価を得ております。彼らの作品は、文化的な参照と現代的な製造技術を融合させた独自のアプローチが特徴です。
アフラ&トビア・スカルパ(Afra & Tobia Scarpa)
ヴェネツィアの著名な建築家カルロ・スカルパの息子であるトビア・スカルパと、その妻アフラによるデザインデュオは、B&B Italiaの初期における重要な協力者でした。1966年の「Coronado」は、モジュラー構造とキット配送という概念を確立し、同社の産業的アプローチを方向づけました。彼らの作品は、ヴェネツィアの工芸的伝統と産業的イノベーションの融合を示しております。
ザハ・ハディド(Zaha Hadid)
故ザハ・ハディドは、建築界における伝説的な存在であり、彼女の流動的で未来的なデザインはB&B Italiaのコレクションに独特の次元をもたらしました。彼女の作品は、建築的スケールの思考を家具デザインに持ち込み、彫刻的な美しさと独自の構造を融合させております。
その他の著名デザイナー
上記の巨匠に加え、B&B Italiaは以下のような多数の著名デザイナーとのコラボレーションを実現してまいりました。
- パオロ・ピヴァ(Paolo Piva)- 幾何学的構造の探求者
- モニカ・アルマーニ(Monica Armani)- エレガントなアウトドアコレクション
- ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン(Vincent Van Duysen)- ベルギーのミニマリズム
- エットーレ・ソットサス(Ettore Sottsass)- ポストモダンデザインの巨匠
- ドシ・レヴィアン(Doshi Levien)- 文化的融合の探求
- マイケル・アナスタシアデス(Michael Anastassiades)- 照明とインテリアの詩人
コントラクト事業部の実績
B&B Italiaは、イタリアで最も歴史のあるコントラクト事業部を擁し、約40年にわたり信頼される存在として、ホスピタリティ、コーポレート、マリン、リテールの各セクターにおいて包括的なソリューションを提供してまいりました。企業の卓越した能力とブランドポートフォリオは、住宅から商業空間まで幅広く対応しております。
近年の主要プロジェクトには、ミラノとロンドンのブルガリホテル、アムステルダムのコンセルヴァトリウムホテル、バルセロナのマンダリン・オリエンタルホテルなど、世界最高峰のラグジュアリーホテルが含まれております。これらのプロジェクトは、B&B Italiaの製品が単なる家具を超えて、空間全体の体験を創造する能力を証明しております。
B&B Italia Outdoor
B&B Italia Outdoorは、同社の革新性と美学を屋外空間に拡張したコレクションです。屋内家具と同様の品質基準を維持しながら、耐候性と耐久性を備えた製品を提供しております。
2024年のアウトドアコレクションでは、マリオ・ベリーニによる「Softcage」と「La Bambola Outdoor」、モニカ・アルマーニによる「Flair O'」アームチェア、バーバー&オズガビーによる「Button Tables Outdoor」と「Tobi-Ishi」ダイニングテーブルの新色仕上げなど、国際的に著名なデザイナーによる新製品が発表されました。屋内と屋外のシームレスな融合を実現し、現代的なライフスタイルの進化に応えております。
展開と流通
B&B Italiaは、グローバルな展開において戦略的なアプローチを採用しております。世界54カ国に進出し、約70の単独ブランドストア、800以上の正規販売店、そして以下の都市に直営フラッグシップストアを展開しております。
- ミラノ(Via Durini 14)- B&B Italiaデザインスタジオ
- パリ - 歴史的地区の旧税関舎を改装した3層構造の壮麗な空間
- ロンドン
- ミュンヘン
- モナコ
- ニューヨーク(2店舗:Madison Avenue 135および建築家・デザイナービルディング内)
- シカゴ
- ダラス
- ワシントン
これらのフラッグシップストアは、単なる販売店舗ではなく、B&B Italiaの世界観を体験できる空間として設計されております。
グループ企業とブランド
B&B Italia Groupは、現在Flos B&B Italia Groupの一部として、以下のブランドを擁しております。
- B&B Italia
- グループの旗艦ブランドとして、現代的な家具コレクションを提供
- Maxalto
