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クロノタイムは、ピオ・マンヅーが1966年に設計しアレッシィが製造する卓上時計である。2つの筒が互いに回り、文字盤のリングも別に回る。この3つの可動部により、置いたときの姿勢と文字盤の向きを変えられる。

このページでは、正規品の仕様、可動部の使い方、同種の卓上時計との比較、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

現行品は第2版にあたる。2つの筒と文字盤のリングの計3つがそれぞれ回り、外形と文字盤の向きを別々に決められる。

正式名称 Cronotime(クロノタイム)
品番 01 B(ブラック)/ 01 O(オレンジ)
Alessi復刻 1988年に再生産され、現行は第2版にあたる
製造国 中国(設計・開発・品質管理はイタリア)
素材 ABS樹脂
ムーブメント クォーツ式
電源 LR44ボタン電池(付属)
サイズ 直径70mm × 高さ85mm(メーカー公表値)
構造 2つの筒と文字盤のリングの計3つが、それぞれ回る
文字盤 3時・6時・9時・12時の位置に目盛りを置く
カラーバリエーション ブラック(01 B)、オレンジ(01 O)
収蔵 MoMA クロノタイム クロック(1968年) 収蔵番号 1125.1969.1-2
参考価格帯(税込目安) メーカー公式(米国サイト)で165米ドル(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる

黒と、明るい色の展開がある。色が付くのは筒と文字盤のリングで、樹脂そのものの色による。塗装ではないため剥がれは生じない。

時期によって扱われる色が変わるため、購入時に確認する。

類似商品・競合との比較

卓上時計は、時刻の示し方と、置いたときの姿勢を変えられるかで分かれる。

比較項目 クロノタイム チフラ3 キッチンクロック・ウィズ・タイマー
時刻の示し方 針と目盛り フラップが翻って数字が現れる 針と数字
姿勢の変更 2つの筒が回り、形が変わる できない できない(壁掛け)
文字盤の向き リングを回して変えられる 固定 固定
設置 卓上 卓上 壁掛け
クオーツのため小さい 毎分フラップの音が出る クオーツのため小さい
寸法 直径70×高さ85mm 卓上に置く寸法 幅180×高さ252mm

選び分けの目安

見る角度が定まらない場所に置く場合
クロノタイムは文字盤のリングを回して向きを変えられる。机に対して斜めに置いても、文字盤だけを正面に向けられる。
静かな場所に置く場合
クオーツのため動作音が小さい。フラップ式の時計は毎分の切り替わりが聞こえる。
置き場所が限られる場合
直径70×高さ85mmと小さく、机の隅や棚に収まる。

使用感と設置条件

3つの可動部

2つの筒が互いに回る。ずらす位置によって、まっすぐ立った形から傾いた形まで、外形そのものが変わる。片方を台として、もう片方を持ち上げる姿勢もとれる。

文字盤の外周にもリングがあり、これを回すと文字盤の向きだけを変えられる。本体の姿勢と文字盤の向きを別々に決められるため、机に対して斜めに置いても文字盤を正面に向けられる。

可動部はいずれも工具を要さず手で回せる。使いながら形を変えることを前提とした構成である。

文字盤の読み取り

3時・6時・9時・12時の位置にのみ目盛りを置く。数字を全周に並べる時計より情報が少ないが、目盛りが大きいため離れた位置からも判別しやすい。

設置に要する寸法

直径70×高さ85mm。筒をずらした状態では、まっすぐ立てたときより幅をとる。机の隅に置く場合、ずらす方向に余裕があるかを確かめる。

経年変化とメンテナンス

素材に起きること

ABS樹脂は紫外線で劣化し、色が変わる。黒は艶が落ち、明るい色は変色する。直射日光の当たる位置では進みが早い。

可動部は繰り返しの回転で摩耗する。緩んで自重で動くようになった場合、補修はできない。頻繁に形を変える使い方では、この点が寿命に関わる。

表面は光沢のある仕上げで、細かい傷が付くと目立つ。

日常の手入れ

ふだん
乾いた柔らかい布で拭く。汚れは薄めた中性洗剤を含ませた布で拭く。
避けるもの
研磨剤、アルコール、有機溶剤はABS樹脂の表面を傷める。
可動部
回転が渋くなった場合、隙間の埃を取り除く。自分で注油しない。
電池
時刻が遅れる、あるいは止まる場合は交換する。液漏れは内部を損なうため、長期間使わないときは抜いておく。

