ベオラブ 8 購入ガイド

Bang & Olufsen(バング&オルフセン)のBeolab 8は、2023年10月30日に世界発売されて以降、同社のハイエンドワイヤレススピーカーラインにおける中核モデルとして生産が継続されている。同年9月のCEDIA Expo 2023にて世界初公開され、「Beolabシリーズ最小の筐体に、Beolabの音響哲学を凝縮する」というBang & Olufsenデザインチームの設計意図のもと、球体と円柱を融合させた一体成型アルミニウム筐体と、先進の3ウェイ300W Class Dアンプシステムを両立させた意欲作である。

本ページでは、Beolab 8正規品の詳細スペック、類似価格帯の競合モデルとの比較、音質と暮らしへの取り入れ方、経年変化とメンテナンス、国内正規販売店と購入時のチェックポイントに至るまで、購入判断に必要な情報を網羅的にまとめている。多用途性・アップグレーダビリティ・循環型設計という3つの軸で長期的な投資価値を検討されたい方にとって、一助となる内容を目指している。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

Beolab 8はBang & Olufsenデザインチームによる設計で、デンマーク・ストルーアのFactory 5で製造される正規品である。以下に主要スペックを整理する。

正式名称(日本語) ベオラブ 8
正式名称(英語) BeoLab 8
デザイン Bang & Olufsen Design Team
ブランド Bang & Olufsen(バング&オルフセン)
製造国 デンマーク(ストルーア、Factory 5)
発表・発売年 2023年9月発表(CEDIA Expo 2023)、2023年10月30日発売開始
カテゴリ アクティブワイヤレススピーカー / デザイン家電
スピーカー構成(1台あたり) 3ウェイ:0.6インチ(16mm)ツイーター、3インチ(76mm)ミッドレンジ、5.25インチ(136mm)ウーファー
アンプ出力(1台あたり) 合計300W Class D(ツイーター50W、ミッドレンジ50W、ウーファー200W)
最大音圧レベル 104 dB SPL @1m(ペア使用時)
低域能力 90 dB SPL @1m(ペア使用時)
推奨室内面積 10〜60 m²
主要素材 アルミニウム(筐体)、オーク無垢材またはファブリック(フロントカバー)、ガラス(タッチインターフェース)、ポリマー
カラーバリエーション ナチュラルアルミニウム、ゴールドトーン、ブラックアントラサイト(その他ブラストーン、ブロンズトーンの展開あり)
フロントカバーの選択肢 グレイメランジファブリック、オーク、ライトオーク、ダークオーク、スモークドオーク
サイズ(1台あたり) テーブルスタンド時:W 18.9 × H 29 × D 16.5 cm
フロアスタンド時:W 30 × H 114 × D 30 cm
ウォールブラケット時:W 21.5 × H 27.9 × D 16.5 cm
重量(1台あたり) 4.1 kg(スタンド・ブラケット除く)
ワイヤレス接続 Wi-Fi 6(デュアルバンド 2.4/5 GHz)、Bluetooth 5.3(AAC/SBC)、Apple AirPlay 2、Chromecast built-in、Ultra-Wideband
ストリーミング対応 Spotify Connect、TIDAL Connect、Deezer、B&O Radio、QPlay 2.0
有線接続(1台あたり) Ethernet ×2、Powerlink(RJ45)×1、USB-C(ライン入力)×1
音響機能 Active Room Compensation(環境マッピング)、Beam Width Control(ビーム幅制御)、Adaptive Bass Linearization、Fluid Sweet Spot、Thermal Protection、カスタマイズEQ
プラットフォーム Bang & Olufsen Mozart(モジュラー交換可能)
マルチルーム対応 Beolink Multiroom / Wireless Powerlink(最大24bit/96kHz)
DAC性能 24bit/192kHz対応
設置オプション テーブルスタンド、フロアスタンド、ウォールブラケット、シーリングマウント(計4種)
付属品 電源ケーブル、クイックスタートガイド、ウィッシュボーン(スタンド接続用工具)、バックカバー(L+R)
リモコン・操作 天面ガラス製タッチインターフェース、Bang & Olufsen App(iOS/Android)対応、Beoremote One BT・Beoremote Halo対応(別売)
認証 Cradle to Cradle Certified®
参考価格(税込目安) ペア(2台セット):758,000円〜(ナチュラルアルミニウム/グレイメランジカバー)
ペア(2台セット):908,000円〜(ナチュラルアルミニウム/オークカバー、ゴールドトーン/オークカバー、ブラックアントラサイト/ダークオークカバー)
※単体購入も可能。価格は仕上げ・スタンド選択により変動する。最新価格はBang & Olufsen公式サイトおよび正規販売店にて確認されたい。

