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柳宗理 ステンレスケトルは、柳宗理が1994年に設計した湯沸かしである。満水は2.5Lだが、実際に沸かせる量は約1.7Lにあたる。表面の仕上げを2種から選ぶ。食器洗い機は推奨されない。

このページでは、容量の考え方、表面の仕上げの選択、対応する熱源、手入れと部品の交換、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

柳宗理 ステンレスケトルは、新潟県燕市の日本洋食器株式会社において、研磨や溶接の工程を一つ一つ手作業で行う丁寧な製造プロセスを経て生み出される純国産品である。曲線の多い本製品は多くのパーツで構成され、職人の高い技術力が結集している。仕上げ違いで「つや消し(マット)」と「ミラー」の2タイプが展開されている。

正式名称 柳宗理 ステンレスケトル
販売元 佐藤商事
生産国 日本
サイズ 幅244 × 奥行190 × 高さ205mm(取っ手を含む)
底径 150mm
口径 128mm
深さ 95mm
底板厚 2.6mm
容量 満水2.5L。実際に沸かせる量は約1.7L
重量 約815g
素材(本体側板) ステンレス鋼
素材(本体底板) ステンレス鋼とアルミニウムを重ねた3層による
素材(蓋) ステンレス鋼
素材(ハンドル・つまみ) 樹脂による。交換できる
表面の仕上げ つや消しと鏡面の2種から選ぶ
価格 佐藤商事は公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。価格は取扱店により異なる
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない
対応熱源 ガス、IH、電気の熱源に対応する。電子レンジは使えない。食器洗い機は推奨されない

仕上げ別の比較

本製品は「つや消し(マット)」と「ミラー」の2種類の仕上げが用意されている。いずれもサイズ・容量・機能は共通であり、異なるのは表面仕上げと価格のみである。

比較項目 つや消し(マット) ミラー
表面仕上げ 手作業によるつや消し加工。落ち着いた柔らかな質感 光沢のある鏡面仕上げ。華やかで美しい光沢
汚れの目立ちやすさ 水はねや指紋が目立ちにくい 水はねや指紋がやや目立ちやすい
加工工程 手磨きによるつや消し加工(手間がかかるため価格が高い) 機械研磨による鏡面仕上げ
傾向 実用性重視の方に人気。現行の主流モデル 美しさ・存在感を重視する方に人気

容量の考え方

満水は2.5Lだが、実際に沸かせる量は約1.7Lにあたる。差は約0.8Lある。

満水まで入れると、沸騰時に注ぎ口から吹きこぼれる。容量で選ぶ際は、約1.7Lを基準に判断する。

湯を沸かす時間も、入れる量によって変わる。日常的に用いる量から選ぶ。

重量は約815g。満水に近い量を入れると、持ち上げる重さがこれに加わる。

選び分けの目安

容量で判断する場合
満水2.5Lではなく、約1.7Lを基準にする。
持ち上げる重さを考える場合
本体は約815g。入れた湯の重さがこれに加わる。
吹きこぼれを避ける場合
満水まで入れない。約1.7Lを上限とする。

表面の仕上げの選択

つや消しと鏡面の2種から選ぶ。手入れの条件と傷の見え方が異なる。

比較項目 つや消し 鏡面
目立ちにくい 目立ちやすい
指紋 残りにくい 残りやすい
手入れの頻度 低い 拭き上げが要る
光の反射 柔らかい 周囲が映る

選び分けの目安

手入れの手間を抑えたい場合
つや消しは傷と指紋が目立ちにくい。
見え方で選ぶ場合
鏡面では周囲が映る。つや消しでは光の反射が柔らかい。
日常的に使う場合
いずれも使用によって細かい傷が付く。鏡面では目立ちやすい。

対応する熱源と使えない条件

ガス、IH、電気の熱源に対応する。底は3層の構造による。

電子レンジは使えない。食器洗い機は推奨されない。表面の風合いが変わる場合がある。

空焚きはしない。底の変形と、取っ手の樹脂の劣化を招く。

沸騰した直後は本体の側面も高温になる。取っ手以外に触れない。

選び分けの目安

熱源を確かめる場合
ガス、IH、電気の熱源に対応する。電子レンジは使えない。
食器洗い機を用いたい場合
推奨されない。手洗いする。
扱いの注意
空焚きをしない。沸騰直後は本体の側面も高温になる。

同じ設計者の他の製品との比較

同じ設計者の製品は、素材と手入れの条件が品目によって異なる。

比較項目 ステンレスケトル 柳宗理 カトラリー
素材 ステンレス鋼と樹脂 ステンレス鋼(柄に別の素材の系列もある)
食器洗い機 推奨されない 系列による
部品の交換 取っ手とつまみを交換できる 該当しない
仕上げの選択 つや消しと鏡面 系列による
熱源 ガス、IH、電気に対応 該当しない

