概要

ニューハウンデスクは、1945年にデンマークの建築家・家具デザイナーであるフィン・ユールがデザインした作業用デスクである。ユールがコペンハーゲン中心部のニューハウン通り33番地に最初のデザインスタジオを開いた際、自身の仕事場のために生み出された。細いスチールの脚と木の天板を組み合わせる。2009年にハウス・オブ・フィン・ユールが再発売した。

視覚的な軽さ

木で同じ荷重を支えるには断面を太くする必要がある。スチールは同じ強度をより細い断面で得られるため、脚を細く保てる。脚先には木の部材が付き、床と接する。金属が直接床に触れれば傷が付くが、木であれば当たりが柔らかい。

直線による構成

同じユールによるチーフテンチェアポエト ソファは、木のフレームで曲面を組む構成をとる。ニューハウンデスクは直線の部材で構成され、作業面を確保することが優先される。座具と作業用の家具で、扱う課題が異なる。

色彩とトレイユニット

スチールフレームは磨き仕上げのほか、黒・オレンジ・ライトブルーの塗装から選べる。細い部材のため、色を変えても面積が小さく、天板の木との比率は変わらない。

1953年には、3杯の引き出しを持つトレイユニットが追加された。金属ブラケットでデスク下に吊り下げられ、床に接地しない。脚のあいだに障害物が生じない構成は、AJ52 ソサエティテーブルにも見られる。トレイユニットは2012年に再発売された。

評価と影響

細いスチールで脚を構成し、収納を吊り下げる扱いは、天板より下の空間をできるだけ空ける方向にあたる。ニューハウンデスクの美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。

基本情報

デザイナー フィン・ユール(Finn Juhl)
ブランド House of Finn Juhl(ハウス・オブ・フィン・ユール)
デザイン年 1945年(デスク本体)、1953年(トレイユニット)
再発売年 2009年(デスク本体)、2012年(トレイユニット)
製造国 デンマーク
サイズ展開 FJ 5369:幅136cm×奥行68cm×高さ72.5cm
FJ 5380:幅170cm×奥行85cm×高さ72.5cm
FJ 5381:幅190cm×奥行85cm×高さ72.5cm
トレイユニット FJ 5385:幅43cm×奥行51cm×高さ26cm
天板 チーク/オーク/ウォルナット/オレゴンパインの突板、またはリノリウム(ブラック/マッシュルーム)、つま先は天板に合わせた木製
フレーム バーニッシュスチール、または塗装(ブラック/オレンジ/ライトブルー)
オプション トレイユニット(3杯引き出し、暖色系/寒色系)