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スーペルレッジェーラは、ジオ・ポンティが1957年に発表した椅子である。カッシーナが製造する。籐の座面の仕様では重量が1.7kg。脚は三角の断面による。座面の仕様が2つに分かれる。

このページでは、軽さと扱い、2つの座面の仕様、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

スーペルレッジェーラ 699の正規品は、カッシーナ(Cassina, 1927年設立、イタリア・メダ)が自社メダ工場で製造する。フレームは軽量で柔軟性のあるアッシュ材(トネリコ)を使用し、座面周囲には目が詰まって強度の高いブナ材を採用する二種材構成である。最大の技術的特徴であるわずか18mmのトライアングル(三角形)断面脚部は、構造強度を維持しながら重量を大きく削減する設計である。座面フレームの無垢材から直接削り出されたローレット加工のほぞ継ぎが、極めて細身のフォルムと高い堅牢性を両立させている。木材部品は機械加工の後に手作業で仕上げられ、接着剤は刷毛で塗布され、余分が丁寧に拭き取られ、籐座面は手編みで仕上げられる。

正式名称 スーペルレッジェーラ
製造ブランド カッシーナ
無垢材による。脚は三角の断面で幅18mm。座面の周囲は別の樹種を用いる。接合は差し込む方式による
座面 2つの仕様に分かれる。籐を手で編む仕様と、フォームに張地を張る仕様がある
枠の仕上げ 仕様によって選べる仕上げが異なる。塗装と着色から選ぶ
サイズ 幅410 × 奥行450 × 高さ830mm。座面の高さ460mm
重量 1.7kg。籐の座面の仕様による
収蔵 MoMA スーペルレッジェーラ チェア(1957年) 収蔵番号 172.2026。V&A スーペルレッジェーラ(1957年) 収蔵番号 CIRC.325-1970
価格 カッシーナは価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。座面の仕様と仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
納期 在庫と受注生産で分かれる。納期は取扱店に確認する
カバーの交換 張地を張る仕様では、座面のカバーを別売で交換できる

軽さと扱い

籐の座面の仕様では重量が1.7kg。椅子としては軽い部類にあたる。

そのため、片手で持ち上げて動かせる。日常の掃除でも扱いやすい。

脚は三角の断面による。幅18mmと細い。強い衝撃を避ける。

軽いため、床の上で動きやすい。座る際に位置がずれる場合がある。

選び分けの目安

動かす頻度を考える場合
1.7kg。片手で持ち上げられる。
取り扱いを考える場合
脚が細い。強い衝撃を避ける。
座り方を確かめる場合
軽いため床の上で動きやすい。実際に座って確かめられるとよい。

2つの座面の仕様

座面は2つの仕様に分かれる。籐を手で編む仕様と、フォームに張地を張る仕様による。

比較項目 籐の仕様 張地の仕様
重量 1.7kg 取扱店に確認する
手入れ 編み目の埃を払う 張地に応じて手入れする
補修 編み直しになる カバーを交換できる
枠の仕上げ 塗装から選ぶ 着色から選ぶ

籐は乾燥すると割れる。消耗する部材にあたる。

張地の仕様ではカバーを別売で交換できる。長く使う判断に関わる。

選び分けの目安

手入れの手間を考える場合
籐は編み目の埃を払う。張地とは条件が異なる。
長く使う前提の場合
張地の仕様ではカバーを交換できる。籐は編み直しになる。
見え方で選ぶ場合
仕様によって選べる枠の仕上げが異なる。

ライセンスを受けていない製品との違い

本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。

比較項目 正規品 ライセンスを受けていない製品
製造 カッシーナによる 製造元は個々に異なる
三角の断面。幅18mm 公表されない場合がある
接合 差し込む方式による 公表されない場合がある
重量 1.7kg(籐の仕様) 個々に異なる
部品の供給 取扱店を通じて相談できる 個々に異なる

細い部材で荷重を支える構成のため、樹種と接合の仕様は強度に関わる。確認する事項になる。

選び分けの目安

強度を確かめる場合
樹種と接合の仕様を確認する。細い部材で支える構成にあたる。
重量を確かめる場合
籐の仕様で1.7kg。公表されるかを確認する。
長く使う前提の場合
部品の供給と籐の編み直しの対応を確かめる。

