B&B Italia(ビーアンドビー・イタリア)
B&B Italia(ビーアンドビー・イタリア)は、先見性のある起業家ピエロ・アンブロージオ・ブスネリによる1966年の設立以来、住宅事業部、コントラクト事業部ともに、世界の家具デザイン界でリーディングカンパニーの地位を築いてまいりました。ミラノ北部ノヴェドラーテに位置する本社は、後に世界的名声を獲得したレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースによる設計で、パリのポンピドゥー・センターに先駆けて1972年に完成したものです。この建築物は、革新的な産業文化の象徴として、先進的な素材と構造を採用し、機能性と柔軟性を追求した空間となっております。
B&B Italiaの創造する製品は、イタリアンデザインの歴史、感性、技術、そして創造力への挑戦に多大な貢献をもたらしてまいりました。イタリアデザインを世界的に確固たるものとし、「Made in Italy」のブランドを国際市場へと導いたパイオニアとして評価されております。B&B Italiaのコレクションは、現代文化の象徴であり、変化し続けるライフスタイルとその要求に的確に応えるものです。それらは、創造力とイノベーション、そしてその分野における高度な専門知識の統合の結果もたらされるものでございます。
ブランドヒストリー
創業と発展
1966年、ピエロ・アンブロージオ・ブスネリは、当時イタリアを代表する家具メーカーCassinaのオーナーであったチェーザレ・カッシーナと共同で、C&B Italia(シー・アンド・ビー・イタリア)を設立いたしました。この新たな企業は、伝統的な職人的手法に対して革新的な産業的アプローチを導入し、瞬く間に世界で最も高度に自動化された家具工場の一つとして認知されるに至りました。
1973年、事業が拡大を続ける中、ブスネリはカッシーナの持分を買い取り、社名をB&B Italiaに改称いたしました。この時期は、イタリアの近代家具デザインにおける黄金時代の幕開けを告げるものでございました。1975年には、Maxaltoブランドを創設し、より洗練されたコレクションを展開することとなります。
創業者ピエロ・アンブロージオ・ブスネリ
1926年、イタリア北部ロンバルディア州のブリアンツァ地方に生まれたピエロ・アンブロージオ・ブスネリは、「イル・レオーネ(獅子)」の愛称で知られ、イタリアン・デザインにおける最も重要な起業家の一人として歴史に名を刻んでおります。彼と出会った人々は、磁力のような個性、機敏で直感的な思考、そしてイノベーションへの情熱的な執着を持つ人物として記憶しております。
ブスネリの卓越した先見性は、ポリウレタンフォームパディングという革命的な製造プロセスを発明したことに表れております。この技術革新により、家具の大量生産が可能となり、一体成型のソファという当時としては画期的な製品を実現いたしました。1966年に発表されたCoronadoモデルは、わずか6本のネジで組み立てられる構造により、キット形式での配送を可能にした最初の革命的製品でございました。
彼の経営哲学は、デザイン開発から製造、物流に至るまでのあらゆるプロセスに自ら関与するというものでした。最高の国際的デザイン人材との関係を築き、技術革新と美的洗練を融合させることで、B&B Italiaを世界最高峰のデザイン企業へと育て上げました。2011年、ブスネリ家は再び企業の完全所有権を取得し、現在も家族経営による伝統を継承しております。
受賞歴と評価
B&B Italiaは、1989年に企業として初めてCompasso d'Oro(コンパッソ・ドーロ賞)を受賞いたしました。これは「科学技術研究と製品の機能性・表現性に必要な価値とを統合する一貫した取り組み」に対する評価でございます。さらに、個別の製品として、マリオ・ベリーニによる「Le Bambole」アームチェア(1979年)、Studio Kairosによる「Sisamo」ワードローブシステム(1984年)、アントニオ・チッテリオによる「Sity」ソファシステム(1987年)が、それぞれCompasso d'Oro賞を受賞しております。
現代のB&B Italia
現在、B&B Italia Groupは、世界54カ国に展開し、約600名の従業員、70以上の単独ブランドストア、そして800を超える正規販売店を擁しております。ミラノ、パリ、ロンドン、ミュンヘン、ニューヨーク、シカゴ、ダラス、ワシントンには、直営フラッグシップストアを展開し、ブランドの世界観を体験できる空間を提供しております。
