このページについて
シェルチェア CH07 は、ハンス・J・ウェグナーが1963年に設計し、カール・ハンセン&サンが製造する3本脚のラウンジチェアである。発表当初はごく少数しか作られず、1998年に同社が再び製造を始めた。
このページでは、正規品の仕様、3本脚と座面の低さ、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ハンス・J・ウェグナーの設計思想や経歴について詳しくはハンス・J・ウェグナー プロフィールページをご覧ください。
シェルチェア CH07のデザインストーリーについて詳しくはシェルチェア CH07 紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
| 正式名称 | CH07 Shell Chair |
|---|---|
| 座面と背もたれ | 成形合板(フォームプレスした突板)に張地を張る |
| 脚 | 突板を何層も積層した3本脚。前の2本は1つの部材から作る |
| 木材 | オーク(FSC認証材)、ウォールナット |
| 仕上げ | オイル、ホワイトオイル、塗装(S9000-N)、ラッカー。樹種によって選べる仕上げが異なる |
| 張地 | 革(Thor)、布(Fiord)、毛付きの牛革 |
| 保証 | 屋内家具として5年(カール・ハンセン&サンの保証) |
3本脚と座面の低さ
脚は3本で、床に3点で接するため、床が水平でなくてもがたつかない。後ろの脚は1本なので、背もたれに体重をかけたときの支えは後ろ側の1点になる。脚は木で床に直接触れるため、床材によっては傷が付く。
座面は低く、左右が上に反る。肘掛けはなく、腕は座面の縁に置く。背もたれは頭を預ける高さではない。
ライセンスを受けていない製品との違い
権利者のライセンスを受けていない類似の製品が流通している。カール・ハンセン&サンは、座面と背もたれが成形合板であること、脚が積層した突板で前の2本が1つの部材であること、樹種と仕上げ、張地を公表している。
| 比較項目 | 正規品 | ライセンスを受けていない製品 |
|---|---|---|
| 製造 | カール・ハンセン&サン | 製造元は個々に異なる |
| 脚の構成 | 積層した突板。前の2本は1つの部材(公表) | 公表されない場合がある |
| 樹種と張地 | 公表されている | 公表されない場合がある |
| メーカー保証 | 屋内家具として5年 | 対象外 |
3本の脚で荷重を受ける構成のため、脚の作り方と素材は強度に関わる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
木部は日光で色が変わり、オイル仕上げではとくに進む。革の張地は使ううちに色と質感が変わり、布の張地は日光で色褪せる。脚の先端は床に擦れる。
日常の手入れ
- 木部
- 乾いた布で拭く。オイル仕上げは定期的にオイルで手入れする。
- 革の張地
- 乾いた柔らかい布で拭き、水分はすぐに拭き取る。
- 布の張地
- 埃を払い、直射日光を避ける。
どこで買うか
取扱店の調べ方
カール・ハンセン&サンは公式サイトで製品情報と取扱店を案内している。注文時に決めるのは樹種、仕上げ、張地である。日本国内での価格は取扱店に問い合わせる。
中古の流通
1963年の発表当初の個体はごく少なく、流通している多くは1998年以降に作られたものである。確認箇所は、シェルの傷と割れ、脚の付け根と先端、張地の状態である。
購入前チェックリスト
- 3本脚であること(後ろの脚は1本)
- 座面が低く、肘掛けがないこと
- 樹種(オーク/ウォールナット)と仕上げの組み合わせ
- 張地(革/布/毛付きの牛革)
- 木の脚が床に接すること
よくある質問
- どこで購入できますか?
- カール・ハンセン&サンの公式サイトで製品情報と取扱店が案内されています。日本国内での価格は取扱店にお問い合わせください。
- 脚が3本ですが安定しますか?
- 3点で接するため、床が水平でなくてもがたつきません。前の2本は1つの部材から作られています。後ろの脚は1本なので、背もたれに体重をかけたときの支えは後ろ側の1点になります。
- 樹種と仕上げは何がありますか?
- 樹種はオークとウォールナットです。仕上げはオイル、ホワイトオイル、塗装、ラッカーがあり、樹種によって選べるものが異なります。
- 張地は何がありますか?
- 革(Thor)、布(Fiord)、毛付きの牛革があります。
- 保証はありますか?
- カール・ハンセン&サンは屋内家具に5年の保証を設けています。
- 古い年代のものは流通していますか?
- 1963年の発表当初はごく少数しか作られず、1998年にカール・ハンセン&サンが再び製造を始めました。流通している多くは1998年以降のものです。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 木部は乾いた布で拭き、オイル仕上げは定期的にオイルで手入れしてください。革の張地は乾いた柔らかい布で拭き、布の張地は埃を払って直射日光を避けてください。