このページについて
CH24 は、ハンス・J・ウェグナーが1949年に発表した椅子である。カール・ハンセン&サンが製造する。座面は紙紐を手で編む。背もたれの支柱がY字を描く。
このページでは、紙紐の座面と手入れ、樹種と仕上げの選択、寸法と設置、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ハンス・J・ウェグナーの設計思想や経歴について詳しくはハンス・J・ウェグナー プロフィールページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
CH24 はカール・ハンセン&サンが製造する。14の木の部品と紙紐で構成される。以下に仕様を記す。
| 正式名称 | CH24 ウィッシュボーンチェア |
|---|---|
| 製造ブランド | カール・ハンセン&サン |
| 枠 | 無垢材による。6つの樹種から選ぶ |
| 座面 | 紙紐を手で編む。2色から選ぶ |
| 仕上げ | 複数の仕上げから選ぶ。樹種によって選べる組み合わせが異なる |
| サイズ | 幅550 × 奥行510 × 高さ760mm。座面の高さ450mm。座面の高さが約430mmの型もある |
| 重量 | 約4kg |
| 構造 | 14の木の部品を組む。金具を用いない。蒸気で曲げた笠木と肘掛けが一体になり、Y字の支柱が背もたれを支える |
| 納期 | 在庫と受注生産で分かれる。納期は取扱店に確認する |
| 収蔵 | 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない |
| 価格 | カール・ハンセン&サンは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。樹種と仕上げで価格が変わる |
| 色 | 樹種、仕上げ、紙紐の色の組み合わせから選ぶ。取り扱いは取扱店に確認する |
| スタッキング | 不可(軽量のため持ち運びは容易) |
| 知的財産保護 | 日本国内で立体商標登録済(2011年)。正規のリプロダクト品は存在しない |
紙紐の座面と手入れ
座面は紙紐を手で編む。詰め物を持たない。
紙を撚った素材にあたる。水分に弱く、濡れると傷む。
そのため、こぼした場合はすぐに拭き取る。湿らせる手入れは行わない。
消耗する部材にあたる。傷んだ場合は編み直しになる。
選び分けの目安
- 手入れの手間を考える場合
- 水分に弱い。湿らせる手入れは行わない。
- 置き場所を考える場合
- 湿気の多い環境を避ける。紙を撚った素材にあたる。
- 長く使う前提の場合
- 消耗する部材にあたる。編み直しの対応を確かめる。
樹種と仕上げの選択
枠は6つの樹種から選ぶ。いずれも無垢材による。
仕上げも複数から選ぶ。樹種によって選べる組み合わせが異なる。
塗膜をつくらない仕上げでは定期的な手入れを要する。
紙紐は2色から選ぶ。樹種との組み合わせで印象が変わる。
選び分けの目安
- 見え方で選ぶ場合
- 樹種、仕上げ、紙紐の色の組み合わせによる。
- 手入れの手間を考える場合
- 仕上げによって条件が変わる。塗膜をつくらない仕上げもある。
- 複数を揃える場合
- 木目は個体ごとに異なる。まとめて注文する。
寸法と設置
幅550 × 奥行510 × 高さ760mm。座面の高さは450mm。
座面の高さが約430mmの型もある。机との関係を確かめる。
笠木と肘掛けが一体になる。机の下に収める場合、高さを確かめる。
重量は約4kg。片手で持ち上げられる範囲にあたる。
選び分けの目安
- 机と組み合わせる場合
- 座面の高さ450mm。約430mmの型もある。
- 置き場所を決める場合
- 幅550 × 奥行510mm。小さい部類にあたる。
- 動かす頻度を考える場合
- 約4kg。片手で持ち上げられる。
同じ設計者・同種の椅子との比較
椅子は座面の素材と手入れの条件で性格が分かれる。
| 比較項目 | CH24 | ピーコックチェア | PP501 ザ・チェア |
|---|---|---|---|
| 座面 | 紙紐を編む | 紙紐を編む | 籐を編む |
| 座面の手入れ | 水分に弱い(湿らせない) | 水分に弱い(湿らせない) | 定期的に湿らせる |
| 接合 | 木で組む(金具を用いない) | 木で組む | 木で組む |
| 座面の高さ | 450mm(430mmの型もある) | 360mm | 440mm |
