概要
Bottle Grinderは、Norm ArchitectsがMENU(現Audo Copenhagen)のために設計したソルト&ペッパーミルである。2011年に発表された。グラインダーの機構を上部に配置する構造をとる。
デザインコンセプトと特徴
一般的なミルは下部に機構を持つ。挽いた粉が刃の周囲に残り、置いたときに接地面へ落ちる。機構を上部に移せば、挽いた粉は容器の側へ落ちるため、置いた面が汚れない。
機構が上に来るため、外形は上部が細く下部が膨らむ。液体を入れるボトルと同じ輪郭になる。
刃にはセラミックを用いる。金属の刃は塩分で腐食するため塩用と胡椒用を分ける必要があるが、セラミックなら腐食しないので用途を分けずに済む。挽き目は上部のノブで無段階に調整できる。
素材と仕上げのバリエーション
基本の仕様はシリコンコーティングを施したプラスチック製である。樹脂そのままでは表面が滑るが、シリコンの層があれば摩擦が生じて握りやすい。複数の色が用意される。
釉薬を施したセラミック製、真鍮製の仕様もある。素材が変わっても外形と機構は共通する。
蓋はウォールナット、ビーチ、ステンレススチールから選べる。
お手入れ
本体は柔らかい乾いた布で拭く。研磨剤を含むクリーナーは表面を傷つけるため用いない。補充の前に内部を乾燥させる。湿気があると粉が固まり、刃の回転を妨げる。
評価と影響
機構の配置を上下反転させることで、置いた面が汚れないという条件を満たしている。同じく使用時の状態から形を導く例として、EM77 クラシックバキュームジャグの栓の機構や柳宗理 ステンレスケトルの注ぎ口の角度がある。
Bottle Grinderの美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。
ノーム・アーキテクツの設計思想や経歴について詳しくはノーム・アーキテクツプロフィールページをご覧ください。
メニューの歴史や他の製品について詳しくはメニューブランドページをご覧ください。
基本情報
| デザイナー | Norm Architects(Jonas Bjerre-Poulsen & Kasper Rønn) |
|---|---|
| ブランド | MENU(現Audo Copenhagen) |
| 発表年 | 2011年 |
| デザイン国 | デンマーク |
| 受賞歴 | Formland Design Award 2011 ノミネート |
| 素材 | スチール、セラミック、プラスチック、シリコンラバー、木材(ビーチ/ウォールナット)、真鍮 |
| サイズ(スモール) | H11.5cm × Ø6.8cm(容量:1dl) |
| サイズ(ラージ) | H20.5cm × Ø8cm(容量:2.2dl) |
| カラー展開 | アッシュ、カーボン、ハンティンググリーン、ベージュ、バーレー、ブルース、ヌード、サンド、アイボリー他 |
| 価格帯 | 90〜225USドル(サイズ・素材により異なる) |
| 分類 | キッチン |