類似商品・競合との比較

Beolab 8は、デザイン性と音響性能を高い次元で両立する「ラグジュアリー・ワイヤレススピーカー」というセグメントに属する。この領域で比較対象となる代表的な3モデルを取り上げ、特性の違いを整理する。

比較対象の概要

Devialet Phantom I(デビアレ ファントム I)

フランスの高級オーディオブランドDevialetによる球体型ワイヤレススピーカー。特許技術ADH®とSAM®により、コンパクトな筐体から極めて深い低域と高い最大音圧を発する。103dBモデルと108dBモデルがラインナップされ、サイドには22金メッキまたはマットブラック仕上げが選択可能である。視覚的インパクトと物理的な低域表現を最優先するユーザー層から一般的に高く評価されている。

KEF LSX II(ケーエフ エルエスエックス II)

英国KEFのブックシェルフ型ワイヤレススピーカー。同軸2ウェイUni-Q®ドライバーを搭載し、ステレオペアでの使用を前提とした設計である。DSD、MQA、PCM最大24bit/384kHzまで対応するHiFi志向の仕様を持ちつつ、価格帯はBeolab 8より大きく抑えられている。純粋な音質追求とコストパフォーマンスを重視する層に支持されている。

Naim Mu-so 2nd Generation(ネイム ミューソ 第2世代)

英国Naim Audioが手がけるオールインワン型ワイヤレススピーカー。アルミニウム・ヒートシンク構造とグリルの織物素材による端正な箱型デザインを特徴とし、合計450Wのアンプ出力を備える。1台でステレオを完結させる構成であり、省スペースかつ本格的なHiFiサウンドを求めるユーザーに選ばれる傾向にある。

比較表

比較項目 Beolab 8(Bang & Olufsen) Phantom I(Devialet) LSX II(KEF) Mu-so 2nd Gen(Naim)
デザイン方向性 球体と円柱の融合形状、彫刻的アルミニウム 球体、フランス的アール・ド・ヴィーヴル ブックシェルフ型、機能的モダン 矩形ボックス型、英国的スタイリッシュ
構成 単体可、ペア、サラウンド対応 単体または2台ステレオ 2台ステレオ前提 1台オールインワン
ドライバー構成(1台) 3ウェイ(ツイーター、ミッドレンジ、ウーファー) 3ウェイ(チタンツイーター、アルミミッドレンジ、アルミベースドライバー) 2ウェイ同軸Uni-Q® 6ドライバー構成(ツイーター×2、ミッドレンジ×2、ウーファー×2)
アンプ出力(1台) 300W Class D 1,100W(108dBモデル)/ 500W(103dBモデル) 200W(ペア合計) 450W
サイズ・重量 W18.9×H29×D16.5cm / 4.1kg(テーブルスタンド時) 球体径約25cm / 約11kg W24×H15.5×D18cm / 3.6kg(1台) W62.8×H12.2×D26.4cm / 13kg
主要素材 一体成型アルミニウム、デンマーク製オーク無垢材 アルミニウム、22金メッキまたはマットブラック ポリマー、ファブリック 陽極酸化アルミニウム、ガラス、織物グリル
参考価格帯(税込目安) ペア758,000円〜 1台319,000円〜(103dB)/449,000円〜(108dB) ペア約280,000円〜 1台約360,000円〜
設置多様性 テーブル/フロア/壁掛け/天井(4種) テーブル/専用スタンド/壁掛け テーブル/専用スタンド/壁掛け テーブル/専用スタンド
拡張性・将来性 Mozartプラットフォームによるモジュラー交換可能、Cradle to Cradle認証 DOS 2(独自OS)によるアップデート対応 ファームウェア更新対応 ファームウェア更新対応
互換性 Powerlinkにより過去30年以上のB&O製品と接続可能 Devialet製品間での連携 KEF製品間での連携 Naim製品との統合