グループは、B&B Italia、B&B Italia Outdoor、B&B Italia Project、Maxaltoを擁する住宅事業部と、ホスピタリティ、リテール、オフィス、船舶などの分野にターンキーソリューションを提供するコントラクト事業部の2つの部門で構成されております。2021年には、著名デザイナーであるピエロ・リッソーニがアートディレクターに就任し、新たな時代を迎えております。
デザイン哲学とイノベーション
リサーチ&デベロップメントセンター
B&B Italiaの成功の核心は、その高度なリサーチ&デベロップメントセンター(CR&S)にございます。このセンターは、アイデアと卓越性の工房として機能し、世界で最も著名な国際的デザイナーとの絶え間ない思考の交換と協働を可能にしております。技術スタッフは、素材と製造技術に関する豊富な経験と知識を通じて、デザイナーのアイデアと創造的プロセスを洗練させます。
デザイナーには創造面において最大限の自由を与えながら、B&B Italiaのスタッフが製造面でのサポートを提供することで、強力なシナジーが生み出され、革新的なデザイン製品が誕生いたします。また、CR&Sは企業の歴史的アーカイブとしても機能し、生産に至らなかった製品のスケッチやプロトタイプも細心の注意を払って保存され、将来のインスピレーションや特別コレクションとして再利用されております。
持続可能性への取り組み
B&B Italiaにとって、持続可能性の最も明確な証は、製品の耐久性にございます。長い製品ライフサイクルは、天然資源の保全と環境への影響低減をもたらし、製造企業にとって重要な要素となっております。同社は、原材料、包装材、半製品の大部分をイタリア国内の近隣サプライヤーから調達し、「Made in Italy」の品質と環境配慮を両立させております。
近年の取り組みとして、2020年に再版された「Camaleonda」ソファは、リサイクル可能な素材を使用し、環境に配慮した構造を採用しております。また、2022年に改訂された「Le Bambole」シリーズは、構造にリサイクルポリエチレンを使用し、容易に分解・リサイクルが可能な設計となっております。
象徴的なコレクション
Up Series(アップ・シリーズ)- ガエターノ・ペッシェ、1969年
1969年、ガエターノ・ペッシェがC&B Italia(当時の社名)のためにデザインした「Up Series」は、イタリア家具デザインの世界的アイコンとなりました。特に「UP5_6」アームチェアとオットマンの組み合わせは、女性の身体を象徴する曲線的なフォルムと、鎖で繋がれたオットマンによって、女性の抑圧と差別に対する強烈なメタファーを表現しております。
当時革命的であったポリウレタンフォームを使用し、真空パック状態で平らに梱包され、開封すると自然に形を取り戻すという技術的特性も画期的でございました。この作品は、家具デザインにおける社会的メッセージの可能性を示した記念碑的作品として、30以上の美術館に収蔵されております。2000年にB&B Italiaによって再版され、現在も生産が続けられております。
Camaleonda(カマレオンダ)- マリオ・ベリーニ、1970年
1970年にマリオ・ベリーニがデザインした「Camaleonda」は、その名の通りカメレオンのように変化するモジュラーソファシステムでございます。1970年代のリビングルームがよりカジュアルな空間へと変化していく中で、どのような空間にも適応できる製品として設計されました。ケーブル、フック、リングの革新的なシステムにより、キャピトネ風のカバーを備えた各モジュールを自由に連結できる構造が特徴です。
1972年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された展覧会「Italy: The New Domestic Landscape」でセンセーションを巻き起こし、一躍デザイン界の寵児となりました。ベリーニ自身が「私がデザインしたすべての作品の中で、Camaleondaはおそらく自由の感覚という点で最高のものである」と語ったこの作品は、2020年に環境に配慮した素材で再版され、現代においてもその革新性を保ち続けております。現在、ニューヨーク近代美術館をはじめ、世界の主要美術館に25点以上のベリーニの作品が収蔵されております。
Le Bambole(レ・バンボレ)- マリオ・ベリーニ、1972年
1972年のミラノ・サローネで発表された「Le Bambole」シリーズは、張り地家具の新しい形態を追求した革命的な作品でございます。すべての部分が大きな柔らかなクッションのように形作られ、荷重を支える構造が外見上存在しないという極めて自然な造形が特徴です。ベリーニは「Le Bamboleは布で覆われているのではなく、布で構築されている」と述べております。
