概要
EM77 クラシックバキュームジャグは、デンマークのプロダクトデザイナー、エリック・マグヌッセンが1977年にデザインした魔法瓶(真空断熱ジャグ)である。ステルトンから発売され、円筒形の本体と、傾けるだけで開く注ぎ口の機構を持つ。
製品名の「EM77」は、デザイナーのイニシャル「EM」(Erik Magnussen)とデザイン年「77」(1977年)に由来する。発売以来、基本的なデザインを大きく変えることなく生産が続けられ、100色を超えるカラーバリエーションが展開されてきた。
特徴・コンセプト
傾けて開く栓
注ぎ口には、傾けると開く可動の栓が備わる。従来の魔法瓶は蓋を外してから注ぐため、外した蓋を置く場所が要り、両手を使う。傾ける動作そのもので栓が開けば、片手で注げる。垂直に戻せば栓は閉じ、内部の空気の出入りが止まる。持ち運び用には別途スクリューキャップが用意される。
円筒形の外装
外観は円筒形をとる。内部のガラス製真空容器が円筒のため、外装を同じ形にすれば隙間が生じない。外装にはABS樹脂を用いる。金属より熱が伝わりにくく、内部が熱くても外側を握れる。
カラーバリエーションと素材
発売当初はモノトーンを基調とし、その後多数の色が展開された。樹脂は着色して成形するため、塗装と違って表面が剥げない。容量は1リットルと0.5リットルの2種。内部のガラス容器は交換できる。
評価と影響
同じステルトンのシリンダラインは円筒を基本形とする点で共通するが、そちらはステンレス鋼で構成される。ステルトン テオ ティーポットは素材ごとに役割を分ける構成をとる。
4館の公開データでは、EM77の収蔵は確認できていない。
エリック・マグヌッセンの設計思想や経歴について詳しくはエリック・マグヌッセンプロフィールページをご覧ください。
ステルトンの歴史や他の製品について詳しくはステルトンブランドページをご覧ください。
基本情報
| 製品名 | EM77 クラシックバキュームジャグ(EM77 Classic Vacuum Jug) |
|---|---|
| デザイナー | エリック・マグヌッセン(Erik Magnussen) |
| デザイン年 | 1977年 |
| メーカー | ステルトン(Stelton) |
| 生産国 | デンマーク |
| 素材 | ABS樹脂(外装)、ガラス製真空二重構造(中瓶) |
| 容量 | 1L / 0.5L |
| 特徴 | ロッカーストッパー機構(傾けるだけで注げる特許機構)、スクリューキャップ付属 |