ミニマリズムのインテリア
バッケンツァーン BACKENZAHN
テーブルBIGFOOTの製造で出る端材を使うために、1996年にフィリップ・マインツァーが設計した腰掛け。丸太の中心部から取った四本の脚には、乾燥の過程で割れが入る。e15はこの割れを取り除かず、割れを通すように材を斜めに切ることで、脚の稜に楔形の面を出している。名称はドイツ語で臼歯を指す。
クラウド ソファ Cloud Sofa
2016年に発表されたソファ。設計者は削ぎ落としの作業として構想し、最初のスケッチから量塊を床から浮かせて見せることを狙った。支える部分と身体が触れる部分を分けるため、脚は細く、座と背の張りぐるみは床から離して置かれる。
グラウンドピース Groundpiece
2001年に発表されたモジュール式のソファ。座面を床に近づけ、奥行きを深くとることで、姿勢を正して腰かけるという前提から離れた。肘掛けや背もたれの一部は牛革を張った金属のユニットに置き換えられ、物を置く面が座面と一体になる。
HAL RE ウッド HAL RE Wood
HALのシェルを再生ポリプロピレンに置き換えた仕様に、無垢オークの脚を組み合わせたモデル。再生材は組成上、色の中に細かな斑が現れる。ヴィトラは現行のファミリー構成において、木脚の樹脂シェルをこのHAL REウッドとして案内している。
HAL ウッド HAL Wood
HALシリーズのうち、木脚を選んだ構成。ポリプロピレンのシェルと無垢オークの脚は素材の性格が異なるため、両者はダイキャストアルミニウムの接続部材を介して結ばれる。この部材が、同じシェルに多様なベースを載せ替えるシリーズの仕組みを支えている。
ヒロシマ アームチェア HIROSHIMA Armchair
2008年に発表された肘掛け椅子。10点の部材からなり、5軸のCNC機で削り出したのち、組み立てと仕上げを職人が手で行う。主材はビーチ、アッシュ、オーク、ウォルナットから選べ、座は板座と張座の2種類がある。
レム LEM
座を縁取る一本のスチールのバンドが、そのまま前へ回り込んでフットレストになる。高さを変えても座と足の位置関係が崩れないこの構成が、LEMという製品の形を決めている。ロンドンのAZUMI(安積伸・安積朋子)が設計し、イタリアのラパルマが2000年に発表したカウンタースツールである。
シーズン Season
2015年にヴィッカルベが発表した椅子。角に丸みをつけた立方体の座部と、そこに立てかけたように見える矩形の背もたれという二つの塊だけで構成される。脚も金物も外に出さず、台座の内側に収めたキャスターで位置を変えられる。
シーズン ベンチ Season Bench
2011年に発表されたベンチで、シーズンと名づけられた一連の製品の出発点にあたる。床から360mmの低い面と600mmの高い面を組み合わせ、受付や待合で人が短時間とどまるときの姿勢に幅を持たせている。
シーズン プーフ Season Pouf
2014年に発表された背もたれのないスツール。足を載せる台にも一人分の座席にもなり、一辺400mmから900mmまでの寸法が用意されている。張り地に縫い込んだ持ち手と台座内部のキャスターにより、位置を変えて使うことを前提としている。
シーズン ソファ Season Sofa
2017年に発表されたモジュール式のソファ。直線と二種類の弧という三つのモジュールを並べ替えることで、まっすぐな列にも輪にも組める。壁に沿わせず広い床の中央に置く使い方を想定している。
スロー ソファ Slow Sofa
2025年に加わった2人掛けのソファ。2006年のスロー チェアと同じく、鋼管の枠に張り地を張り渡し、布のたわみで身体を受ける。厚い詰め物を積まないため、幅1560mmの外寸に対して座面幅1340mmを確保できる。座面高400mmは荷重時に278mmまで下がる。