このページについて
ベンド・ソファは、パトリシア・ウルキオラが2010年に設計しB&B イタリアが製造するソファである。鋼のフレームにフォームを重ね、輪郭に丸みを持たせる。座面の奥行が深く、複数の構成が展開される。
このページでは、座面の奥行がもたらす条件、構成の選択、カバーの扱い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
パトリシア・ウルキオラの設計思想や経歴について詳しくはパトリシア・ウルキオラ プロフィールページをご覧ください。
ベンド・ソファのデザインストーリーについて詳しくはベンド・ソファ紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ベンド・ソファは、B&B Italiaがイタリア本社工場で製造するモジュラーソファシステムである。シートエレメント、コーナーエレメント、ターミナルエレメント(左右アーム付)、オットマンなどの波打つモジュールを組み合わせることで、コンパクトなリニアタイプから大規模なL字型・U字型構成、さらには両面座りが可能な島型レイアウトまで、多岐にわたるコンフィギュレーションを実現する。
| 正式名称 | ベンド・ソファ |
|---|---|
| 製造ブランド | B&B イタリア |
| 製造国 | イタリア |
| 内部フレーム | 鋼管と形鋼による |
| 内部パディング | 冷間で成形したポリウレタンのフォーム。ポリエステルの繊維で覆う |
| バッククッション | 羽毛とポリウレタンによる。角ばった形をとり、縫い目は折れ線の模様による |
| サポート(BS / BSB) | 低反発のポリウレタン。ポリエステルと綿の繊維で覆う |
| 脚部 | 黒い熱可塑性の樹脂 |
| 張地 | 布または革から選ぶ。縫い目は折れ線の模様による |
| カバーリング | 布の仕様はカバーを全面取り外せる。洗うか交換できる |
| サイズ例:3シーター+シェーズロング | 幅3,300 × 奥行1,775 × 高さ700mm。座面高約380mm |
| サイズ例:4シーター(リニア) | 幅3,915 × 奥行1,160 × 高さ700mm |
| サイズ例:コーナー構成 | 幅3,250 × 奥行2,935 × 高さ700mm。座面高約380mm、座面の奥行1,110〜1,160mm |
| ファブリックカテゴリ | 複数の価格の区分から選ぶ |
| 価格 | B&B イタリアは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。構成と張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける |
| 付属品 | 構成に応じた背のクッションと支えのクッション。追加のクッションは別売 |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない |
| 受注生産納期 | 受注生産。納期は取扱店に確認する |
座面の奥行
座面の奥行は1,110mmから1,160mm。一般的なソファ(500〜600mm程度)より大きく深い。
背もたれに背中をつけると、脚が床に届かない。背のクッションと支えのクッションで奥行を調整することになる。
脚を上げて座る、横になるといった姿勢に対応する。いっぽうで、床に脚をつけて座る用途では、クッションの配置が前提になる。
選び分けの目安
- くつろぐ姿勢を求める場合
- 座面が深く、脚を上げて座る姿勢に対応する。
- 床に脚をつけて座る場合
- 背のクッションと支えのクッションで奥行を調整する。使う人の体格に合うかを実物で確かめる。
- 設置場所が限られる場合
- 外形の奥行は構成により1,160mmから2,935mmに及ぶ。周囲を通る余裕を含めて確かめる。
類似商品・競合との比較
ソファは座面の奥行とカバーの扱いで性格が分かれる。深い座面では、姿勢の選択肢が変わる。
| 比較項目 | ベンド・ソファ | ロッドビーンソファ | CH162 ソファ |
|---|---|---|---|
| 座面の奥行 | 1,110〜1,160mm | 構成による | 製品による |
| 座面高 | 約380mm | 約380mm | 410mm |
| カバーの交換 | 布は全面取り外せる | 取扱店を通じて対応 | 取扱店を通じて対応 |
| 骨組み | 張りに覆われる | 鋼管と樹脂の板 | 無垢材が見える |
| 構成 | 複数の構成から選ぶ | 部材を並べて決める | 2人掛け/3人掛け |
選び分けの目安
- カバーを洗いたい場合
- 布の仕様はカバーを全面取り外せる。洗うか交換できる。
- 深い座面を求める場合
- 座面の奥行1,110〜1,160mmは、一般的なソファより大きく深い。
- 木部を見せたい場合
- この製品は骨組みが張りに覆われる。無垢材のフレームを持つ製品とは見え方が異なる。
使用感と設置条件
構成の選択
直線に並べる構成、寝そべる部分を組み合わせた構成、角をつくる構成などがある。外形は幅3,250mmから3,915mm、奥行1,160mmから2,935mmに及ぶ。
設置場所の寸法から構成を決めることになる。周囲を通る余裕も含めて確かめる。
