概要

チューリップキャンドルホルダー(Tulip Candleholder)は、スウェーデンの金属工芸家ピエール・フォシュセルが1970年にスクルツナ(Skultuna)のためにデザインした真鍮製のキャンドルホルダーである。丸みのある受け皿と細い支柱で構成される。

高さの異なる3本(19cm・21cm・23cm)で構成され、単体でも、3本そろえても使える。1970年代当時から現在まで、スクルツナで生産が続けられている。

デザインの特徴

真鍮という素材

真鍮は銀より安価で、加工にも適する。表面は経年で酸化し、色が変わる。研磨した面は炎を反射するため、光源が一つでも複数の方向へ広がる。受け皿が丸いのは、垂れた蝋を集めるためでもある。

3本の構成

高さは19cm、21cm、23cmの3段階。同じ高さで並べれば炎が一列に揃うが、高さを変えれば視線の位置に応じて手前と奥の炎が重ならない。単体でも使える。

スクルツナと刻印について

スクルツナは1607年に設立された真鍮工房である。底面には「Skultuna 1607 Sweden」の刻印が施される。この「1607」は創業年であり、製品の型番ではない。

評価と影響

金属の反射面で光を扱う点では、叩き出しによるビート ライトとも共通する。あちらは電球の光を拡散させるのに対し、こちらは炎という小さく揺れる光源を反射させる。

1970年の発表以来、スクルツナが生産を続けている。チューリップキャンドルホルダーの美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。

基本情報

デザイナー ピエール・フォシュセル(Pierre Forssell)
ブランド スクルツナ(Skultuna)
デザイン年 1970年
素材 真鍮(ブラス)
サイズ 高さ19cm・21cm・23cm(3本セット)
生産国 スウェーデン
カテゴリー キャンドルホルダー
生産状況 現在も生産継続