このページについて
パンプキンは、ピエール・ポランが1971年に設計した椅子である。リーン・ロゼが2008年から製造する。樹脂の台にフォームを重ね、張り地で覆う。1人掛けから3人掛け、足を載せる仕様まで複数の構成が展開される。
このページでは、構成の選択、座面の低さと寸法、カバーの扱い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ピエール・ポランの設計思想や経歴について詳しくはピエール・ポラン プロフィールページをご覧ください。
パンプキンチェアのデザインストーリーについて詳しくはパンプキンチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
パンプキンチェアはリーン・ロゼ社のフランス国内工場において受注生産される。ファブリックランクや張地の種類により価格が変動するオーダーメイド方式を採用しており、購入に際しては仕様の理解が重要となる。以下に、アームチェア(1P)を中心としたスペックを示す。
| 正式名称 | パンプキン |
|---|---|
| 製造ブランド | リーン・ロゼ。2008年から製造されている |
| 製造国 | フランス |
| 構造(ベース・中間部) | 樹脂の台にポリエーテルのフォームを重ねる |
| 座面・背もたれ | 成形したポリウレタンのフォームによる。同じ素材の層を重ねる |
| 張地仕上げ | 座面と背もたれはキルティングによる。カバーの取り外しには専門の作業を要する |
| 張地選択肢 | 布と革から選ぶ。布は複数の種別が展開される |
| サイズ(1Pアームチェア) | 幅1,050 × 奥行830 × 高さ700mm。座面高370mm |
| サイズ(1Pハイバック) | 幅1,050 × 奥行830 × 高さ830mm。座面高370mm |
| サイズ(2Pラブシート) | 幅1,780 × 奥行830 × 高さ700mm。座面高370mm |
| サイズ(3Pソファ) | 幅2,500 × 奥行830 × 高さ700mm。座面高370mm |
| サイズ(フットスツール) | 直径740 × 高さ370mm |
| 重量 | 1人掛け約16kg、背の高い仕様約17kg、2人掛け約30kg |
| バリエーション | 1人掛け、回転する1人掛け、背の高い仕様、背の高い回転する仕様、2人掛け、3人掛け、足を載せる仕様の7種 |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の他の椅子では、MoMA が複数点を収蔵している |
| 価格 | リーン・ロゼは公式サイトで価格を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。構成と張り地で価格が変わる |
| 納期 | 受注生産。納期は取扱店に確認する |
| 保証 | 2年(正規品の場合) |
構成の選択
7つの構成が展開される。奥行830mm、座面高370mmは共通する。
| 構成 | 寸法 | 重量 |
|---|---|---|
| 1人掛け | 幅1,050 × 高さ700mm | 約16kg |
| 1人掛け(背が高い) | 幅1,050 × 高さ830mm | 約17kg |
| 2人掛け | 幅1,780 × 高さ700mm | 約30kg |
| 3人掛け | 幅2,500 × 高さ700mm | 寸法による |
| 足を載せる仕様 | 直径740 × 高さ370mm | 寸法による |
1人掛けと背の高い仕様には、回転する仕様も用意される。
選び分けの目安
- 頭まで支えたい場合
- 背の高い仕様は高さ830mm。通常の仕様(700mm)との差は130mmで、この差が頭の支えに関わる。
- 向きを変えて使う場合
- 1人掛けと背の高い仕様に、回転する仕様がある。
- 足を伸ばす場合
- 足を載せる仕様は高さ370mmで、座面高と同じである。並べると段差が生じない。
類似商品・競合との比較
フォームを主体とする椅子は、座面の高さとカバーの扱いで性格が分かれる。
| 比較項目 | パンプキン | UP5_6 アームチェア&オットマン | ロッドビーンソファ |
|---|---|---|---|
| 座面高 | 370mm | 該当しない | 約380mm |
| 台 | 樹脂 | 持たない | 鋼管と樹脂の板 |
| カバーの取り外し | 専門の作業を要する | できない | 取扱店を通じて対応 |
| 構成 | 7種 | 本体と足を載せる仕様 | 部材を並べて決める |
| 回転 | する仕様がある | しない | しない |
選び分けの目安
- 張り替えを想定する場合
- カバーの取り外しには専門の作業を要する。取扱店を通じて相談することになる。フォームと一体の構成では張り替えができない。
- 低い座面を求める場合
- 座面高370mmは一般的なソファ(400mm前後)より低い。
- 複数の構成から選びたい場合
- 1人掛けから3人掛け、足を載せる仕様まで7種が展開される。
使用感と設置条件
座面の高さと奥行
座面高370mm。一般的なソファ(400mm前後)より低い。低い座面では、脚を前へ投げ出す姿勢になりやすい。