選び方の指針

彫刻的なデザインと多用途性、長期的な互換性を重視する方へ
Beolab 8が適している。単体使用からペア、サラウンドシステムの構成要素まで幅広く対応し、設置方法も4種類から選択できる。Mozartプラットフォームによる将来のアップグレード対応と、Bang & Olufsen製品ヒストリーとの後方互換性は、長期所有を見据えた投資としての性格が強い。
コンパクトな筐体からの極めてパワフルな低域表現と視覚的インパクトを求める方へ
Devialet Phantom Iが有力な選択肢となる。特にコンサートのような物理的な音圧体験を室内で再現したい場合や、球体スピーカーの動的な振動そのものを鑑賞対象としたい場合に適している。
純粋なHiFi音質と本格的なステレオ再生を、よりリーズナブルな価格で実現したい方へ
KEF LSX IIが候補に挙がる。Uni-Q®同軸ドライバーによる定位の正確さとハイレゾ対応のスペックは、ピュアオーディオ的な楽しみ方を求めるユーザーの期待に応える。
1台で完結する端正な箱型スピーカーを、リビングやオーディオラックに納めたい方へ
Naim Mu-so 2nd Generationが自然な選択肢となる。6ドライバー構成による豊かな音場を1台で展開し、設置と配線の簡便さを優先するライフスタイルに適合する。

使用感と暮らしへの取り入れ方

3ウェイ構成がもたらす音の質

Beolab 8は、Bang & Olufsenのトーンマイスター(社内音響技師)が名機Beolab 17の性能を基準としつつ、ドライバーを厳選・チューニングした3ウェイ構成を採用している。200W Class Dアンプが駆動する5.25インチウーファーは、筐体サイズから想像される以上の力強い低域を生み出すと一般的に評価されている。

特徴的な機能として、Beam Width Control(ビーム幅制御)がある。これは上位機Beolab 90で初導入された指向性制御技術を、クロスオーバー周波数の操作によって本機で再現したものである。ナローモードでは音をリスナーに集中させ、ワイドモードでは空間全体に拡散させる。小音量でのBGM利用から、集中試聴まで、用途に応じた切り替えが可能である。

Active Room Compensation(環境マッピング)は、内蔵マイクにより部屋の音響特性を自動測定し、家具配置や壁の反射特性に応じて再生特性を最適化する。さらにAdaptive Bass Linearizationが小音量時のバスブーストと大音量時のウーファー保護を両立させ、あらゆる音量で自然な低域バランスを維持する。

空間別のコーディネート提案

リビング

テーブルスタンド仕様でサイドボードやキャビネット上に配置する使い方が定番である。2台をステレオペアとして左右に配置すれば、ソファ中央のリスニングポジションで本格的なステレオサウンドを楽しめる。Ultra-Wideband技術を活用したFluid Sweet Spot機能により、iPhone 11以降を携帯していればソファのどの位置に座っても最適な音場が追従する(ステレオセットアップ時のみ有効)。

リビングにBang & OlufsenのテレビやBeosound Theatreサウンドバーをすでに設置されている場合、Beolab 8をリアサラウンドスピーカーとして活用することでホームシアター環境を発展させることも可能である。

書斎・ワークスペース

1台でのスタンドアローン使用に適している。デスク横のサイドボード上、あるいはウォールブラケットで壁面に設置することで、限られたスペースでも高品位な音響環境を構築できる。USB-C入力を備えるため、PCやMacから有線接続でのロスレス再生も可能である。

寝室

小音量時のバス表現を補うAdaptive Bass Linearization機能により、就寝前のリラックスタイムのBGM再生にも適している。ナイトテーブル上のテーブルスタンド設置や、ベッド脇の棚へのウォールマウント設置が選択肢となる。

ホームシアター

6台のBeolab 8を用いた5.1.2ch相当の本格サラウンドシステム構築も可能である。Bang & OlufsenのBeosound Theatreサウンドバーと組み合わせ、Beolab 8をリアサラウンドおよびハイトスピーカーとして配置する運用が想定されている。Wireless Powerlinkにより、配線を最小限に抑えた立体音響環境が実現する。

生活スタイル別の選び方

一人暮らし・ワンルーム

10〜60 m²の推奨室内面積のうち、下限の10 m²程度から十分に実力を発揮する。1台のスタンドアローン構成からスタートし、将来的に2台目を追加してステレオペアに発展させる段階的な拡張が可能である。

ファミリー

Beolink Multiroom機能を活用すれば、リビングにBeolab 8ペアを、キッチンや子供部屋に他のBang & Olufsen製ワイヤレススピーカーを組み合わせ、家全体で同期再生や個別再生を自在にコントロールできる。

