このページについて
ベオラブ 8 は、バング&オルフセンが2023年に発売したスピーカーである。アルミニウムの筐体に、木または布のカバーを組み合わせる。台に載せる、床に立てる、壁に取り付ける、天井に取り付けるという4つの設置方式が用意される。
このページでは、設置方式ごとの寸法と条件、選べる仕上げ、接続と操作、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ベオラブ 8のデザインストーリーや歴史的背景について詳しくはベオラブ 8 紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
Beolab 8はBang & Olufsenデザインチームによる設計で、デンマーク・ストルーアのFactory 5で製造される正規品である。以下に主要スペックを整理する。
| 正式名称(日本語) | ベオラブ 8 |
|---|---|
| ブランド | バング&オルフセン |
| 製造国 | デンマーク |
| スピーカー構成(1台あたり) | 3つの帯域に分ける。16mm、76mm、136mmの3つのユニットによる |
| アンプ出力(1台あたり) | 合計300W。ユニットごとに50W、50W、200W |
| 最大音圧レベル | 2台で104dB SPL(1mの距離) |
| 低域能力 | 2台で90dB SPL(1mの距離) |
| 推奨室内面積 | 10〜60平方メートル |
| 主要素材 | 筐体はアルミニウム。前面のカバーはオークの無垢材または布。操作面はガラスによる |
| カラーバリエーション | 複数の仕上げから選ぶ |
| フロントカバーの選択肢 | 布1種と、オークの4つの仕上げから選ぶ |
| サイズ(1台あたり) | 台に載せる場合は幅189×高さ290×奥行165mm。床に立てる場合は幅300×高さ1,140×奥行300mm。壁に取り付ける場合は幅215×高さ279×奥行165mm |
| 重量(1台あたり) | 4.1kg。スタンドと取り付け金具を除く |
| ワイヤレス接続 | Wi-Fi、Bluetooth、AirPlay 2、Chromecast built-in に対応する |
| ストリーミング対応 | 複数の配信サービスに対応する |
| 有線接続(1台あたり) | Ethernet 2、Powerlink 1、USB-C 1 |
| 音響機能 | 設置場所に応じた補正、音の広がり方の調整、低域の補正などを備える |
| プラットフォーム | 内部の基板を交換できる構成をとる |
| マルチルーム対応 | 複数の部屋での連携に対応する |
| DAC性能 | 24bit/192kHz に対応する |
| 設置オプション | 台に載せる、床に立てる、壁に取り付ける、天井に取り付けるの4種 |
| 付属品 | 電源ケーブル、説明書、スタンドの取り付けに用いる工具、背面のカバー |
| リモコン・操作 | 天面のガラスに触れて操作する。専用のアプリにも対応する。別売のリモコンも用意される |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない |
| 認証 | Cradle to Cradle Certified |
| 価格 | バング&オルフセンは公式サイトで価格を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は正規取扱店により異なる。仕上げとスタンドの選択で価格が変わる |
4つの設置方式
設置の方法によって寸法と条件が変わる。購入時にスタンドや取り付け金具をあわせて選ぶことになる。
| 設置方式 | 寸法(1台) | 条件 |
|---|---|---|
| 台に載せる | 幅189×高さ290×奥行165mm | 棚や台の奥行が要る。電源の位置を確認する |
| 床に立てる | 幅300×高さ1,140×奥行300mm | 床面に300mm四方を占める |
| 壁に取り付ける | 幅215×高さ279×奥行165mm | 壁の下地と固定を要する |
| 天井に取り付ける | 金具による | 天井の下地と固定を要する |
選び分けの目安
- 床面を空けたい場合
- 壁または天井に取り付ける方式が該当する。いずれも下地への固定を要する。
- 設置場所を後から変える可能性がある場合
- 台に載せる方式は移動しやすい。壁と天井に取り付ける方式では、外すと下地に穴が残る。
- 床に立てる場合
- 幅300×奥行300mmを占め、高さは1,140mmになる。周囲を通る余裕も見込む。
選べる仕上げ
筐体の仕上げと、前面のカバーを別に選ぶ。組み合わせによって見え方が変わる。
- 筐体
- アルミニウムによる。複数の仕上げから選ぶ。
- 前面のカバー
- 布1種と、オークの4つの仕上げから選ぶ。木のカバーは経年で色が変わる。
布のカバーは埃が付きやすく、木のカバーは水分に弱い。設置場所の条件で選ぶことになる。
使用感と設置条件
音の帯域と出力
3つの帯域に分け、16mm、76mm、136mmのユニットで再生する。アンプの出力は1台あたり合計300Wである。
メーカーは推奨する部屋の広さを10〜60平方メートルとしている。この範囲を超える空間では、想定した音圧が得られない場合がある。
設置場所に応じた補正
設置場所に応じて音を補正する機能を備える。壁際に置くか部屋の中央に置くかで、低域の聞こえ方が変わるためである。