発表時には、ファッション写真家オリヴィエーロ・トスカーニとアンディ・ウォーホルのミューズであったドナ・ジョーダンによる挑発的な広告キャンペーンが物議を醸し、即座に検閲されましたが、それがかえって作品への関心を高めることとなりました。1979年にCompasso d'Oro賞を受賞し、現在も世界中で愛される名作として生産が続けられております。
Coronado(コロナド)- アフラ&トビア・スカルパ、1966年
B&B Italiaの記念すべき最初の家具作品「Coronado」は、1966年にアフラ&トビア・スカルパ夫妻によってデザインされました。わずか6本のネジで組み立てられるという革命的な構造により、キット形式での配送を可能にし、家具業界における流通の概念を変革いたしました。このイノベーションは、B&B Italiaの産業的アプローチと技術革新への献身を象徴する作品となっております。
Charles(チャールズ)- アントニオ・チッテリオ
アントニオ・チッテリオによる「Charles」システムは、クリーンで建築的なラインを持つモジュラーシーティングコレクションでございます。形態と機能の完璧な統合を体現し、現代のライフスタイルに応える柔軟性と洗練された美学を提供いたします。B&B Italiaの美学を形作ってきたチッテリオの作品は、タイムレスなデザインの典型として高く評価されております。
Tufty-Time(タフティ・タイム)- パトリシア・ウルキオラ
パトリシア・ウルキオラがデザインした「Tufty-Time」は、モジュラーな快適性を提供する現代的なシーティングシステムでございます。柔らかく招き入れるような形状と、自由な配置の可能性により、個々のライフスタイルに適応する柔軟性を持っております。ウルキオラの独創的なビジョンは、B&B Italiaのコレクションに新たな次元をもたらしております。
Tobi-Ishi(トビイシ)- バーバー&オズガビー
エドワード・バーバーとジェイ・オズガビーによる「Tobi-Ishi」テーブルは、日本の飛び石庭園からインスピレーションを得た彫刻的な作品でございます。大理石の脚部と天板が生み出す視覚的なバランスと重量感は、シンプルでありながら印象的な存在感を放ち、B&B Italiaのグローバルな視点と文化的洗練を象徴しております。
Alanda(アランダ)- パオロ・ピヴァ、1982年
パオロ・ピヴァによる「Alanda」コーヒーテーブルは、幾何学的に複雑なスチールチューブのベースを持つ洗練された作品でございます。構造の視覚的な軽やかさと技術的な精巧さを兼ね備え、産業デザインの傑作として現在も人気を博しております。
Papilio(パピリオ)- 深澤直人
日本人デザイナー深澤直人による「Papilio」コレクションは、有機的なフォルムとミニマリストの感性を融合させた作品でございます。蝶の羽を思わせる優雅な形状は、東洋と西洋の美学の調和を体現し、B&B Italiaの国際的なデザイン言語を豊かにしております。
協働デザイナー
B&B Italiaは、60年近くにわたり、世界で最も権威ある国際的デザイナーとの実り多いパートナーシップを築いてまいりました。これらの創造的コラボレーションは、時代を超越した家具コレクションのポートフォリオを生み出し、各デザイナーの独自のビジョンと創造性を反映しております。
マリオ・ベリーニ(Mario Bellini)
1935年ミラノ生まれのマリオ・ベリーニは、20世紀における最も影響力のある建築家であり、デザイナーの一人でございます。ミラノ工科大学で建築を学び、1960年代初頭に自身の事務所を設立いたしました。オリベッティ社の主席工業デザインコンサルタント(1963-1991年)として、タイプライターやオフィス機器の革新的デザインを手がけ、フジ・フイルムのカメラ、ブリオンベガのテレビ、ヤマハのオーディオ機器など、幅広い分野で活躍しております。
B&B Italiaとのコラボレーションでは、「Camaleonda」「Le Bambole」「Amanta」「Quattro Gatti」など、数々の象徴的な作品を創造し、張り地素材の革新的な使用により家具製作の技法を再定義いたしました。建築分野では、ルーブル美術館のイスラム美術館、メルボルンのビクトリア国立美術館増築、ドバイ・クリーク・コンプレックス、ミラノ・コンベンションセンターなど、大陸を跨ぐ現代建築の名作を手がけております。8回のCompasso d'Oro賞受賞という輝かしい経歴を持ち、1987年にはニューヨーク近代美術館でベリーニに捧げられた回顧展が開催されました。