オフィス・商業空間

Powerlinkによる有線マルチスピーカー構成が可能なため、ショップやホテルロビー、オフィスエントランスなどの業務空間でのBGMシステム構築にも適している。Factory 5で仕上げられたアルミニウム筐体は、空間のラグジュアリーな雰囲気を視覚的にも支える。

経年変化とメンテナンス

素材ごとの経年変化

Beolab 8は「時間とともに美しく育つ」素材選択を基本思想としており、Factory 5で陽極酸化処理されたアルミニウム筐体は、長期使用においても酸化皮膜による耐食性を保ち続ける。ゴールドトーンやブラックアントラサイトの深みある色合いは、アノダイジングによって化学的に定着した発色であるため、経年による褪色が極めて少ない。

デンマーク製オーク無垢材のフロントカバーは、時間の経過とともに木目の表情が深まり、室内の光環境によって徐々に飴色へと変化していく。無垢材ならではの経年美として楽しむことができる。ファブリックカバーについては、日常的な清掃により美観を長期的に保つことが可能である。

天面のブラックガラス製タッチインターフェースは、硬度の高いガラス素材により日常的な傷の発生を抑える設計となっている。

日常メンテナンスの方法

アルミニウム筐体
マイクロファイバークロスによる乾拭きを基本とする。汚れが目立つ場合は固く絞った柔らかい布で拭き取り、その後乾拭きする。研磨剤入りクリーナー、溶剤、アルコール系洗剤の使用は陽極酸化皮膜を損傷する恐れがあるため避けること。
オーク無垢材カバー
柔らかい布またはブラシでホコリを除去する。水拭きは無垢材の膨張・反りの原因となるため推奨されない。定期的な乾拭きにより、長期にわたり良好な状態を保つ。
ファブリックカバー
柔らかいブラシまたは弱いパワーの掃除機で表面のホコリを除去する。部分的な汚れは固く絞った中性洗剤水で軽く拭き、完全に乾燥させる。
ガラスタッチインターフェース
マイクロファイバークロスによる乾拭きが基本。指紋が気になる場合は固く絞った布で拭き取る。
ソフトウェアアップデート
Wi-Fi接続状態にあれば、Bang & Olufsen Appを通じて自動的にソフトウェアが更新される。Mozartプラットフォームにより、発売から長期にわたって新機能やストリーミングサービスへの対応が継続される。

専門メンテナンスとパーツ交換

Beolab 8はCradle to Cradle Certified®を取得したモジュラー設計が特徴であり、フロントカバー、スタンド、ストリーミングモジュール(Mozartプラットフォーム)といった主要コンポーネントが交換可能である。Bang & Olufsenは「高品質な素材と堅牢な構造により、最初のアップデートが必要になるまで最大10年間の使用」を想定した設計思想を表明している。

ドライバーの不具合、内部電子基板の故障等、専門的な修理が必要となった場合は、Bang & Olufsen正規販売店またはカスタマーサポートを通じて対応を受けることができる。フロントカバーやスタンドは後日別色・別素材への交換も可能であり、インテリアの変化に合わせた長期的なカスタマイズが実現できる。

どこで買うか:正規販売店と購入方法

国内正規販売チャネル

Bang & Olufsen公式オンラインストア(日本)
bang-olufsen.com/ja/jpにて、カラー・カバー・スタンドの組み合わせをカスタマイズして注文可能である。正規品保証が付帯し、最新の価格・在庫情報が確認できる。
Bang & Olufsen直営店・ブランドストア
東京をはじめとする主要都市のBang & Olufsen直営店では、複数のカラー・カバー仕様の実機展示と試聴が可能である。専門知識を持つスタッフによるデモンストレーションを受けられる。
正規取扱店
伊勢丹新宿店リビングフロアなど、一部の百貨店リビング売場および高級オーディオ専門店で取り扱いがある。店舗により展示仕様は異なるため、事前に電話等で在庫・展示状況の確認を推奨する。
正規輸入販売代理店
K.K. The B's International(bsint.jp)をはじめとする正規輸入代理店経由でも購入可能である。
大手家電量販店
ヨドバシカメラなど一部の大型家電量販店でも取扱いがあり、単体購入にも対応している。

