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ゴールデンベルは、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトが1936年に設計しアルテックが製造する照明である。金属を絞って鐘の形をつくる。5つの仕上げがあり、1種のみ無塗装の真鍮による。

このページでは、仕上げによる手入れの違い、正規品の識別、取り付け、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

ゴールデンベル(A330S)は、Artekが製造する正規品において5つの仕上げバリエーションが展開されている。いずれもフィンランドで製造され、日本国内では引掛シーリング仕様に対応した日本仕様が販売されている。以下に正規品の基本スペックを示す。

正式名称(日本語) ペンダントライト A330S ゴールデンベル
製造ブランド アルテック
製造国 フィンランド
主要素材 真鍮またはスチール。仕上げによって素材が異なる
シェードサイズ 直径170 × 高さ200mm
シーリングカップサイズ 直径約120 × 高さ約57mm
全長(日本仕様) 約1,000mm。長さの調整に応じる
コード長(海外仕様) 約2,500mm
重量 スチールの仕上げは約0.7kg、真鍮の仕上げは約1.4kg
光源 E26口金。40W相当のLED電球に対応する。電球が付属する
消費電力 約4.4W(付属の電球を用いた場合)
取付方法 引掛シーリングに対応する。ダクト向けへの加工にも応じる
カラーバリエーション 5種の仕上げから選ぶ。4種は内側が白の塗装、1種は内外とも無塗装の真鍮による
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない
価格 アルテックは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
付属品 LED電球、天井の部品(シェードと同じ素材と仕上げ)
オプション コードの長さの調整、ダクト向けへの変更に応じる。取扱店に相談する

正規品とライセンスを受けていない製品の違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。

公表されている仕様

アルテックは、仕上げによって真鍮とスチールの素材が異なること、内側の仕上げ、寸法、重量、フィンランドでの製造を公表している。

ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。シェードの縁の処理と、内側の仕上げは外から確認できる箇所にあたる。重量も、真鍮とスチールでは約2倍の差がある。

比較項目 正規品(アルテック) ライセンスを受けていない製品
素材 仕上げにより真鍮またはスチール(公表) 公表なし
内側の仕上げ 白の塗装または無塗装(公表) 公表なし
重量 約0.7kgまたは約1.4kg(公表) 公表なし
製造国 フィンランド(公表) 公表なし
メーカー保証 対象 対象外

5つの仕上げ

仕上げによって素材と内側の処理が異なる。とくに1種は内外とも無塗装の真鍮によるもので、手入れの条件が他と異なる。

仕上げ 素材 外側 内側
真鍮(塗装あり) 真鍮 透明の塗装 白の塗装
真鍮(無塗装) 真鍮 無塗装 無塗装
スチール 塗装 白の塗装
スチール 塗装 白の塗装
クローム スチール めっき 白の塗装

選び分けの目安

経年での色の変化を求める場合
無塗装の真鍮の仕様は空気に触れて色が濃くなる。他の4種は塗装またはめっきのため、この変化が現れない。
手入れの手間を抑えたい場合
塗装の仕上げは拭くだけで足りる。無塗装の真鍮では、色の変化を戻すか残すかを選ぶことになる。
光の色味で選ぶ場合
内側が白の塗装の仕様では、反射する光が白に近い。無塗装の真鍮では、金属の色を帯びる。

類似商品・競合との比較

吊り下げる照明は、シェードの素材と内側の仕上げで光の色味が変わる。

比較項目 ゴールデンベル ウッツォン ペンダント JU1 ペンダント101 ザ・ランタン
シェードの素材 真鍮またはスチール 金属 樹脂または紙
内側の仕上げ 白の塗装または無塗装 仕上げによる 素材のまま
光の向き 下方が主 上下の双方 折り目から漏れる
寸法 直径170mm 約220mm 直径270〜550mm
電球 付属する 別売 別売

選び分けの目安

小さい寸法を求める場合
直径170mm。吊り下げる照明としては小さい部類にあたり、複数を並べる用途にも対応する。
光の色味で選ぶ場合
内側の仕上げが反射する光の色を決める。白の塗装と無塗装の真鍮では異なる。
電球を用意する手間を省く場合
LED電球が付属する。

