概要

アルフレド・ベースは、アルフレド・ハベリがゲオルグ・イェンセンのために設計した花器である。2011年にデザインされ、2015年に発表されたアルフレド・コレクションの一つにあたる。ミラーポリッシュ仕上げのステンレススチール製と、口吹きガラス製の二つの仕様がある。

特徴・コンセプト

鏡面が周囲を映す

ステンレススチールの仕様は、表面を鏡面に磨き上げてある。花器そのものの色を持たず、周囲の光と色を映し込むため、置かれた場所によって表情が変わる。花を活けたときには、活けた花の色が器の面にも現れる。大小2つの寸法が用意される。

口吹きガラスの色

ガラスの仕様は口吹きで成形される。型に流し込む方法と違い、厚みが均一にならないため、光の透け方に場所ごとの差が生まれる。用いられるライトグリーンは、ゲオルグ・イェンセン・リビングのデザインチームとスウェーデンのGlafoガラス研究所が共同で開発した色である。

ふくらみのある輪郭

胴が緩やかにふくらみ、口に向かってすぼまる。装飾は加えられておらず、輪郭だけで形が決まる。花を活けても、何も入れずに置いても成立する。

エピソード

アルフレド・コレクションは、磁器、スチール、オーク材、ガラスなど複数の素材で展開されている。互いに関連を持ちながらも個々に独立して使える一群として構想されており、ベースはそのなかの花器にあたる。日常の道具を親しみやすく捉え直すというハベリの姿勢が、コレクション全体の方針になっている。

評価と影響

素材ごとに異なる性格を持たせながら、同じ輪郭で揃えている点が特徴として挙げられる。金属と手仕事のガラスという、工程の異なる二つの仕様が並立する構成をとっている。

基本情報

名称 アルフレド・ベース / Alfredo Vase
デザイナー アルフレド・ハベリ(Alfredo Häberli)
ブランド ゲオルグ・イェンセン(Georg Jensen)
発表年 2011年デザイン/2015年 発表
デザインの成立国 デンマーク
分類 花器/インテリア雑貨
主要素材 ステンレススチール(ミラーポリッシュ仕上げ)/口吹きガラス
サイズ ステンレス版:高さ約22cm(小)・約47cm(大)/ガラス版:高さ約25cm・直径約22.3cm
ガラスの色 ライトグリーン(Glafoガラス研究所との共同開発)
コレクション アルフレド(磁器・スチール・オーク材・ガラスで展開)

Reference