購入時チェックリスト

  • 正規品であることの確認(正規販売チャネルでの購入、シリアルナンバー、メーカー保証書の有無)
  • 設置場所の実測(テーブルスタンド時W18.9×D16.5cm、フロアスタンド時の設置面積、ウォールブラケット時の壁面強度)
  • 搬入経路の確認(玄関、廊下、エレベーターのサイズ。フロアスタンド仕様の場合はH114cmの総高)
  • 電源環境の確認(各スピーカーに専用コンセントが必要。延長コードや分配器は推奨されない)
  • Wi-Fi環境の確認(Wi-Fi 6対応ルーター推奨、2.4GHz/5GHzのいずれも対応)
  • 構成の決定(単体使用か、ステレオペアか、サラウンド構成の一部とするか)
  • カラー・カバーの選択(室内のインテリア全体との調和を事前に検討)
  • スタンドの選択(テーブル/フロア/ウォール/シーリング)
  • 既存Bang & Olufsen製品との接続可能性(Powerlink、Wireless Powerlinkの互換性)
  • 納期の確認(カラー・カバーにより在庫状況が異なる)
  • 配送・設置サービスの有無(ホワイトグローブ配送、壁掛け・天井設置工事の依頼可否)
  • 保証内容とアフターサポート体制の確認

配送・設置に関する注意事項

Beolab 8の本体重量は1台あたり4.1kgと取り回しやすいが、フロアスタンドの総高は114cmに達するため、設置場所への搬入経路は事前に確認されたい。ウォールブラケットおよびシーリングマウントは、壁面・天井の下地強度と適切な金具の取り付けが必須となるため、専門業者による施工を推奨する。Bang & Olufsen直営店および正規販売店では、購入時に設置工事の手配を依頼できる場合がある。

Bang & Olufsen製のテレビやサウンドバーとの接続を検討する場合、Powerlinkケーブル(有線)およびWireless Powerlinkの対応関係を事前に確認されたい。特に古いB&O製品との接続可能性については、販売店にて詳細な確認を行うことが望ましい。

コーディネート事例

テイスト別コーディネート

ミニマル・モダン ── ナチュラルアルミニウム × グレイメランジ

白壁と無垢材フローリングを基調とした空間に、ナチュラルアルミニウム筐体とグレイメランジファブリックカバーのBeolab 8を組み合わせる。Arne Jacobsenの「エッグチェア」やPoul Kjærholmのテーブル「PK61」など、デンマークデザインの名作家具との親和性が高い。テーブルスタンドで低めの家具上に配置すれば、彫刻的なシルエットが空間の主役として際立つ。

スカンジナビアン・ウォーム ── ナチュラルアルミニウム × オークカバー

オーク無垢材の家具とリネンのファブリックが中心の温かみのある空間には、オーク無垢材カバー仕様が調和する。Hans J. Wegnerの「Yチェア」(CH24)、Børge Mogensenの「J39 シェーカーチェア」など、木の温もりを感じる北欧チェアと組み合わせることで、素材のトーンが統一された上質な空間が完成する。

コンテンポラリー・ラグジュアリー ── ゴールドトーンまたはブラックアントラサイト

大理石やレザー、ダークウッドを用いたラグジュアリーな空間には、ゴールドトーンまたはブラックアントラサイト仕上げが映える。Le Corbusier「LC2」ソファ、Eero Saarinen「チューリップテーブル」、Poul Henningsenの「PHランプ」といったモダニズムの名作と組み合わせることで、硬質な素材美を強調した空間を構築できる。フロアスタンド仕様を左右に配置した左右対称のレイアウトが、この方向性と特に相性が良い。

相性の良いデザイナーズ家具

収納家具・サイドボード
Finn Juhl「FJ35 Sideboard」、Arne Vodder「Tall Sideboard」、USM「Haller System」。テーブルスタンド仕様のBeolab 8を乗せるための面を美しく演出する。
ラウンジチェア
Hans J. Wegner「PP503 ザ・チェア」、Eero Saarinen「タルトップチェア」、Charles & Ray Eames「イームズ・ラウンジチェア」。リスニングポジションとしての座り心地を追求する際の候補となる。
ラグ・カーペット
床面の音響反射を適度に吸収するウール素材のラグ(例:Hay、Nanimarquina)は、Active Room Compensationとあいまってより自然な音響環境を作り出す。