奥行830mmは全構成で共通する。1人掛けでも幅1,050mmあり、単体で置く場合もこの寸法が要る。
構造
樹脂の台にポリエーテルのフォームを重ね、座面と背もたれには成形したポリウレタンのフォームを用いる。台は張り地に覆われる。
詰め物が輪郭をつくる構成のため、荷重で潰れると外形の見え方も変わる。
カバーの扱い
カバーの取り外しには専門の作業を要する。使用者が外して洗う構成ではない。
張り替えについては取扱店を通じて相談する。受注生産の製品にあたるため、対応の可否と期間を確認する。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
内部のフォームは荷重で潰れる。詰め物が輪郭をつくる構成のため、外形の見え方も変わる。座る位置が偏ると、その箇所だけ先に沈む。
布は日光で色が褪せる。キルティングした面は縫い目に埃が溜まる。
革は使用と日光によって色が濃くなる。乾燥するとひび割れるため、油分を補う。
日常の手入れ
- 布の張り地
- 掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。縫い目に沿って動かす。
- 革の張り地
- 乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。
- 座る位置
- 偏ると、その箇所のフォームが先に潰れる。位置を変えて使う。
- 置き場所
- 直射日光を避ける。布の色褪せと革の乾燥を早める。
張り替え
カバーの取り外しには専門の作業を要する。張り替えについては取扱店を通じて相談する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
リーン・ロゼは公式サイトで製品情報と価格を公開している。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なるため、正規取扱については輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
注文の際に決める項目は、構成(7種)、張り地と色である。受注生産のため、納期は取扱店に確認する。
実物を確認する
座面高370mmと奥行830mmが、使う人の体格に合うかは実物で確かめられるとよい。
背の高い仕様と通常の仕様では、頭の支えに差が出る。あわせて確認する。
中古の流通
2008年以降の再生産品が流通している。相場は構成、張り地、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、内部のフォームの潰れと外形の変形、張り地の傷みと色褪せ、回転する仕様では回転部の動き、樹脂の台の状態である。カバーの取り外しには専門の作業を要するため、内部の確認は難しい。
購入前チェックリスト
- 構成の選択(7種。回転する仕様もある)
- 背の高さ(700mm/830mm。頭の支えに関わる)
- 設置場所の寸法(1人掛けでも幅1,050×奥行830mm)
- 座面高370mm(一般的なソファより低い)
- 張り地(布/革)と色
- カバーの取り外しに専門の作業を要すること
- 納期(受注生産)
- 中古の場合、フォームの潰れと外形の変形
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- リーン・ロゼは公式サイトで価格を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なり、構成と張り地で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- リーン・ロゼの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産のため納期もあわせてご確認ください。
- どんな構成がありますか?
- 1人掛け、回転する1人掛け、背の高い仕様、背の高い回転する仕様、2人掛け、3人掛け、足を載せる仕様の7種です。奥行830mm、座面高370mmは共通します。
- 背の高い仕様とは何が違いますか?
- 高さ830mmで、通常の仕様(700mm)との差は130mmです。この差が頭の支えに関わります。
- カバーは洗えますか?
- カバーの取り外しには専門の作業を要し、使用者が外して洗う構成ではありません。張り替えについては取扱店を通じてご相談ください。
- 座り心地はどうですか?
- 座面高370mmは一般的なソファ(400mm前後)より低く、脚を前へ投げ出す姿勢になりやすくなります。詰め物が輪郭をつくる構成のため、荷重で潰れると外形の見え方も変わります。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 1人掛けでも幅1,050×奥行830mmあり、単体で置く場合もこの寸法が必要です。2人掛けは幅1,780mm、3人掛けは幅2,500mmです。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 布の張り地は掃除機のブラシ付きノズルで縫い目に沿って埃を吸います。革の張り地は乾いた布で埃を払い、年に数回クリームで油分を補ってください。座る位置が偏るとその箇所のフォームが先に潰れるため、位置を変えて使ってください。