同種の椅子との比較

椅子は重量と座面の素材で性格が分かれる。

比較項目 スーペルレッジェーラ チェスカ・チェア(B32) セブンチェア 3107
重量 1.7kg(籐の仕様) 約7.3kg 約3.3kg
無垢材(三角の断面) 鋼管(片持ち) 鋼管(4本脚)
座面 籐または張地 籐または張地 成形した合板
重ねられる脚数 取扱店に確認する 重ねられない 最大12脚
座面の高さ 460mm 450mm 430〜480mm

選び分けの目安

動かす頻度を考える場合
1.7kg。他の椅子より軽い。
手入れの手間を考える場合
籐の仕様では編み目の埃を払う。合板の座面とは異なる。
収納を考える場合
重ねられる脚数を取扱店に確認する。

使用感と設置条件

寸法

幅410 × 奥行450 × 高さ830mm。座面の高さは460mm。

幅410mmは椅子としては小さい部類にあたる。机との関係を確かめる。

脚の形状

三角の断面による。幅18mmと細い。

床に接する面積も小さい。床材への影響を確かめる。

肘掛け

肘掛けを持たない。机の下に収めやすい。

背もたれは細い部材による。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

無垢材の枠は日光で色が変わる。湿度の変化で伸縮する。

籐は乾燥すると割れる。編み目が緩む場合もある。

張地は日光で色褪せる。摩擦で毛羽立つ場合がある。

細い部材で構成するため、接合の箇所に力がかかる。緩みを確かめる。

日常の手入れ

乾いた布で拭く。水分を残さない。
籐の座面
柔らかい刷毛で編み目の埃を払う。乾燥を避ける。
張地の座面
素材に応じて手入れする。方法を取扱店に確認する。
接合の箇所
緩みを定期的に確かめる。細い部材による。

修理と部品

籐の編み直しとカバーの交換については、取扱店を通じて相談する。

枠の補修の可否もあわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

カッシーナは公式サイトで取扱店を案内している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

座面の仕様と枠の仕上げを決めてから注文する。在庫と受注生産で納期が分かれる。

実物を確認する

1.7kgという軽さは、実物で持ち上げて確かめられるとよい。

座面の仕様による座り心地の違いも現物で分かる。

中古の流通

製造の時期によって仕上げの選択肢が異なる場合がある。年式を確かめる。

確認箇所は、枠の割れと接合の緩み、籐の割れと編み目、張地の状態、脚の先端である。

購入前チェックリスト

  • 重量1.7kg(籐の仕様。床の上で動きやすい)
  • 座面の仕様(籐/張地。手入れと補修が分かれる)
  • 脚が三角の断面で幅18mmと細いこと
  • 置き場所(幅410 × 奥行450mm)と机との関係
  • 座面の高さ460mm
  • 籐は乾燥すると割れること
  • 張地の仕様ではカバーを交換できること
  • 接合の箇所の定期的な確認

よくある質問

価格はどのくらいですか?
カッシーナは価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。座面の仕様と仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
カッシーナの公式サイトで取扱店が案内されています。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。在庫と受注生産で納期が分かれます。
どのくらい軽いのですか?
籐の座面の仕様では1.7kgで、椅子としては軽い部類にあたります。片手で持ち上げて動かせますが、床の上で動きやすく座る際に位置がずれる場合があります。
座面は選べますか?
籐を手で編む仕様と、フォームに張地を張る仕様の2つから選べます。籐は編み目の埃を払い傷んだ場合は編み直しになり、張地の仕様ではカバーを別売で交換できます。
設置に必要な寸法を教えてください。
幅410×奥行450×高さ830mm、座面の高さは460mmです。幅410mmは椅子としては小さい部類にあたるため、机との関係をお確かめください。
脚は細いのですか?
三角の断面で幅18mmです。床に接する面積も小さいため床材への影響をお確かめください。強い衝撃は避けてください。
収蔵されている美術館はありますか?
ニューヨーク近代美術館(スーペルレッジェーラ チェア、1957年、収蔵番号172.2026)とヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(1957年、CIRC.325-1970)が収蔵しています。
手入れはどうすればよいですか?
枠は乾いた布で拭き水分を残さないでください。籐の座面は柔らかい刷毛で編み目の埃を払い乾燥を避けます。細い部材で構成するため接合の箇所の緩みも定期的にお確かめください。