ガエターノ・ペッシェ(Gaetano Pesce)
形態と機能の関係性を探求することに情熱を傾けるガエターノ・ペッシェは、日常的なオブジェクトを非日常的なものへと変容させます。樹脂が滴り落ちる花瓶から、ダイニングチェアの背もたれに描かれたスマイリーフェイス、そして女性性についての文化的論評を込めたベストセラー作品「UP5_6」に至るまで、ペッシェは型破りなデザインを通じて現代という時代を考察してまいります。
産業革新の全盛期に活動し、ポリウレタンフォームや樹脂といった実験的な新素材を駆使して、彼の先見的で大胆な作品は現在30以上の美術館に収蔵されております。芸術を製品であると同時に、私たちが生きる時代への創造的な応答として捉えるペッシェの情報への飽くなき好奇心と、それをデザインを通じて解釈する姿勢は、彼を前世紀における最も実験的で成功したデザイナーの一人としております。
アントニオ・チッテリオ(Antonio Citterio)
アントニオ・チッテリオは、B&B Italiaの美学を形作ってきた最も重要なデザイナーの一人でございます。彼のタイムレスな作品は、クリーンな建築的ラインと機能性の完璧な統合を特徴としております。「Charles」「Sity」(1987年Compasso d'Oro受賞)「Harry」など、数々の象徴的なコレクションを通じて、現代的な洗練とイタリアンデザインの伝統を調和させた独自のデザイン言語を確立しております。また、Maxaltoブランドのコレクション全体を手がけ、B&B Italiaグループにおける重要な役割を担っております。
ピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)
現代デザイン界における最も影響力のある人物の一人として長く評価されてきたピエロ・リッソーニは、2021年にB&B Italiaのアートディレクターに就任いたしました。ミラノ工科大学でデザインの巨匠アキッレ・カスティリオーニとマルコ・ザヌーゾに師事した後、建築とデザインを一つの統合的な分野として捉えるビジョンを発展させました。彼のミニマリストでありながら温かみのあるアプローチは、B&B Italiaの新しい時代を導いております。
パトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola)
スペイン出身のパトリシア・ウルキオラは、有機的なフォルムと革新的な素材の使用で知られる現代デザイン界のリーディングフィギュアでございます。「Tufty-Time」「Husk」など、B&B Italiaのために創造した作品は、快適性と視覚的な魅力を兼ね備え、現代的なライフスタイルに完璧に調和いたします。建築家でもある彼女の多面的な視点は、空間全体を考慮した家具デザインを可能にしております。
深澤直人(Naoto Fukasawa)
日本を代表するプロダクトデザイナー深澤直人は、「Super Normal」の概念で知られ、日常性の中に潜む美を追求してまいります。B&B Italiaのための「Papilio」コレクションは、東洋の美学とイタリアンデザインの洗練を融合させた作品として高く評価されております。彼のミニマリストのアプローチは、機能性と詩的な美しさを兼ね備えた家具を生み出しております。
エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビー(Edward Barber & Jay Osgerby)
イギリスを拠点とするデザインデュオ、バーバー&オズガビーは、シンプルさと洗練の完璧なバランスを追求してまいります。B&B Italiaのための「Tobi-Ishi」テーブルや「Button」コレクションは、彫刻的な美しさと実用性を兼ね備えた作品として国際的な評価を得ております。彼らの作品は、文化的な参照と現代的な製造技術を融合させた独自のアプローチが特徴でございます。
アフラ&トビア・スカルパ(Afra & Tobia Scarpa)
ヴェネツィアの著名な建築家カルロ・スカルパの息子であるトビア・スカルパと、その妻アフラによるデザインデュオは、B&B Italiaの初期における重要な協力者でございました。1966年の「Coronado」は、同社の革新的なアプローチを象徴する記念碑的作品となり、モジュラー構造とキット配送という概念を確立いたしました。彼らの作品は、ヴェネツィアの工芸的伝統と産業的イノベーションの融合を体現しております。
ザハ・ハディド(Zaha Hadid)