どこで買うか

取扱店の調べ方

アレッシィは公式サイトで取扱店の一覧を公開している。米国サイトでは165米ドルで販売されている(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。

アレッシィは全製品の設計・開発・品質管理をイタリアで行い、一部の品目は各地の協力先で製造すると公表している。本製品の製造国は中国である。

正規輸入品と並行輸入

日本国内では正規輸入品と並行輸入品の両方が流通している。正規輸入品には国内の輸入代理店による保証が付く。並行輸入品はこの保証の対象外となる場合があり、購入前に販売元を確認しておく必要がある。

色の選択

黒と、明るい色の展開がある。時期によって扱われる色が変わるため、購入時に確認する。

中古の流通

1988年以降の再生産品が流通している。1966年当時のものは別の会社が製造しており、現行品とは仕様が異なる。相場は年式と状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、可動部が保持するか(自重で動かないか)、樹脂の変色と艶の落ち、表面の傷、時計が動くかである。

購入前チェックリスト

  • 色の選択(時期により展開が変わる)
  • 設置場所の寸法(直径70×高さ85mm。筒をずらすと幅をとる)
  • 正規輸入品か並行輸入品かの確認(保証の適用範囲が異なる)
  • 可動部は補修できないこと(頻繁に形を変える使い方では寿命に関わる)
  • 目盛りが4箇所のみであること
  • 直射日光を避けられる位置か
  • 中古の場合、可動部が保持するか

よくある質問

正規品の価格はどのくらいですか?
メーカー公式の米国サイトでは165米ドルです(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。並行輸入品は安い場合がありますが、保証の適用範囲が異なることがあります。
どこで購入できますか?
アレッシィの公式サイトで取扱店の一覧が公開されています。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
製造国はどこですか?
中国です。アレッシィは全製品の設計・開発・品質管理をイタリアで行い、一部の品目は各地の協力先で製造すると公表しています。
どのように形を変えるのですか?
2つの筒が互いに回り、ずらす位置によってまっすぐ立った形から傾いた形まで外形そのものが変わります。文字盤の外周にもリングがあり、これを回すと文字盤の向きだけを変えられます。本体の姿勢と文字盤の向きを別々に決められるため、机に対して斜めに置いても文字盤を正面に向けられます。いずれも工具を要さず手で回せます。
目盛りが4箇所だけで読めますか?
3時・6時・9時・12時の位置にのみ目盛りを置きます。数字を全周に並べる時計より情報は少なくなりますが、目盛りが大きいため離れた位置からも判別しやすくなっています。
設置に必要な寸法を教えてください。
直径70×高さ85mmです。ただし筒をずらした状態ではまっすぐ立てたときより幅をとるため、机の隅に置く場合はずらす方向に余裕があるかをお確かめください。
可動部が緩んできた場合はどうすればよいですか?
可動部は繰り返しの回転で摩耗し、緩んで自重で動くようになった場合の補修はできません。頻繁に形を変える使い方では、この点が寿命に関わります。回転が渋くなった場合は隙間の埃を取り除いてください。自分で注油はしないでください。
手入れはどうすればよいですか?
乾いた柔らかい布で拭きます。汚れは薄めた中性洗剤を含ませた布で拭いてください。研磨剤、アルコール、有機溶剤はABS樹脂の表面を傷めます。直射日光の当たる位置では色の変化が早く進みます。