概要

アルフレド・ハベリ(1964年生まれ)は、アルゼンチン出身でスイスを拠点とするデザイナーである。チューリッヒの造形美術大学で学び、1993年に事務所を開いた。家具、照明、食器、什器と対象が広い。日常の動作を観察し、そこから寸法と形を決める進め方をとる。

バイオグラフィー

1964年、アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれた。1977年に家族とスイスへ移っている。

製図の訓練を受けたのち、チューリッヒ造形美術大学で工業デザインを学び、1991年に修了した。

在学中からアレッシィのための設計に携わった。1993年にチューリッヒで事務所を開いている。

アレッシィ、イッタラ、ヴィトラ、モロッソ、ジョージ ジェンセンなどと協働している。

デザインの思想と方法

ハベリの進め方は、日常の動作を観察することから始まる。どう持ち、どう置き、どう仕舞うかを見れば、必要な寸法と形が決まる。図面より前に、使う場面の側に判断の根拠がある。

動作から寸法を決める

器物では、持ち上げる、注ぐ、置くという一連の動作から寸法が決まる。手が触れる位置と重心の関係が、形を規定する。

収納の状態を含める

使わないときにどこへ置くかも設計の対象になる。積み重ねられる、入れ子にできるといった条件が、輪郭に影響する。

材料ごとに工程を選ぶ

金属、ガラス、樹脂、木と扱う材料は幅広い。それぞれ加工の方法が異なるため、同じ発想でも形は変わる。

対象を限定しない

家具、照明、食器、什器、時計と対象が移る。日常の動作を観察するという手順は共通する。

代表作にみる方法

アルフレド 花器(ジョージ ジェンセン)

金属による花器である。口の径と胴の張りの関係が、花を挿したときの安定を決める。→アルフレド・ベース

エッセンス グラス(2001年、イッタラ)

葡萄酒用のグラスの系列である。飲み物の種類ごとに口の径と胴の形が変わる。

セグメント テーブル(2004年、ヴィトラ)

複数の天板を組み合わせる卓である。配置を変えることで人数に対応する。

タコ(2007年、モロッソ)

座具の系列である。詰め物と布による構成をとる。

アレッシィのための什器

在学中から協働している。台所と食卓で使う器物が中心にあたる。

評価と影響

ハベリは、1990年代以降のスイスを拠点とする設計者として言及される。日常の動作を観察し、そこから寸法と形を決める進め方が特徴にあたる。

アルゼンチンに生まれ、13歳でスイスへ移った経歴を持つ。複数の地域の生活を知る立場にある。

家具、照明、食器、什器と対象が広い。材料ごとに工程が異なるため、同じ発想でも形が変わる。

収蔵

4館のAPI(MoMA、V&A、Met、AIC)で照合したが、該当する収蔵は確認できなかった。スイス国内の館については照合手段がない。

作品一覧

区分 作品名 ブランド
1993年 事務所 アルフレド・ハベリ・デザイン 設立 チューリッヒ、スイス
2001年 ガラス器 エッセンス グラス Iittala
2004年 テーブル セグメント テーブル Vitra
2007年 座具 タコ Moroso
2000年代〜 花器 アルフレド・ベース Georg Jensen
1990年代〜 什器 アレッシィのための器物 Alessi

プロフィール

生年 1964年
出身地 アルゼンチン・ブエノスアイレス
国籍 スイス
活動拠点 チューリッヒ
分野 家具、照明、食器、什器
主な協働ブランド Georg Jensen、Alessi、Iittala、Vitra

Reference

Alfredo Häberli Design Development(公式)
https://www.alfredo-haeberli.com/
Georg Jensen
https://www.georgjensen.com/
Vitra
https://www.vitra.com/