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9090 エスプレッソコーヒーメーカーは、リチャード・サッパーが1978年に設計しアレッシィが製造する直火式のコーヒー器具である。ステンレス鋼による。4つの容量が展開され、IHを含む複数の熱源に対応する。

このページでは、容量の選択、対応する熱源、部品の交換と手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

9090は現在、1カップ・3カップ・6カップ・10カップの4サイズが展開されている。なお「カップ」はエスプレッソカップ(デミタスカップ)基準であり、一般的なコーヒーカップの容量とは異なる点に留意されたい。

正式名称(日本語) 9090 エスプレッソコーヒーメーカー
製造ブランド アレッシィ
製造国 イタリア
本体素材 18-10 ステンレス鋼。鏡面の仕上げ
ハンドル素材 鋳鉄
底面素材 磁性のあるスチール。IHに対応する
サイズ展開・型番 1杯、3杯、6杯、10杯の4種
寸法:1カップ用 直径約95 × 高さ約150mm
寸法:3カップ用 直径約110 × 高さ約175mm
寸法:6カップ用 直径約125 × 高さ約205mm
寸法:10カップ用 直径約145 × 高さ約230mm
重量:3カップ用 約650g
重量:6カップ用 約920g
容量 1杯 約70mL、3杯 約150mL、6杯 約300mL、10杯 約500mL
対応熱源 ガス、電気、セラミック、IH に対応する
主な機能的特徴 レバーで開閉するハンドル、液だれを抑える注ぎ口、底面を広くとる構成
付属品 抽出量を減らすためのフィルター(3杯用以上に付属)
価格 アレッシィは公式サイトで価格を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。容量で価格が変わる
収蔵 MoMA エスプレッソ コーヒーメーカー(model 9090、1978年) 収蔵番号 262.1979

※ 参考価格は ALESSI JAPAN 公式オンラインストアに基づく目安であり、販売店や時期により変動する場合がある。購入時は必ず販売店にてご確認いただきたい。

※ 1カップ用(9090/1)をIH調理器で使用する場合、底面径が約9.5cmと小さいため、IH機器が反応しない場合がある。使用前にIH機器の最小認識径をご確認いただきたい。

容量の選択

4つの容量が展開される。直火式の器具は容量に応じた分量で淹れる前提のため、ふだん淹れる量から選ぶことになる。

容量 抽出量 寸法
1杯 約70mL 直径約95 × 高さ約150mm
3杯 約150mL 直径約110 × 高さ約175mm
6杯 約300mL 直径約125 × 高さ約205mm
10杯 約500mL 直径約145 × 高さ約230mm

選び分けの目安

ふだん淹れる量から選ぶ
直火式の器具は、容量に対して少ない分量では味が変わる。ふだん淹れる量に近い容量を選ぶ。
少なく淹れる場合
3杯用以上には、抽出量を減らすためのフィルターが付属する。これを用いると少ない分量でも淹れられる。
収納場所を考える場合
10杯用は高さ約230mm。棚に収める場合、この高さが入るかを確かめる。

類似商品・競合との比較

台所で用いる金属の器具は、素材によって手入れと熱源への対応が変わる。同じアレッシィの製品でも、熱源にかけるかどうかで条件が異なる。

比較項目 9090 アルミニウム製の直火式器具 ジューシーサリフ(アレッシィ)
本体の素材 ステンレス鋼 アルミニウム 鋳造したアルミニウム
熱源にかけるか かける(IH に対応する) かける かけない
洗浄 洗剤を使える 洗剤で表面が変わる場合がある 洗剤を使える
部品の交換 パッキンを交換できる 製品による 該当しない
寸法の展開 4種 製品による 1種

選び分けの目安

IHで使う場合
底面が磁性のあるスチールで、IHに対応する。アルミニウム製の器具では対応しない場合が多い。
洗剤で洗いたい場合
ステンレス鋼のため洗剤を使える。アルミニウム製の器具では、洗剤で表面が変わる場合がある。
軽さを求める場合
ステンレス鋼はアルミニウムより重い。3杯用で約650g、6杯用で約920gである。

使用感と手順

対応する熱源

底面が磁性のあるスチールで、ガス、電気、セラミック、IH に対応する。

底面を広くとる構成により、熱源との接する面積を確保する。IHでは、底面の径が調理器の対応範囲に入るかを確かめる。1杯用は直径約95mmで、小さい径に対応しない機種では加熱されない場合がある。

