ブランド情報

創業・本社
1925年 デンマーク・ストルーア
創業者
Peter Bang、Svend Olufsen
生産
デンマーク・ストルーア(自社工場・アルミニウム加工)
事業内容
音響機器・映像機器の設計、製造および販売
上場
ナスダック・コペンハーゲン
公式サイト
www.bang-olufsen.com

本社・所有・生産・日本での取扱いなどは 2026年10月21日に確認

Bang & Olufsen(バング&オルフセン)

Bang & Olufsenは、デンマーク・ユトランド半島西部のストルーアに本社を置く音響機器メーカーである。1925年、技術者のPeter Bangと Svend Olufsenが、交流電源に対応する受信機の開発を目的として設立した。電池式が主流だった時代に商用電源へ直結できる装置を製品化したことが事業の出発点にあたる。1960年代以降は外部の工業デザイナーを継続して起用し、機器の外形と操作方法を製品開発の中心に据えてきた。1977年よりコペンハーゲン証券取引所に上場している。

事業と製造の実体

本社と開発の拠点はストルーアにある。1927年、Olufsen家の邸宅の屋根裏から、町の郊外に建てた工場へ生産を移して以来、同社の本拠地はこの地に置かれている。

製造で扱う素材は、家電の量産で一般的な樹脂よりも、陽極酸化したアルミニウム、木材、革の比重が高い。押出し材や板材の切削と表面処理を要するため、外装の工程は筐体の設計と一体で検討される。初期の製品ではチーク材とアルミニウムを組み合わせた構成が多く用いられた。

音響設計と機構設計の関係も製品の性格を規定してきた。レコードプレーヤーのベオグラム4000 レコードプレーヤーでは、円弧を描かない直線状のアームを採用し、盤面のどの位置でも針の角度が一定になる機構を組んだ。この方式は駆動と位置検出の機構を要するため、外形の平坦さを保つ設計と併せて開発されている。

近年の製品では、部品の交換と機能の更新を前提とする構成が採られる。筐体を長く使い続けながら内部の電子部品を入れ替える方式を同社は公表しており、ベオサウンド 9000のような旧製品の整備・再生も事業に含まれる。

沿革

創業と初期の製品

Peter Bang(1900年生)は1924年に技術者の資格を得たのち、半年ほど米国のラジオ工場で働いた。帰国後、友人のSvend Olufsen(1897年生)と組み、Olufsen家の邸宅Quistrupの屋根裏を実験の場として受信機の開発を始める。1925年11月17日、両者はBang & Olufsenを設立した。Bangが技術を、Olufsenが経営を担う分担が取られている。

1927年、商用電源に直結して受信機を動作させるEliminatorを発売した。同じ年、生産をストルーア郊外に新設した工場へ移している。1929年の5球式受信機によって、同社はラジオの製造業者としての位置づけを固めた。

設計者の起用と製品の性格

1960年代以降、Bang & Olufsenは外部の工業デザイナーを継続して起用する体制を採った。Jacob Jensenは1960年代から1990年代初頭にかけて同社の製品の設計を担い、操作部を平面上に整理し、機器を水平な板として構成する形式を定着させた。ベオグラム4000 レコードプレーヤーとベオグラム4002 レコードプレーヤー、携帯型受信機のベオリット600 ポータブルラジオとベオリット707 ポータブルラジオがこの時期にあたる。

1980年代以降はDavid Lewisが設計を引き継ぎ、垂直方向に構成する製品や可動部を持つ製品が加わった。円筒形の筐体にCDを縦に並べるベオサウンド 9000はこの系統に属する。

資本構成と現在

創業時の主要な出資者は両者の父にあたり、1977年にコペンハーゲン証券取引所へ上場するまで、株式は両家が保有していた。現在も上場を続けており、株式は機関投資家と個人投資家に分散している。1989年以降、取締役会の議長はSvend Olufsenの甥にあたるPeter Skak Olufsenが務めた時期がある。

2025年に創業100年を迎えた。

デザイナーとの協働

Bang & Olufsenの製品開発は、社内の技術部門と外部の工業デザイナーの協働によって進む。音響性能と機構の条件を技術部門が定め、外形と操作方法を設計者が担う分担が1960年代に定着した。設計者との関係は長期にわたるのが通例で、一人の設計者が複数の世代の製品を通して形式を保つ構成が採られてきた。

主な協働相手はJacob JensenとDavid Lewisで、近年ではCecilie Manz、Michael Anastassiades、Øivind Alexander Slaattoらとの協働がある。

主な製品群

1970年代の製品では、ベオグラム4000シリーズとしてまとめられるベオグラム4000 レコードプレーヤーとベオグラム4002 レコードプレーヤーがある。携帯型の受信機ではベオリット600 ポータブルラジオとベオリット707 ポータブルラジオを扱った。

1990年代以降の製品にはCD再生機のベオサウンド 9000がある。現行の製品は、据置型のスピーカーと携帯型のスピーカーに分かれる。前者にはBeoplay A9、ベオラブ 8、ベオラブ 28、ベオサウンド バランス、ベオサウンド レベル、ベオサウンド エマージュがあり、後者にはベオサウンド A5が含まれる。

Reference

Bang & Olufsen - About Bang & Olufsen
https://www.bang-olufsen.com/en/int/story/about-bang-and-olufsen
Wikipedia - Bang & Olufsen
https://en.wikipedia.org/wiki/Bang_&_Olufsen
Beoworld - Exploring the Fascinating History of Bang & Olufsen
https://beoworld.org/bang-olufsen-history/