このページについて
クラウドは、深澤直人が2006年に発表した長椅子である。ビー・アンド・ビー イタリアが製造する。背もたれのある部材、背もたれのない部材、四分円の角の部材を組み合わせて構成する。
このページでは、部材を組み合わせる構成、背もたれの形状、寸法と設置、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
仕様
クラウドはビー・アンド・ビー イタリアが製造する。以下に仕様を記す。
| 正式名称 | クラウド |
|---|---|
| 製造ブランド | ビー・アンド・ビー イタリア |
| 構造 | 鋼管の枠。めっきの仕上げ |
| 詰め物 | 成形したウレタンのフォームによる |
| 張地 | 布と革から選ぶ。選べる範囲は取扱店に確認する |
| サイズ(背もたれのある部材) | 背もたれのある部材は幅2,000または3,000 × 奥行850 × 高さ750mm。座面の高さ380mm |
| サイズ(背もたれのない部材) | 背もたれのない部材は幅2,000または3,000 × 奥行850 × 高さ380mm |
| サイズ(角の部材) | 角の部材は幅1,120 × 奥行1,120 × 高さ380mm。四分円の形状による |
| 別売の机 | 小さな机が別売で用意される。幅400 × 奥行600 × 高さ110mm |
| 背もたれの特徴 | 座面より短い背もたれの上端が折り返す。腕を置く箇所を兼ねる |
| 部材の連結 | 角の部材によって、背もたれの有無と幅の異なる部材を連結する |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない |
| 価格 | ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。部材の構成と張地で価格が変わる |
| 納期 | 受注生産。納期は取扱店に確認する |
部材を組み合わせる構成
背もたれのある部材、背もたれのない部材、四分円の角の部材を組み合わせる。
| 部材 | 寸法 | 高さ |
|---|---|---|
| 背もたれのある部材 | 幅2,000または3,000 × 奥行850mm | 750mm |
| 背もたれのない部材 | 幅2,000または3,000 × 奥行850mm | 380mm |
| 角の部材 | 幅1,120 × 奥行1,120mm | 380mm |
角の部材は四分円の形状による。90度の向きで連結する。
背もたれのない部材を組み合わせると、両側から座れる構成になる。
選び分けの目安
- 置き場所から決める場合
- 部材の幅は2,000mmと3,000mm。角の部材で向きを変える。
- 座る向きを考える場合
- 背もたれのない部材では両側から座れる。
- 配置を考える場合
- 角の部材は四分円の形状。90度の向きで連結する。
背もたれの形状
背もたれは座面より短い。上端が折り返す形状による。
折り返した箇所は腕を置く箇所を兼ねる。肘掛けを別に持たない。
背もたれが座面の全幅に及ばないため、端の部分は背中を預けられない。
座面の高さは380mm。低い部類にあたる。
選び分けの目安
- 座り方を考える場合
- 背もたれが座面より短い。端では背中を預けられない。
- 腕を置きたい場合
- 折り返した箇所が腕を置く箇所を兼ねる。
- 立ち座りを考える場合
- 座面の高さ380mm。低い部類にあたる。
寸法と設置
奥行850mm。部材の幅は2,000mmと3,000mmから選ぶ。
角の部材を含む構成では、幅と奥行がさらに大きくなる。置き場所を実測する。
部材ごとに搬入できる。最も大きい部材は幅3,000mm。経路を確かめる。
小さな机が別売で用意される。組み合わせる場合、置き場所も想定する。
選び分けの目安
- 置き場所を決める場合
- 部材の幅と角の部材の組み合わせによる。実測する。
- 搬入を考える場合
- 最も大きい部材は幅3,000mm。経路を確かめる。
- 机を組み合わせる場合
- 別売にあたる。置き場所も想定する。
同じ製造元・同種の長椅子との比較
長椅子は背もたれの構成と部材の連結で性格が分かれる。
| 比較項目 | クラウド | チャールズ ソファ | タフティータイム |
|---|---|---|---|
| 背もたれ | 座面より短い(折り返す) | 座布団による | 座布団による |
| 肘掛け | 持たない(背もたれが兼ねる) | 持つ | 部材による |
| 背もたれのない部材 | ある | 該当しない | 足を置く台がある |
