このページについて
イームズ ソファ コンパクトは、チャールズ・イームズとレイ・イームズが1954年に設計した長椅子である。ハーマンミラーが製造する。幅1,840mm。現行品は組み立て後に固定される。
このページでは、背もたれの仕様の変更、寸法と設置、張地と手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
チャールズ・イームズの設計思想や経歴について詳しくはチャールズ・イームズ プロフィールページをご覧ください。
レイ・イームズの設計思想や経歴について詳しくはレイ・イームズ プロフィールページをご覧ください。
イームズ ソファ コンパクトのデザインストーリーについて詳しくはイームズ ソファ コンパクト紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ハーマンミラー社が製造する正規品イームズ ソファ コンパクトの詳細な仕様を以下にまとめる。1954年の発売以来、チャールズ&レイ・イームズのオリジナル設計に基づき、熟練の製造工程を経て生産されている。
| 正式名称 | イームズ ソファ コンパクト |
|---|---|
| 製造ブランド | ハーマンミラー |
| フレーム | 黒く塗装した鋼の枠 |
| 脚 | めっきした鋼の円筒形の脚が4本 |
| 座面の支持 | ゴムの帯と鋼の線材によるばねで支える |
| 座布団 | ウレタンのフォーム。座面に1枚、背もたれに2枚 |
| 座布団の仕上げ | 縁に紐を通して縫う仕上げによる |
| 張地 | 布から選ぶ。選べる範囲は取扱店に確認する |
| サイズ | 幅1,840 × 奥行760 × 高さ890mm。座面の高さ約410mm、座面の奥行約460mm |
| 重量 | 約90kg |
| 座る人数 | 3人が座る寸法にあたる |
| 収蔵 | MoMA ソファ(1954年) 収蔵番号 193.1973 |
| 価格 | ハーマンミラーは公式サイトで価格を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。張地で価格が変わる |
| 背もたれの仕様 | 現行品は組み立て後に固定される。初期の型は背もたれを折りたためた |
背もたれの仕様の変更
初期の型は背もたれを折りたためた。現行品は組み立て後に固定される。
そのため、現行品では背もたれを倒して搬入することはできない。
組み立ての際も、一度組むと分解できない構成による。手順は取扱店に確認する。
中古では初期の型が流通する場合がある。仕様が異なるため年式を確かめる。
選び分けの目安
- 搬入を考える場合
- 現行品は背もたれを倒せない。経路を確かめる。
- 組み立てを考える場合
- 一度組むと分解できない。手順を取扱店に確認する。
- 中古を検討する場合
- 初期の型は仕様が異なる。年式を確かめる。
寸法と設置
幅1,840 × 奥行760 × 高さ890mm。座面の高さは約410mm、座面の奥行は約460mm。
奥行760mmは長椅子としては小さい部類にあたる。座面の奥行も460mm。
3人が座る寸法にあたるが、深く座る構成ではない。
重量は約90kg。搬入経路と重量をあわせて想定する。
選び分けの目安
- 置き場所を決める場合
- 幅1,840 × 奥行760mm。奥行が小さい部類にあたる。
- 座る深さを考える場合
- 座面の奥行460mm。深く座る構成ではない。
- 搬入を考える場合
- 約90kg。背もたれを倒せないため経路を確かめる。
張地と手入れ
張地は布から選ぶ。選べる範囲は取扱店によって異なる。
座布団は縁に紐を通して縫う仕上げによる。縁が立つ形状になる。
縁の箇所は擦れやすい。摩耗が生じる場合がある。
座面はゴムの帯と鋼の線材によるばねで支える。経年で弾力が変わる場合がある。
選び分けの目安
- 見え方で選ぶ場合
- 座布団の縁が立つ形状にあたる。張地との対比が生じる。
- 手入れの手間を考える場合
- 縁の箇所は擦れやすい。摩耗を確かめる。
- 長く使う前提の場合
- 座面の支持は経年で弾力が変わる。状態を確かめる。
同じ設計者・同種の長椅子との比較
長椅子は奥行と枠の構成で性格が分かれる。
| 比較項目 | ソファ コンパクト | フローレンス・ノル ソファ | イームズ ラウンジチェア 670 |
|---|---|---|---|
| 用途 | 長椅子(3人) | 長椅子(1〜3人) | 椅子 |
| 奥行 | 760mm | 820/890mm | 椅子の仕様による |
| 座面の高さ | 約410mm | 445/460mm | 該当しない |
| 枠 | 鋼(外から見える) | 鋼管(外部) | 成形した合板 |