使用感と設置条件

光の出方

鐘の形のシェードが電球を覆い、下方へ光を向ける。開口から光が抜ける。

内側の仕上げが反射する光の色を決める。白の塗装では白に近く、無塗装の真鍮では金属の色を帯びる。

直径170mmと小さいため、光が届く範囲も限られる。複数を並べる用途にも対応する。

取り付け

引掛シーリングに対応する。ダクト向けへの加工にも応じる。

日本向けの仕様は全長約1,000mm。長さの調整に応じる。吊り下げる高さを先に決めてから相談する。

重量はスチールの仕上げで約0.7kg、真鍮の仕上げで約1.4kg。約2倍の差がある。

電球

E26口金で、40W相当のLED電球が付属する。消費電力は約4.4Wにあたる。

シェードが小さいため、電球の形状によっては収まらない場合がある。交換の際に確認する。

経年変化とメンテナンス

仕上げごとに起きること

無塗装の真鍮は空気に触れて色が濃くなる。手が触れる箇所では、脂によって変化の進み方が異なる。

透明の塗装を施した真鍮では、この変化が現れない。塗膜が剥がれると、その箇所だけ変化が進む。

塗装のスチールは擦れると下地が現れる。めっきの仕上げは湿気の多い環境で曇る。

内側は電球に向いている。埃が溜まると反射に現れる。白の塗装では、埃が目立つ。

日常の手入れ

無塗装の真鍮
乾いた柔らかい布で拭く。色の変化を戻す場合、真鍮用の研磨剤を用いる。変化をそのまま残す選択もある。
塗装とめっきの仕上げ
乾いた布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。真鍮用の研磨剤も用いない。
内側
柔らかい布で軽く拭く。埃が溜まると反射に現れる。
電球の交換
電源を切り、本体が冷めてから行う。シェードが小さいため、内側に触れないよう注意する。

部品の交換

シェードが変形または破損した場合、交換の可否を取扱店に確認する。コードと天井の部品についても、あわせて相談する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

アルテックは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、仕上げ(5種)、取り付けの方式、コードの長さである。

実物を確認する

内側の仕上げによる光の色味は、点灯した状態で確かめられるとよい。

無塗装の真鍮の仕様では、経年での色の変化を踏まえて選ぶことになる。

中古の流通

相場は仕上げと状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、シェードの凹みと傷、塗装の剥がれまたはめっきの曇り、無塗装の真鍮では色の変化、内側の埃と傷、コードと天井の部品が揃っているかである。

購入前チェックリスト

  • 仕上げ(5種。素材と内側の処理が異なる)
  • 無塗装の真鍮は色が濃くなること
  • 内側の仕上げ(反射する光の色を決める)
  • 取り付けの方式(引掛シーリング/ダクト)
  • コードの長さと吊り下げる高さ
  • 重量(スチール約0.7kg/真鍮約1.4kg)
  • 直径170mm(光が届く範囲)
  • 中古の場合、シェードの凹みと内側の状態

よくある質問

価格はどのくらいですか?
アルテックは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
アルテックの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
仕上げはどう選べばよいですか?
5種から選べ、仕上げによって素材と内側の処理が異なります。真鍮の仕様は2種で、うち1種は内外とも無塗装です。他の3種はスチールで、外側が塗装またはめっき、内側は白の塗装によります。
真鍮は色が変わりますか?
無塗装の仕様は空気に触れて色が濃くなります。手が触れる箇所では脂によって変化の進み方が異なります。透明の塗装を施した仕様ではこの変化が現れませんが、塗膜が剥がれるとその箇所だけ変化が進みます。
光の色は仕上げで変わりますか?
内側の仕上げが反射する光の色を決めます。白の塗装の仕様では反射する光が白に近く、無塗装の真鍮では金属の色を帯びます。
電球は付属しますか?
E26口金で40W相当のLED電球が付属します。消費電力は約4.4Wにあたります。シェードが小さいため、電球の形状によっては収まらない場合があります。交換の際にご確認ください。
取り付けはどうしますか?
引掛シーリングに対応し、ダクト向けへの加工にも応じます。日本向けの仕様は全長約1,000mmで、長さの調整に応じます。吊り下げる高さを先に決めてからご相談ください。
手入れはどうすればよいですか?
無塗装の真鍮は乾いた柔らかい布で拭き、色の変化を戻す場合は真鍮用の研磨剤を用います。変化をそのまま残す選択もあります。塗装とめっきの仕上げは乾いた布で拭き、研磨剤も真鍮用の研磨剤も用いないでください。