| 座面の高さ | 380mm | 420mm | 約360〜380mm |
| 奥行 | 850mm | 970mm | 1,090/1,150mm |
選び分けの目安
- 座る向きを考える場合
- 背もたれのない部材では両側から座れる。
- 置き場所を確かめる場合
- 奥行850mm。他の製品より小さい。
- 腕を置きたい場合
- 背もたれの折り返しが兼ねる。肘掛けを持つ製品とは異なる。
使用感と設置条件
座面の構成
鋼管の枠に成形したフォームを被せる。座布団を持たない。
全体が一体の張りによる。座面と背もたれが連続する。
角の部材
四分円の形状による。奥行が1,120mmある。
角に置く場合、壁との関係を確かめる。
床との関係
床に接する箇所は取扱店に確認する。
部材を連結する構成にあたる。連結の箇所も確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
布の張地は日光で色褪せる。摩擦で毛羽立つ場合がある。
革の張地は使用によって色と質感が変わる。乾燥すると硬くなる。
フォームは経年で沈む。座る位置が偏ると差が生じる。
座布団を持たないため、沈みは張地の表面に現れる。
日常の手入れ
- 布の張地
- 埃を払う。生地によって手入れの方法が異なる。取扱店に確認する。
- 革の張地
- 乾いた柔らかい布で拭く。水分をすぐに拭き取る。
- 背もたれの折り返し
- 腕が触れる箇所にあたる。擦れを確かめる。
- 連結の箇所
- 状態を定期的に確かめる。
修理と部品
張地の交換と部材の追加については、取扱店を通じて相談する。
座布団を持たない構成のため、張り替えは業者による作業になる。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
受注生産にあたる。部材の構成と張地を決めてから製作される。納期を確かめる。
実物を確認する
背もたれが座面より短い構成での座り心地は、実物で確かめられるとよい。
折り返した箇所に腕を置いた感触も現物で分かる。
中古の流通
相場は部材の構成、張地、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、張地の状態、フォームの沈み、背もたれの折り返し、連結の箇所である。
購入前チェックリスト
- 部材の構成(背もたれの有無、幅、角の部材)
- 置き場所(角の部材を含む構成では大きくなる)
- 背もたれが座面より短いこと
- 肘掛けを持たないこと(背もたれの折り返しが兼ねる)
- 座面の高さ380mm
- 座布団を持たないこと
- 搬入経路(最も大きい部材は幅3,000mm)
- 小さな机が別売であること
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。部材の構成と張地で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- ビー・アンド・ビー イタリアの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産にあたるため納期もお確かめください。
- どのように構成を決めますか?
- 背もたれのある部材、背もたれのない部材、四分円の角の部材を組み合わせます。部材の幅は2,000mmと3,000mmで、角の部材は90度の向きで連結します。設置場所を実測してください。
- 背もたれのない部材は何に使いますか?
- 組み合わせると両側から座れる構成になります。高さ380mmで、背もたれのある部材と連結できます。
- 背もたれの形を教えてください。
- 座面より短く、上端が折り返す形状です。折り返した箇所は腕を置く箇所を兼ね、肘掛けを別に持ちません。背もたれが座面の全幅に及ばないため、端の部分は背中を預けられません。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 奥行850mm、部材の幅は2,000mmと3,000mmから選べます。角の部材を含む構成では幅と奥行がさらに大きくなるため、置き場所を実測してください。
- 座布団はありますか?
- 持ちません。鋼管の枠に成形したフォームを被せ、全体が一体の張りによります。座面と背もたれが連続します。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 布の張地は埃を払い、生地によって手入れの方法が異なるため取扱店にご確認ください。革の張地は乾いた柔らかい布で拭いてください。背もたれの折り返しは腕が触れる箇所のため擦れをお確かめください。