| 脚 | めっきした鋼(4本) | 鋼管 | 鋳造したアルミニウム |
選び分けの目安
- 置き場所を確かめる場合
- 奥行760mm。他の長椅子より小さい。
- 座る深さを考える場合
- 座面の奥行460mm。深く座る構成ではない。
- 同じ設計者で揃える場合
- 椅子も展開される。金属の脚に共通する要素がある。
使用感と設置条件
枠の見え方
黒く塗装した鋼の枠が外から見える。座布団を載せる構成による。
背もたれの座布団は2枚に分かれる。座面は1枚にあたる。
座り心地
ゴムの帯と線材のばねで支える。座布団はフォームによる。
座面の奥行460mmは浅い部類にあたる。姿勢を保ちやすい。
床との関係
脚はめっきした鋼による。床に接する箇所も金属にあたる。
床材によっては傷が付く。保護材の要否を確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
布の張地は日光で色褪せる。摩擦で毛羽立つ場合がある。
座布団の縁の箇所は擦れやすい。摩耗が生じる。
ゴムの帯は経年で伸びる。座った際の沈み方が変わる。
めっきの脚は湿気の多い環境で曇る。塗装の枠は擦れると下地が現れる。
日常の手入れ
- 張地
- 埃を払う。生地によって手入れの方法が異なる。取扱店に確認する。
- 座布団の縁
- 擦れやすい箇所にあたる。摩耗を確かめる。
- 枠と脚
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
- 座面の支持
- 沈み方の変化を確かめる。ゴムの帯は経年で伸びる。
修理と部品
張地の交換とゴムの帯の補修については、取扱店を通じて相談する。
分解できない構成のため、作業の内容も確かめる。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ハーマンミラーは公式サイトで価格を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
張地から選ぶ。取り扱われる範囲は取扱店によって異なる。納期も確かめる。
実物を確認する
座面の奥行460mmでの座り心地は、実際に座って確かめられるとよい。
枠が外から見える構成も現物で分かる。
中古の流通
初期の型は背もたれを折りたためた。仕様が異なるため年式を確かめる。
確認箇所は、張地の状態と縁の摩耗、ゴムの帯の伸び、枠と脚の仕上げ、製造元の表示である。
購入前チェックリスト
- 現行品は組み立て後に固定されること
- 搬入経路(背もたれを倒せない。約90kg)
- 置き場所(幅1,840 × 奥行760mm)
- 座面の奥行460mm(深く座る構成ではない)
- 張地の選択(選べる範囲を取扱店に確認する)
- 座布団の縁が擦れやすいこと
- 金属の脚が床に接すること
- 中古の場合、初期の型かどうか
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ハーマンミラーは公式サイトで価格を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。張地で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- ハーマンミラーの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- 背もたれは折りたためますか?
- 現行品は組み立て後に固定されるため折りたためません。初期の型は折りたためましたが、現行品では背もたれを倒して搬入することはできません。
- 組み立てできますか?
- 一度組むと分解できない構成です。手順は取扱店にご確認ください。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 幅1,840×奥行760×高さ890mm、座面の高さは約410mmです。重量は約90kgで、背もたれを倒せないため搬入経路をお確かめください。
- 座り心地はどうですか?
- ゴムの帯と鋼の線材によるばねで支え、座布団はフォームによります。座面の奥行は約460mmで浅い部類にあたり、深く座る構成ではありません。
- 収蔵されている美術館はありますか?
- ニューヨーク近代美術館が収蔵しています(ソファ、1954年、収蔵番号193.1973)。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 張地は埃を払い、生地によって手入れの方法が異なるため取扱店にご確認ください。座布団の縁は紐を通して縫う仕上げのため擦れやすく、摩耗をお確かめください。ゴムの帯は経年で伸びるため沈み方の変化もご確認ください。