広さ別の配置ガイド

10〜20 m²(ワンルーム〜1LDK)
1台のスタンドアローン使用、またはテーブルスタンド仕様のペアが適している。Beam Width Controlのナローモードで、コンパクトな空間でも定位の明瞭な再生を楽しめる。
20〜40 m²(LDK、1〜2人暮らしの主寝室兼リビング)
ペア構成が最も推奨される領域。テーブルスタンドまたはウォールブラケットで左右対称に配置することで、広がりのあるステレオサウンドステージが形成される。
40〜60 m²(広めのリビングルーム、吹き抜け空間)
フロアスタンド仕様のペア構成、あるいは4〜6台でのサラウンド構成が本領を発揮する範囲である。Beam Width Controlのワイドモードと組み合わせることで、空間全体に音を行き渡らせることができる。

よくある質問

Beolab 8の正規品の価格はどのくらいですか?
参考価格(税込目安)として、ナチュラルアルミニウム/グレイメランジカバー仕様で758,000円〜(2台ペア)、ナチュラルアルミニウム/オークカバーおよびゴールドトーン/オークカバー、ブラックアントラサイト/ダークオークカバー仕様で908,000円〜(2台ペア)となっている。スタンドやカバーのオプション選択により価格は変動する。単体での購入も可能である。最新の価格・構成はBang & Olufsen公式サイトおよび正規販売店にて確認されたい。
どこで購入できますか?
Bang & Olufsen公式オンラインストア(bang-olufsen.com/ja/jp)、Bang & Olufsen直営店・ブランドストア、正規輸入販売代理店(K.K. The B's Internationalほか)、伊勢丹新宿店リビングフロアなどの正規取扱店、一部の大手家電量販店で購入可能である。正規品保証とアフターサポートを受けるため、正規販売チャネルでの購入を推奨する。
実物を確認・試聴するにはどうすればよいですか?
Bang & Olufsen直営店では実機の展示と試聴が可能である。来店前に電話またはウェブサイトから予約することで、専門スタッフによるカスタマイズ提案や複数のカラー・カバー仕様の比較デモンストレーションを受けられる。店舗ごとの展示仕様は異なるため、特定のカラーでの試聴を希望する場合は事前確認を推奨する。
注文から納期はどのくらいかかりますか?
在庫のある仕様については、注文後1〜3週間程度での配送が一般的である。ただしカラー・カバーの組み合わせによっては受注生産扱いとなり、納期が延びる場合がある。壁掛けや天井設置を伴う場合は、設置工事の日程調整も含めて考慮する必要がある。具体的な納期は購入時に販売店へ確認されたい。
メンテナンスはどのように行えばよいですか?
アルミニウム筐体はマイクロファイバークロスによる乾拭きが基本である。オーク無垢材カバーは柔らかいブラシまたは布でホコリを除去し、水拭きは避けること。ファブリックカバーは柔らかいブラシまたは弱めの掃除機で清掃する。研磨剤入りクリーナー、溶剤、アルコール系洗剤の使用は避ける。ソフトウェアのアップデートはWi-Fi経由でBang & Olufsen Appを通じて自動的に実施される。
テレビとはどのように接続できますか?
Bang & Olufsen製テレビおよびBeosound Theatreサウンドバーとは、Powerlink(有線)またはWireless Powerlinkにより接続可能で、過去30年以上のB&O製品との後方互換性が確保されている。他社製テレビとの直接接続には、テレビ側のBluetoothやAirPlay 2機能を利用するか、USB-Cライン入力を活用する方法がある。本格的なホームシアター環境を構築する場合は、B&O製テレビとの組み合わせが想定されている。
将来のアップグレードは可能ですか?
Beolab 8はCradle to Cradle認証を取得したモジュラー設計により、将来的なアップグレードが可能である。中核となるMozartストリーミングモジュールは交換可能であり、新しい通信規格やストリーミングサービスへの対応が継続される。フロントカバーやスタンドも別仕様への交換が可能で、インテリアの変化に合わせた長期的なカスタマイズが実現できる。Bang & Olufsenは発売から最大10年程度を想定した設計思想を表明している。
他に検討すべき名作スピーカーはありますか?
Bang & Olufsenのラインナップでは、ステートメントピースとしての大型フロア型Beolab 28、コンパクトなオールインワン型Beosound Balance、ポータブル志向のBeosound A5などが検討対象となる。他ブランドではDevialet Phantom I、KEF LSX II、Naim Mu-so 2nd Generationなどが、それぞれ異なる音響哲学とデザイン方針で同価格帯の選択肢を提供している。