座面と背もたれ
座面高約380mm。一般的なソファ(400mm前後)より低い。
背のクッションは羽毛とポリウレタンによる。羽毛を含むため、使ううちに偏る。定期的に叩いて整える。
支えのクッションは低反発のポリウレタンによる。荷重に応じて形が変わる。
カバーの扱い
布の仕様はカバーを全面取り外せる。洗うか交換できる。洗い方は取扱店に確認する。
革の仕様については、取り外しの可否を取扱店に確認する。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
布は日光で色が褪せる。取り外せる仕様では、洗うか交換できる。
革は使用と日光によって色が濃くなる。乾燥するとひび割れるため、油分を補う。
内部のフォームは荷重で潰れる。座る位置が偏ると、その箇所だけ先に沈む。
背のクッションの羽毛は偏る。支えのクッションの低反発のポリウレタンは、経年で弾力が変わる。
日常の手入れ
- 布の仕様
- 掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。カバーの洗い方は取扱店に確認する。
- 革の仕様
- 乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。
- クッション
- 背のクッションは定期的に叩いて羽毛の偏りを整える。座る位置を変えることで、潰れの偏りも抑えられる。
- 置き場所
- 直射日光を避ける。布の色褪せと革の乾燥を早める。
どこで買うか
取扱店の調べ方
B&B イタリアは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
注文の際に決める項目は、構成、張り地と色、追加するクッションである。受注生産のため、納期は取扱店に確認する。
実物を確認する
座面の奥行1,110〜1,160mmが使う人の体格に合うかは、実物で確かめられるとよい。クッションで奥行を調整した状態もあわせて確認する。
搬入経路と設置場所の寸法は、事前に取扱店と確認する。
中古の流通
2010年以降の個体が流通している。相場は構成、張り地、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、内部のフォームの沈み、背のクッションの羽毛の偏り、支えのクッションの弾力、張り地の傷みと色褪せ、構成に応じた部材が揃っているかである。布の仕様はカバーを外して内部を確認できる場合がある。
購入前チェックリスト
- 構成(外形は幅3,250〜3,915mm、奥行1,160〜2,935mm)
- 座面の奥行1,110〜1,160mm(一般的なソファより深い)
- 床に脚をつけて座る場合、クッションでの調整
- 座面高約380mm
- 張り地(布はカバーを全面取り外せる)
- 追加するクッション
- 搬入経路と設置場所の寸法
- 中古の場合、部材が揃っているか
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- B&B イタリアは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。構成と張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
- どこで購入できますか?
- B&B イタリアの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産のため納期もあわせてご確認ください。
- 座面が深いと聞きました
- 座面の奥行は1,110mmから1,160mmで、一般的なソファ(500〜600mm程度)より大きく深くなります。背もたれに背中をつけると脚が床に届かないため、背のクッションと支えのクッションで奥行を調整することになります。
- 床に脚をつけて座れますか?
- 背のクッションと支えのクッションで奥行を調整することになります。使う人の体格に合うかを実物でお確かめください。脚を上げて座る、横になるといった姿勢には対応します。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 外形は構成により幅3,250mmから3,915mm、奥行1,160mmから2,935mmに及びます。周囲を通る余裕を含めてお確かめください。搬入経路と設置場所の寸法は事前に取扱店とご確認ください。
- カバーは洗えますか?
- 布の仕様はカバーを全面取り外せるため、洗うか交換できます。洗い方は取扱店にご確認ください。革の仕様については取り外しの可否を取扱店にご確認ください。
- クッションの手入れは必要ですか?
- 背のクッションは羽毛とポリウレタンによるもので、羽毛が使ううちに偏ります。定期的に叩いて整えてください。座る位置を変えることで、内部のフォームの潰れの偏りも抑えられます。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 布の仕様は掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸います。革の仕様は乾いた布で埃を払い、年に数回クリームで油分を補ってください。直射日光は布の色褪せと革の乾燥を早めるため避けてください。