このページについて
チューブチェアは、ジョエ・コロンボが1969年に設計した椅子である。カッペリーニが製造する。直径の異なる4本の筒を留め具で連結する。入れ子にして収納できる。
このページでは、4本の筒と連結、入れ子の収納、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ジョエ・コロンボの設計思想や経歴について詳しくはジョエ・コロンボ プロフィールページをご覧ください。
チューブチェアのデザインストーリーについて詳しくはチューブチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
| 正式名称 | チューブチェア |
|---|---|
| 製造ブランド | カッペリーニ |
| 主要素材 | 直径の異なる4本の樹脂の筒。ウレタンのフォームを巻き、金属の留め具で連結する |
| 張地 | 伸びる布と革から選ぶ。選べる範囲は取扱店に確認する |
| サイズ | 幅1,150 × 奥行620 × 高さ665mm。組み方によって変わる |
| 重量 | 複数の筒による。構成によって変わる。取扱店に確認する |
| 価格 | カッペリーニは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。張地で価格が変わる |
| 製法 | 筒を回転させて成形する |
| 構成 | 4本の筒を金属の留め具で連結する。組み方を変えられる。入れ子にして収納できる |
| 納期 | 受注生産。納期は取扱店に確認する |
| 色 | 複数の色から選ぶ。取り扱いは取扱店に確認する |
| 収蔵 | MoMA チューブ チェア(1969〜1970年) 収蔵番号 470.1972。メトロポリタン美術館 チューブ チェア(1969〜70年) 収蔵番号 1987.98.1a-d |
4本の筒と連結
直径の異なる4本の筒を金属の留め具で連結する。組み方を変えられる。
そのため、座る姿勢に応じて配置を組み替えられる。用途によって決める。
連結の箇所は荷重がかかる。緩みを定期的に確かめる。
筒はウレタンのフォームを巻き、張地で覆う。座ると沈み込む。
選び分けの目安
- 座り方を考える場合
- 組み方を変えられる。実物で確かめられるとよい。
- 長く使う前提の場合
- 連結の箇所に荷重がかかる。緩みを確かめる。
- 座り心地で選ぶ場合
- フォームを巻いた筒による。沈み込む。
入れ子の収納
直径が異なるため、筒を入れ子にして収納できる。
連結を外して重ねる。最も大きい筒の寸法に収まる。
使わない時期に収納できる。置き場所の条件が変わる。
組み立てと分解を繰り返す。留め具の状態を確かめる。
選び分けの目安
- 収納を考える場合
- 入れ子にして収納できる。最も大きい筒の寸法に収まる。
- 置き場所を確かめる場合
- 組んだ状態では幅1,150mm。収納時とは異なる。
- 長く使う前提の場合
- 組み立てと分解を繰り返す。留め具の状態を確かめる。
ライセンスを受けていない製品との違い
本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。
| 比較項目 | 正規品 | ライセンスを受けていない製品 |
|---|---|---|
| 製造 | カッペリーニによる | 製造元は個々に異なる |
| 筒 | 樹脂。回転させて成形する | 公表されない場合がある |
| 連結 | 金属の留め具による | 個々に確認が要る |
| 入れ子の収納 | 直径が異なり収納できる | 個々に異なる |
| 部品の供給 | 取扱店を通じて相談できる | 個々に異なる |
筒を連結して荷重を支える構成のため、筒の仕様と留め具は強度に関わる。確認する事項になる。
選び分けの目安
- 強度を確かめる場合
- 筒の仕様と留め具を確認する。連結して荷重を支える構成にあたる。
- 収納を確かめる場合
- 直径が異なり入れ子にできるかを確認する。
- 長く使う前提の場合
- 部品の供給を確かめる。留め具も含まれる。
同種の椅子との比較
椅子は構成の方式と補修の条件で性格が分かれる。
| 比較項目 | チューブチェア | ノッテッドチェア | バブルチェア |
|---|---|---|---|
| 構成 | 4本の筒を連結する | 繊維と樹脂の中空構造 | 樹脂の殻を吊る |
| 組み替え | できる | できない | できない |
| 収納 | 入れ子にできる | 該当しない | 該当しない |
| 入手 | 注文できる | 中古のみ | 注文できる |