選び分けの目安

長く使う前提の場合
取っ手とつまみを交換できる。樹脂の部品が劣化しても本体を使い続けられる。
手入れの条件を揃える場合
いずれも水分を拭き取る手入れが要る。
仕上げを選ぶ場合
つや消しと鏡面から選べる。傷の見え方が異なる。

使用感と設置条件

注ぎ方

取っ手を持って傾ける。注ぎ口の内側の接合は手作業によるため、仕上がりに個体差が生じる。

これは仕様にあたり、使用に支障はない。

蓋と給水

口径は128mm。手を入れて内部を洗える寸法にあたる。

蓋のつまみに白い筋状の跡や小さな膨らみが見られる場合がある。これも仕様にあたる。

置き場所

幅244×奥行190×高さ205mm。取っ手を含む寸法にあたる。

底の直径は150mm。IHの熱源に載せる場合、対応する範囲を確かめる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

ステンレス鋼は錆びにくいが、水分が残ると点状の錆が生じる場合がある。

内部には水の成分が付着する。硬い水を用いる地域では、白い跡が残りやすい。

使用を重ねると細かい傷が付く。鏡面の仕上げでは目立ちやすい。

樹脂の取っ手とつまみは、熱と経年によって劣化する。交換できる。

日常の手入れ

洗浄
手洗いする。柔らかいスポンジで洗い、研磨剤入りの洗剤は用いない。
拭き上げ
水分を拭き取る。残すと点状の錆と水の跡が生じる。
内部の付着
水の成分が付着した場合、クエン酸などで落とす方法を取扱説明書で確認する。
避けること
空焚きをしない。食器洗い機は推奨されない。

部品の交換

取っ手とつまみは交換できる。樹脂の部品が劣化した場合、本体ごとの買い替えにはならない。

注文の方法は販売元のサポートで確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

佐藤商事は公式サイトで製品情報を公開している。価格は取扱店により異なる。

取っ手とつまみの交換部品を入手できる経路も、あわせて確かめる。

実物を確認する

つや消しと鏡面では見え方が異なる。現物で確かめられるとよい。

取っ手を持ったときの感触と、本体の重さも確認する。

中古の流通

相場は仕上げと状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、本体の傷とへこみ、内部の水の成分の付着、底の変形、取っ手とつまみの劣化である。樹脂の部品は交換できるため、劣化している個体でも対応できる場合がある。

購入前チェックリスト

  • 容量は約1.7Lを基準に判断すること(満水2.5L)
  • 表面の仕上げ(つや消し/鏡面。傷の見え方が異なる)
  • 対応する熱源(電子レンジは使えない)
  • 食器洗い機が推奨されないこと
  • 設置場所の寸法(幅244×奥行190×高さ205mm)
  • IHに載せる場合、底の直径150mmが範囲に入るか
  • 取っ手とつまみの交換部品の入手経路
  • 中古の場合、底の変形と内部の付着

よくある質問

価格はどのくらいですか?
佐藤商事は公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。価格は取扱店により異なります。
どこで購入できますか?
佐藤商事の公式サイトで製品情報を確認できます。取っ手とつまみの交換部品を入手できる経路も、あわせてお確かめください。
どのくらいの量を沸かせますか?
満水は2.5Lですが、実際に沸かせる量は約1.7Lにあたります。差は約0.8Lあり、満水まで入れると沸騰時に注ぎ口から吹きこぼれます。容量で選ぶ際は約1.7Lを基準にご判断ください。
つや消しと鏡面はどう違いますか?
つや消しは傷と指紋が目立ちにくく、手入れの頻度が低くなります。鏡面は周囲が映りますが、傷と指紋が目立ちやすく拭き上げが必要です。いずれも使用によって細かい傷が付きます。
IHで使えますか?
使えます。ガス、IH、電気の熱源に対応し、底は3層の構造によります。電子レンジは使えません。IHに載せる場合、底の直径150mmが対応する範囲に入るかをお確かめください。
食器洗い機は使えますか?
推奨されません。表面の風合いが変わる場合があります。手洗いしてください。
取っ手が傷んだら交換できますか?
取っ手とつまみは交換できます。樹脂の部品が劣化した場合も本体ごとの買い替えにはなりません。注文の方法は販売元のサポートでご確認ください。
注ぎ口の仕上がりに個体差があるのですが
注ぎ口の内側の接合は手作業によるため、仕上がりに個体差が生じます。これは仕様にあたり、使用に支障はありません。蓋のつまみに白い筋状の跡や小さな膨らみが見られる場合も、同じく仕様にあたります。