| 重量 | 約4kg | 取扱店に確認する | 取扱店に確認する |
選び分けの目安
- 手入れの手間を考える場合
- 紙紐は水分を避ける。籐とは条件が逆にあたる。
- 机と組み合わせる場合
- 座面の高さ450mm。寛ぐ椅子とは用途が異なる。
- 動かす頻度を考える場合
- 約4kg。片手で持ち上げられる。
使用感と設置条件
座り心地
紙紐の座面による。詰め物を持たない。
座布団を用いることもできる。取扱店に相談する。
背もたれと肘掛け
蒸気で曲げた笠木と肘掛けが一体になる。Y字の支柱が支える。
接合は木で組む。金具を用いない。
床との関係
木の脚が床に接する。無垢材による。
床材によっては擦れる。動かす際に確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
紙紐は水分に弱い。濡れると傷み、色も変わる。
紙紐は使用によって伸びる。座面が沈む場合がある。
無垢材は日光で色が変わる。湿度の変化で伸縮する。
接合の箇所は荷重がかかる。緩みが生じる場合がある。
日常の手入れ
- 紙紐の座面
- 柔らかい刷毛で埃を払う。水分を避け、こぼした場合はすぐに拭き取る。
- 木部
- 乾いた布で拭く。仕上げに応じた手入れを取扱店に確認する。
- 接合の箇所
- 緩みを定期的に確かめる。木で組む構成にあたる。
- 置き場所
- 直射日光、暖房の風、湿気の多い環境を避ける。
修理と部品
紙紐の編み直しについては、取扱店を通じて相談する。消耗する部材にあたる。
木部の補修と仕上げの塗り直しもあわせて確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
カール・ハンセン&サンは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
樹種、仕上げ、紙紐の色を決めてから注文する。在庫と受注生産で納期が分かれる。
実物を確認する
紙紐の座面の感触は、実際に座って確かめられるとよい。
樹種と仕上げの組み合わせも現物で分かる。
中古の流通
長い生産の歴史があり、製造の時期によって仕上げが異なる。年式を確かめる。
確認箇所は、紙紐の伸びと傷み、木部の色の変化と割れ、接合の箇所の緩み、脚の擦れである。
購入前チェックリスト
- 紙紐の座面が水分に弱いこと(湿らせない)
- 紙紐が消耗する部材であること(編み直しの対応)
- 樹種と仕上げの組み合わせ(樹種によって異なる)
- 座面の高さ450mm(約430mmの型もある)
- 置き場所(幅550 × 奥行510mm)
- 詰め物を持たないこと
- 接合の箇所の定期的な確認
- 在庫と受注生産で納期が分かれること
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- カール・ハンセン&サンは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。樹種と仕上げで価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- カール・ハンセン&サンの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。在庫と受注生産で納期が分かれます。
- 座面の手入れを教えてください。
- 紙紐は紙を撚った素材のため水分に弱く、濡れると傷みます。こぼした場合はすぐに拭き取り、湿らせる手入れは行わないでください。柔らかい刷毛で埃を払ってください。
- 紙紐が傷んだらどうなりますか?
- 消耗する部材のため編み直しになります。対応を取扱店にご確認ください。
- 樹種は選べますか?
- 6つの樹種から選べ、いずれも無垢材です。仕上げも複数から選べ、樹種によって選べる組み合わせが異なります。紙紐は2色から選べます。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 幅550×奥行510×高さ760mm、座面の高さは450mmです。座面の高さが約430mmの型もあるため机との関係をお確かめください。
- どのような構造ですか?
- 14の木の部品を組み金具を用いません。蒸気で曲げた笠木と肘掛けが一体になり、Y字の支柱が背もたれを支えます。
- 座り心地はどうですか?
- 紙紐の座面で詰め物を持ちません。座布団を用いることもできるため取扱店にご相談ください。