ハンドルと注ぎ口

ハンドルは鋳鉄による。レバーで開閉する構成をとる。

本体はステンレス鋼で、加熱すると熱くなる。ハンドル以外の箇所には素手で触れない。

注ぎ口は液だれを抑える形をとる。

抽出量の調整

3杯用以上には、抽出量を減らすためのフィルターが付属する。容量より少ない分量で淹れる場合に用いる。

このフィルターを用いない状態で容量より少なく淹れると、味が変わる。

経年変化とメンテナンス

素材に起きること

ステンレス鋼は錆びにくい。ただし水分が残ったままにすると、水垢が付く。鏡面の仕上げでは、この跡が目立つ。

塩分を含むものが付着したまま放置すると、点錆が出ることがある。

鋳鉄のハンドルは、水分が残ると錆びる。洗った後は水気を拭き取る。

部品の交換

本体の上下を密閉するパッキンは消耗する。抽出の際に蒸気が漏れる、あるいは抽出量が減った場合、交換の時期にあたる。

交換用のパッキンは取扱店を通じて入手できる。容量ごとに寸法が異なるため、型番を確かめて注文する。

日常の手入れ

使用後
冷めてから分解して洗う。洗剤を使える。洗った後は水気を拭き取る。
避けるもの
研磨剤と金属たわしは鏡面の仕上げを傷める。細かい傷が蓄積すると曇る。
パッキン
外して洗い、乾かす。付けたまま放置するとコーヒーの成分が残る。
保管
完全に乾かしてから収める。分解した状態で保管すると、内部に湿気が残りにくい。

どこで買うか

取扱店の調べ方

アレッシィは公式サイトで製品情報と価格を公開している。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なるため、正規取扱については輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決めるのは容量である。ふだん淹れる量から選ぶ。

実物を確認する

容量によって寸法が変わる。収納場所に収まるかは、寸法を確かめておく。

IHで使う場合、底面の径が調理器の対応範囲に入るかもあわせて確認する。

中古の流通

1979年以降の個体が流通している。相場は容量と状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、鏡面の傷と曇り、ハンドルの錆、パッキンの状態、内部のコーヒーの成分の残り、抽出量を減らすフィルターが付属するかである。パッキンは交換できる。

購入前チェックリスト

  • 容量の選択(1/3/6/10杯。ふだん淹れる量から決める)
  • 収納場所の高さ(10杯用は高さ約230mm)
  • IHで使う場合、底面の径が調理器の対応範囲に入るか
  • 抽出量を減らすフィルターの有無(3杯用以上に付属)
  • 本体が加熱されること(ハンドル以外に素手で触れない)
  • 研磨剤が使えないこと
  • パッキンが消耗品であること
  • 中古の場合、パッキンとハンドルの状態

よくある質問

価格はどのくらいですか?
アレッシィは公式サイトで価格を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なり、容量で価格が変わります。
どこで購入できますか?
アレッシィの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
どの容量を選べばよいですか?
1杯(約70mL)、3杯(約150mL)、6杯(約300mL)、10杯(約500mL)の4種です。直火式の器具は容量に対して少ない分量では味が変わるため、ふだん淹れる量に近い容量をお選びください。3杯用以上には抽出量を減らすためのフィルターが付属し、これを用いると少ない分量でも淹れられます。
IHで使えますか?
使えます。底面が磁性のあるスチールで、ガス、電気、セラミック、IH に対応します。ただし1杯用は直径約95mmのため、小さい径に対応しない機種では加熱されない場合があります。底面の径が調理器の対応範囲に入るかをご確認ください。
使うときに注意することはありますか?
本体はステンレス鋼で、加熱すると熱くなります。ハンドル以外の箇所には素手で触れないでください。ハンドルは鋳鉄によるもので、レバーで開閉します。
パッキンは交換できますか?
交換できます。抽出の際に蒸気が漏れる、あるいは抽出量が減った場合が交換の時期にあたります。容量ごとに寸法が異なるため、型番を確かめて取扱店を通じてご注文ください。
収蔵されている美術館はありますか?
ニューヨーク近代美術館が収蔵しています(Espresso Coffee Maker、model 9090、1978年、収蔵番号262.1979)。
手入れはどうすればよいですか?
冷めてから分解して洗います。ステンレス鋼のため洗剤を使えますが、研磨剤と金属たわしは鏡面の仕上げを傷めます。洗った後は水気を拭き取ってください。鋳鉄のハンドルは水分が残ると錆びます。パッキンも外して洗い、乾かしてください。