- 1975年創設。現在はアントニオ・チッテリオが監修する、洗練された木製家具を中心としたコレクション。ミジント工場で生産され、最新の技術設備を備えた専門的な製造体制を持つ
- B&B Italia Outdoor
- 屋外用家具コレクション。屋内家具と同様の品質と美学を屋外空間に展開
- B&B Italia Project
- コントラクト市場向けの専門ライン
- Arclinea
- 高級キッチンブランド。カルドーニョ工場で生産
- Azucena
- クラシカルなイタリアンデザインを継承するブランド
文化的貢献と美術館コレクション
B&B Italiaの製品は、単なる商業的成功を超えて、デザイン史における重要な文化的遺産として認識されております。世界の主要美術館がB&B Italiaの作品を永久コレクションに加えており、その芸術的・歴史的価値が公式に認められております。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)には、マリオ・ベリーニの作品25点以上が収蔵されており、1987年には同館でベリーニに捧げられた回顧展が開催されました。ガエターノ・ペッシェの作品は世界30以上の美術館に収蔵され、「Up Series」は現代デザインの象徴的作品として広く研究されております。同社がこれまでに発表した多数の製品が、世界各地の美術館や公共施設に収蔵・設置されております。
ブランド哲学
B&B Italiaは、優れたデザイナーとの協働、リサーチ&デベロップメント、産業的ノウハウ、そしてMade in Italyの品質を通じて、革新的でタイムレスなデザイン家具を創造することをミッションに掲げております。
同社のライフスタイルは、現代文化と結びついた幅広い製品とプロジェクトから生まれ、国際的な感性で開発されております。現在、海外市場が企業収益の約80%を占め、真のグローバル企業としての地位を確立しております。
B&B Italiaの製品が持つ独自のスタイルは、トレンドを予測し、変化する嗜好に質の高いソリューションで応えてきた姿勢の結果です。創業以来、同社は完全に産業的な使命を発展させ、流行を先取りし、変容に適応し、変化する顧客のニーズと住宅概念の変動に応えるタイムレスなコレクションを創造してまいりました。
基本情報
| ブランド名 | B&B Italia(ビーアンドビー・イタリア) |
|---|---|
| 設立年 | 1966年(C&B Italiaとして創業) 1973年(B&B Italiaに改称) |
| 創業者 | ピエロ・アンブロージオ・ブスネリ(Piero Ambrogio Busnelli) |
| 現アートディレクター | ピエロ・リッソーニ(2021年就任) |
| 本社所在地 | イタリア、ロンバルディア州コモ県ノヴェドラーテ (Strada provinciale 32, n.15, 22060 Novedrate (Co), Italy) |
| ミラノオフィス | Via Durini 14, 20122 Milano, Italy |
| 本社建築 | レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャース設計(1973年完成) パリのポンピドゥー・センターに先駆けた革新的建築 |
| 従業員数 | 約600名 |
| 展開国数 | 54カ国 |
| 店舗数 | 単独ブランドストア約70店舗、正規販売店800店舗以上 直営フラッグシップストア:ミラノ、パリ、ロンドン、ミュンヘン、モナコ、ニューヨーク(2店舗)、シカゴ、ダラス、ワシントン |
| 事業部門 | 住宅事業部(B&B Italia、B&B Italia Outdoor、B&B Italia Project、Maxalto) コントラクト事業部(ホスピタリティ、リテール、オフィス、船舶) |
| グループブランド | B&B Italia、Maxalto、Arclinea、Azucena |
| 親会社 | Flos B&B Italia Group(2018年にDesign Holdingとして発足、2024年に現名称へ改称) |
| 主要受賞歴 | Compasso d'Oro(1979年、1984年、1987年、1989年企業賞) |
| 公式サイト | https://www.bebitalia.com |
| 電話 | +39 031 795111 |
| メール | info@bebitalia.com |