音の広がり方を調整する機能も備える。1人で聴く場合と複数人で聴く場合で、設定を変えられる。
接続と電源
無線と有線の双方に対応する。無線で音を送る場合も、電源は要する。設置場所にコンセントが必要になる。
2台で使う場合、それぞれに電源が要る。設置場所の電源の位置を先に確かめる。
操作
天面のガラスに触れて操作する。専用のアプリにも対応し、別売のリモコンも用意される。
天面に触れて操作するため、台に載せる場合と床に立てる場合で手の届きやすさが変わる。壁や天井に取り付ける場合、天面の操作は使いにくくなる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
アルミニウムの筐体は錆びにくい。表面の仕上げは擦れると変わる。
オークのカバーは日光で色が変わる。水分にも弱く、濡れた状態が続くと染みになる。
布のカバーは埃が付く。日光で色が褪せる。
天面のガラスは指紋が付く。触れて操作するため、この箇所は汚れやすい。
日常の手入れ
- 筐体
- 乾いた柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
- 木のカバー
- 乾いた布で拭く。水分を残さない。
- 布のカバー
- 掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。強く擦らない。
- 天面のガラス
- 柔らかい布で拭く。洗剤は内部へ入らないよう、布に付けてから拭く。
内部の交換
内部の基板を交換できる構成をとる。接続の規格が変わった場合に対応できる。交換の可否と手順は取扱店に確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
バング&オルフセンは公式サイトで製品情報と価格を公開している。日本国内の価格は正規取扱店により異なるため、正規取扱については公式サイトの案内を確認するのが確実である。
注文の際に決める項目は、筐体の仕上げ、前面のカバー、設置方式(スタンドまたは取り付け金具)、台数である。
実物を確認する
筐体の仕上げと前面のカバーの組み合わせは、現物で見え方が変わる。設置方式による寸法の差もあわせて確かめられるとよい。
中古の流通
2023年以降の個体が流通している。相場は仕上げ、設置方式の付属品、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、筐体の傷、カバーの状態、天面のガラスの傷、音が出るか、無線の接続ができるか、スタンドや取り付け金具が揃っているかである。
購入前チェックリスト
- 設置方式(台/床/壁/天井)
- 設置場所の寸法(床に立てる場合は幅300×奥行300×高さ1,140mm)
- 壁と天井に取り付ける場合、下地の確認
- 電源の位置(2台で使う場合はそれぞれに要する)
- 筐体の仕上げと前面のカバー
- 部屋の広さ(10〜60平方メートルが推奨される)
- 天面の操作が使える設置方式か
- 中古の場合、スタンドや取り付け金具が揃っているか
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- バング&オルフセンは公式サイトで価格を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は正規取扱店により異なり、仕上げとスタンドの選択で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- バング&オルフセンの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱についても公式サイトの案内をご確認ください。
- 設置方法は選べますか?
- 台に載せる(幅189×高さ290×奥行165mm)、床に立てる(幅300×高さ1,140×奥行300mm)、壁に取り付ける(幅215×高さ279×奥行165mm)、天井に取り付けるの4種です。設置方式によって寸法と条件が変わるため、スタンドや取り付け金具をあわせてお選びください。
- どれくらいの広さの部屋に合いますか?
- メーカーは10〜60平方メートルを推奨しています。この範囲を超える空間では、想定した音圧が得られない場合があります。
- 電源は必要ですか?
- 必要です。無線で音を送る場合も電源は要し、2台で使う場合はそれぞれに必要になります。設置場所の電源の位置を先にお確かめください。
- 操作はどうしますか?
- 天面のガラスに触れて操作します。専用のアプリにも対応し、別売のリモコンも用意されます。ただし壁や天井に取り付ける場合、天面の操作は使いにくくなります。
- 前面のカバーはどう選べばよいですか?
- 布1種と、オークの4つの仕上げから選べます。木のカバーは経年で色が変わり水分に弱く、布のカバーは埃が付きやすくなります。設置場所の条件でお選びください。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 筐体は乾いた柔らかい布で拭き、研磨剤は使わないでください。木のカバーは乾いた布で拭いて水分を残さず、布のカバーは掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸います。天面のガラスは触れて操作するため汚れやすく、洗剤は内部へ入らないよう布に付けてから拭いてください。