このページについて

チューブチェアは、ジョエ・コロンボが1969年に設計し、カッペリーニが製造する椅子である。直径の異なる4本の筒を金具で連結し、使わないときは入れ子にしてまとめられる。

このページでは、構成と組み替え、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

カッペリーニの公式サイトと製品シートに記載された仕様は次のとおりである。

正式名称 Tube Chair(型番 TUC_1)
筒 ポリプロピレン(白)。回転成形でつくる直径の異なる4本の中空の筒
クッション ポリウレタンフォーム
連結 金属のフックと、テラコッタ色のゴムの球
張り地 伸縮性のある布(Bielastico Color、4色)または革。組み合わせによっては選べないものがある
寸法(基本の組み方) 幅115 × 奥行62 × 高さ66.5cm
付属品 文字入りのジュートの袋
使用環境 屋内用
製造国 イタリア
価格 公式サイトに価格の掲載はなく、問い合わせ制(2026年10月時点)

組み替えと収納

4本の筒は入れ替えられ、背もたれにも座面にもなる。製品シートには16通りの組み方が示されており、長さはおよそ93〜133cm、高さは49〜87.5cmの範囲で変わる。基本の組み方以外で使うなら、その組み方の寸法で置き場所を測る。

連結を外すと、筒を大きい順に入れ子にしてまとめられる。組み外しを繰り返すと金具に負担がかかるため、連結部の緩みは時々確かめたい。

筒の断面は円形で、座面は平らではない。フォームを巻いているので座ると沈む。

ライセンスを受けていない製品との違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。カッペリーニが公表している仕様を基準にすると、次の点が判断材料になる。

比較項目 正規品(カッペリーニ) ライセンスを受けていない製品
筒 ポリプロピレンの回転成形、4本とも直径が異なる 素材や製法が示されない場合がある
連結 金属のフックとテラコッタ色のゴムの球 金具の仕様が異なる場合がある
入れ子の収納 できる 直径の組み合わせによってはできない

筒を連結して荷重を支える構成のため、筒と金具の仕様は強度に直結する。

同種の椅子との比較

比較項目 チューブチェア ノッテッドチェア バブルチェア
構成 4本の筒を連結する 結んだ縄を樹脂で固める アクリルの球体を吊る
組み替え できる できない できない
設置 床に置く 床に置く 天井から吊る

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

布の張り地は日光で色褪せ、摩擦で毛羽立つ。革は乾燥すると硬くなる。フォームは使ううちに沈み、よく座る筒ほど早い。筒の側面が直接床に接するため、張り地のその部分が擦れやすい。

日常の手入れ

布の張り地
掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。
革の張り地
乾いた柔らかい布で拭き、水分はすぐに拭き取る。
連結部
緩みがないか時々確かめる。

どこで買うか

注文の流れ

カッペリーニは公式サイトに価格を掲載しておらず、製品ページの問い合わせから取扱店を通じて見積もりを取る形になる(2026年10月時点)。注文時に決めるのは張り地(布か革)と色である。

中古の流通

確認する箇所は、4本の筒と金具が揃っているか、張り地の傷み、フォームの沈み、連結部の緩みである。

購入前チェックリスト

  • 使う組み方での寸法(基本は幅115 × 奥行62 × 高さ66.5cm)
  • 座面が平らではないこと
  • 張り地(布か革)と色
  • 中古の場合、筒と金具が揃っているか

よくある質問

価格はどのくらいですか?
カッペリーニは公式サイトに価格を掲載しておらず、問い合わせ制です(2026年10月時点)。張り地によって価格が変わります。
どこで購入できますか?
カッペリーニ公式サイトの製品ページから問い合わせ、取扱店を通じて注文します。
何でできていますか?
筒はポリプロピレンの回転成形で、ポリウレタンフォームを巻いて布か革で張っています。筒どうしは金属のフックとゴムの球で連結します。
組み方は変えられますか?
変えられます。4本の筒は入れ替えができ、製品シートには16通りの組み方が示されています。組み方によって長さはおよそ93〜133cm、高さは49〜87.5cmの範囲で変わります。
収納できますか?
連結を外すと、直径の異なる筒を入れ子にしてまとめられます。
サイズはどのくらいですか?
基本の組み方で幅115 × 奥行62 × 高さ66.5cmです。ほかの組み方では寸法が変わります。
手入れで気をつけることはありますか?
組み外しを繰り返すと連結部に負担がかかるため、緩みがないか時々お確かめください。筒の側面が床に接するので、その部分の張り地の擦れにも気をつけてください。