| 設置 | 床に置く | 床に置く | 天井から吊る |
選び分けの目安
- 収納を考える場合
- 入れ子にできる。他の製品とは条件が異なる。
- 座り方を変えたい場合
- 組み方を変えられる。固定される椅子とは異なる。
- 設置を考える場合
- 床に置く。吊る椅子とは条件が異なる。
使用感と設置条件
座り方
組み方によって座る姿勢が変わる。背もたれの高さも変わる。
筒の断面が円形にあたる。座面が平らではない。
寸法
組んだ状態では幅1,150 × 奥行620 × 高さ665mm。組み方によって変わる。
置き場所を実測する。収納時とは寸法が異なる。
床との関係
筒の側面が床に接する。張地で覆われる。
床材によっては擦れる。動かす際に確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
布の張地は日光で色褪せる。摩擦で毛羽立つ場合がある。
革の張地は使用によって色と質感が変わる。乾燥すると硬くなる。
フォームは経年で沈む。筒ごとに沈み方に差が生じる場合がある。
留め具は組み立てと分解を繰り返す箇所にあたる。緩みが生じる場合がある。
日常の手入れ
- 布の張地
- 埃を払う。生地によって手入れの方法が異なる。取扱店に確認する。
- 革の張地
- 乾いた柔らかい布で拭く。水分をすぐに拭き取る。
- 留め具
- 緩みを定期的に確かめる。荷重がかかる箇所にあたる。
- 床に接する箇所
- 擦れを確かめる。張地で覆われる。
修理と部品
張地の交換と留め具については、取扱店を通じて相談する。
筒ごとの交換ができる場合がある。あわせて確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
カッペリーニは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
受注生産にあたる。張地と色を決めてから製作される。納期を確かめる。
実物を確認する
組み方による座り心地の違いは、実物で確かめられるとよい。
筒の断面が円形の座面も現物で分かる。
中古の流通
製造の時期によって仕様が異なる場合がある。年式を確かめる。
確認箇所は、張地の状態、フォームの沈み、留め具の緩み、筒が揃っているかである。
購入前チェックリスト
- 4本の筒を連結すること(組み方を変えられる)
- 入れ子にして収納できること
- 置き場所(組んだ状態で幅1,150mm)
- 筒の断面が円形で座面が平らでないこと
- 張地と色の選択
- 連結の箇所の定期的な確認
- 筒の側面が床に接すること
- 受注生産の納期
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- カッペリーニは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。張地で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- カッペリーニの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産にあたるため納期もお確かめください。
- どのような構造ですか?
- 直径の異なる4本の樹脂の筒を金属の留め具で連結します。筒はウレタンのフォームを巻き張地で覆われます。組み方を変えられるため、座る姿勢に応じて配置を組み替えられます。
- 収納できますか?
- 直径が異なるため筒を入れ子にして収納できます。連結を外して重ね、最も大きい筒の寸法に収まります。
- 座り心地はどうですか?
- フォームを巻いた筒によるため座ると沈み込みます。筒の断面が円形のため座面は平らではありません。組み方によって座る姿勢と背もたれの高さも変わります。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 組んだ状態では幅1,150×奥行620×高さ665mmで、組み方によって変わります。収納時とは寸法が異なるため置き場所を実測してください。
- 収蔵されている美術館はありますか?
- ニューヨーク近代美術館(チューブ チェア、1969〜1970年、収蔵番号470.1972)とメトロポリタン美術館(1969〜70年、収蔵番号1987.98.1a-d)が収蔵しています。
- 手入れで気をつけることはありますか?
- 連結の箇所は荷重がかかり組み立てと分解を繰り返すため、緩みを定期的にお確かめください。張地は素材に応じて手入れし、方法は取扱店にご確認ください。