故ザハ・ハディドは、建築界における伝説的な存在であり、彼女の流動的で未来的なデザインはB&B Italiaのコレクションに独特の次元をもたらしました。彼女の作品は、建築的スケールの思考を家具デザインに持ち込み、彫刻的な美しさと革新的な構造を融合させております。
その他の著名デザイナー
上記の巨匠に加え、B&B Italiaは以下のような多数の著名デザイナーとのコラボレーションを実現してまいりました。
- パオロ・ピヴァ(Paolo Piva)- 幾何学的構造の探求者
- マルコ・ザヌーゾ(Marco Zanuso)- イタリアンモダニズムの先駆者
- モニカ・アルマーニ(Monica Armani)- エレガントなアウトドアコレクション
- ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン(Vincent Van Duysen)- ベルギーのミニマリズム
- エットーレ・ソットサス(Ettore Sottsass)- ポストモダンデザインの巨匠
- ドシ・レヴィアン(Doshi Levien)- 文化的融合の探求
- マイケル・アナスタシアデス(Michael Anastassiades)- 照明とインテリアの詩人
コントラクト事業部の実績
B&B Italiaは、イタリアで最も歴史のあるコントラクト事業部を擁し、約40年にわたり信頼される存在として、ホスピタリティ、コーポレート、マリン、リテールの各セクターにおいて包括的なソリューションを提供してまいりました。企業の卓越した能力とブランドポートフォリオは、住宅から商業空間まで幅広く対応しております。
近年の主要プロジェクトには、ミラノとロンドンのブルガリホテル、アムステルダムのコンセルヴァトリウムホテル、バルセロナのマンダリン・オリエンタルホテルなど、世界最高峰のラグジュアリーホテルが含まれております。これらのプロジェクトは、B&B Italiaの製品が単なる家具を超えて、空間全体の体験を創造する能力を証明しております。
B&B Italia Outdoor
B&B Italia Outdoorは、同社の革新性と美学を屋外空間に拡張したコレクションでございます。屋内家具と同様の品質基準と洗練されたデザインを維持しながら、耐候性と耐久性を備えた製品を提供しております。
2024年のアウトドアコレクションでは、マリオ・ベリーニによる「Softcage」と「La Bambola Outdoor」、モニカ・アルマーニによる「Flair O'」アームチェア、バーバー&オズガビーによる「Button Tables Outdoor」と「Tobi-Ishi」ダイニングテーブルの新色仕上げなど、国際的に著名なデザイナーによる新製品が発表されました。屋内と屋外のシームレスな融合を実現し、現代的なライフスタイルの進化に応えております。
展開と流通
B&B Italiaは、グローバルな展開において戦略的なアプローチを採用しております。世界54カ国に進出し、約70の単独ブランドストア、800以上の正規販売店、そして以下の都市に直営フラッグシップストアを展開しております。
- ミラノ(Via Durini 14)- B&B Italiaデザインスタジオ
- パリ - 歴史的地区の旧税関舎を改装した3層構造の壮麗な空間
- ロンドン
- ミュンヘン
- モナコ
- ニューヨーク(2店舗:Madison Avenue 135および建築家・デザイナービルディング内)
- シカゴ
- ダラス
- ワシントン
これらのフラッグシップストアは、単なる販売店舗ではなく、B&B Italiaのブランド世界観を体験できる空間として設計されており、製品を取り巻くコンテキストをデザインし、顧客との直接的なつながりを確立しております。各ショールームは、製品の周りに洗練された雰囲気を演出し、ブランドの純粋で洗練されたエッセンスを感じることができる完璧な場所となっております。
グループ企業とブランド
B&B Italia Groupは、現在Flos B&B Italia Groupの一部として、以下のブランドを擁しております。
- B&B Italia
- グループの旗艦ブランドとして、現代的な家具コレクションを提供
- Maxalto
- 1975年創設。アントニオ・チッテリオのデザインによる、より洗練された木製家具を中心としたコレクション。ミジント工場で生産され、最新の技術設備を備えた専門的な製造体制を持つ
- B&B Italia Outdoor
- 屋外用家具コレクション。屋内家具と同様の品質と美学を屋外空間に展開
- B&B Italia Project
- コントラクト市場向けの専門ライン
- Arclinea
- 高級キッチンブランド。カルドーニョ工場で生産
- Azucena
- クラシカルなイタリアンデザインを継承するブランド
文化的貢献と美術館コレクション
B&B Italiaの製品は、単なる商業的成功を超えて、デザイン史における重要な文化的遺産として認識されております。世界の主要美術館がB&B Italiaの作品を永久コレクションに加えており、その芸術的・歴史的価値が公式に認められております。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)には、マリオ・ベリーニの作品25点以上が収蔵されており、1987年には同館でベリーニに捧げられた回顧展が開催されました。ガエターノ・ペッシェの作品は世界30以上の美術館に収蔵され、「Up Series」は現代デザインの象徴的作品として広く研究されております。B&B Italiaの1200以上の製品の中で、多数がデザイン史における重要なマイルストーンとして、世界中の美術館や名誉ある公共施設に設置され、将来の世代のデザイナーにインスピレーションを与え続けております。
ブランド哲学
B&B Italiaのミッションは、世界で最も革新的で象徴的、かつタイムレスなデザイン家具を創造することにより、最高の創造的頭脳、比類なきリサーチ&デベロップメント、産業的ノウハウ、Made in Italyの品質の力を通じて、世界中の人々にインスピレーションを与えることでございます。
同社のライフスタイルは、現代文化と結びついた幅広い製品とプロジェクトから生まれ、国際的な感性で開発されております。現在、海外市場が企業収益の約80%を占め、真のグローバル企業としての地位を確立しております。
B&B Italiaの製品が持つ独自で unmistakable なスタイルは、トレンドを予測し、変化する嗜好に質の高いソリューションで応える才能の結果でございます。創業以来、同社は完全に産業的な使命を発展させ、流行を先取りし、変容に適応し、変化する顧客のニーズと住宅概念の変動に応えるタイムレスなコレクションを創造してまいりました。
趣味、品質、技術、創造性——これらすべての要素が、高品質で現代的、そして強い個性を持つ優れた製品に生命を与えております。そして何よりも、製品の卓越した耐久性が持続可能な発展の明確な証となっており、長い製品ライフサイクルが天然資源の保全と環境への影響低減をもたらしております。
基本情報
| ブランド名 | B&B Italia(ビーアンドビー・イタリア) |
|---|---|
| 設立年 | 1966年(C&B Italiaとして創業) 1973年(B&B Italiaに改称) |
| 創業者 | ピエロ・アンブロージオ・ブスネリ(Piero Ambrogio Busnelli) |
| 現アートディレクター | ピエロ・リッソーニ(2021年就任) |
| 本社所在地 | イタリア、ロンバルディア州コモ県ノヴェドラーテ (Strada provinciale 32, n.15, 22060 Novedrate (Co), Italy) |
| ミラノオフィス | Via Durini 14, 20122 Milano, Italy |
| 本社建築 | レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャース設計(1972年完成) パリのポンピドゥー・センターに先駆けた革新的建築 |
| 従業員数 | 約600名 |
| 展開国数 | 54カ国 |
| 店舗数 | 単独ブランドストア約70店舗、正規販売店800店舗以上 直営フラッグシップストア:ミラノ、パリ、ロンドン、ミュンヘン、モナコ、ニューヨーク(2店舗)、シカゴ、ダラス、ワシントン |
| 事業部門 | 住宅事業部(B&B Italia、B&B Italia Outdoor、B&B Italia Project、Maxalto) コントラクト事業部(ホスピタリティ、リテール、オフィス、船舶) |
| グループブランド | B&B Italia、Maxalto、Arclinea、Azucena |
| 親会社 | Flos B&B Italia Group(2021年より) |
| 主要受賞歴 | Compasso d'Oro(1979年、1984年、1987年、1989年企業賞) |
| 公式サイト | https://www.bebitalia.com |
| 電話 | +39 031 795111 |
| メール | info@bebitalia.com |