このページについて
ポルダーソファは、ヘラ・ヨンゲリウスが2005年に発表した長椅子である。ヴィトラが製造する。1台に複数の生地を組み合わせる。天然素材のボタンが並び、個体ごとに色と木目が異なる。
このページでは、複数の生地の組み合わせ、天然素材のボタン、寸法と設置、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ヘラ・ヨンゲリウスの設計思想や経歴について詳しくはヘラ・ヨンゲリウス プロフィールページをご覧ください。
ポルダーソファのデザインストーリーについて詳しくはポルダーソファ紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ヴィトラが製造する正規品ポルダーソファの詳細な仕様を以下にまとめる。2005年の初版発表以来、2015年にヨンゲリウス自身の手による改訂が行われ、現在のモデルに至っている。
| 正式名称 | ポルダーソファ。小さい型もある |
|---|---|
| 製造ブランド | ヴィトラ |
| フレーム | 無垢材の枠に帯を張る |
| 座面の構成 | ウレタンのフォーム、独立したばね、羽毛を詰めた層を重ねる |
| 背もたれの構成 | ウレタンの粒と化学繊維による |
| 肘掛け | 内部に重りを備える |
| ボタン | 天然の素材による。個体ごとに色と木目が異なる。明るい色と暗い色の組で用いる |
| 張地 | 製造元が製作する生地による。座面、背もたれ、本体で異なる織りと色を組み合わせる |
| 色の系統 | 4系統から選ぶ。系統ごとに組み合わせる生地が決まる |
| サイズ(標準の型) | 標準の型は幅2,600 × 奥行970 × 高さ820mm。座面の高さ350mm |
| サイズ(小さい型) | 小さい型は幅2,250 × 奥行970 × 高さ820mm。座面の高さ350mm |
| 重量(標準の型) | 標準の型は約157kg |
| 重量(小さい型) | 小さい型は約143kg |
| カバー | 取り外せる。手入れの方法は取扱店に確認する |
| 型 | 標準の型は片端に肘掛け、片端に台が付く。小さい型は両端に高さの異なる肘掛けが付く。左右の向きを指定する |
| 収蔵 | 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない |
| 価格 | ヴィトラは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。型と色の系統で価格が変わる |
複数の生地の組み合わせ
1台に複数の生地を組み合わせる。座面、背もたれ、本体で異なる織りと色による。
4つの色の系統から選ぶ。系統ごとに組み合わせる生地が決まる。
そのため、生地を1つずつ指定する構成ではない。系統から選ぶことになる。
複数の織りが同居するため、光の当たり方で見え方が変わる。実物で確かめられるとよい。
選び分けの目安
- 見え方で選ぶ場合
- 4つの色の系統から選ぶ。系統ごとに生地の組み合わせが決まる。
- 生地を指定したい場合
- 1つずつ選ぶ構成ではない。系統から選ぶ。
- 置き場所を考える場合
- 光の当たり方で見え方が変わる。実物で確かめられるとよい。
天然素材のボタン
ボタンは天然の素材による。個体ごとに色と木目が異なる。
明るい色と暗い色の組で用いる。生地との対比が生じる。
同じ系統を選んでも、ボタンの現れ方は個体によって変わる。
天然の素材のため、経年で色が変わる場合がある。
選び分けの目安
- 見え方を確かめる場合
- ボタンは個体ごとに異なる。可能であれば現物を確認する。
- 経年での変化を想定する場合
- 天然の素材による。色が変わる場合がある。
- 手入れを考える場合
- ボタンの箇所は張地が引かれる。摩耗を確かめる。
寸法と設置
標準の型は幅2,600mm、小さい型は2,250mm。奥行はいずれも970mm。
標準の型は片端に肘掛け、片端に台が付く。小さい型は両端に高さの異なる肘掛けが付く。
左右の向きを指定する。置き場所によって決める。
重量は約143〜157kg。搬入経路と重量をあわせて想定する。
選び分けの目安
- 置き場所から決める場合
- 幅2,600mmと2,250mm。350mmの差がある。
- 端の形状を確かめる場合
- 標準の型は片端が台、小さい型は両端が肘掛けにあたる。
- 搬入を考える場合
- 約143〜157kg。経路と重量を想定する。
同種の長椅子との比較
長椅子は張地の指定と端の形状で性格が分かれる。
| 比較項目 | ポルダー | ノグチ フリーフォーム ソファ | ソフトモジュラーソファ |
|---|---|---|---|
| 張地の指定 | 色の系統から選ぶ | 生地から選ぶ | 生地から選ぶ |
| 生地の組み合わせ | 1台に複数を用いる | 1種で揃える | 1種で揃える |
| 端の形状 | 肘掛けと台、または高さの異なる肘掛け | 曲線が連続する | 肘掛けの高さ2種 |
| 座面の高さ | 350mm | 320mm(沈むと約280mm) | 380mm |
| 重量 | 約143〜157kg | 約40kg | 部材による |
選び分けの目安
- 見え方で選ぶ場合
- 1台に複数の生地を用いる。1種で揃える製品とは異なる。
- 搬入を考える場合
- 約143〜157kg。他の製品より重い。
- 端の形状を確かめる場合
- 片端が台になる型がある。両端が肘掛けの型もある。
使用感と設置条件
座面の構成
ウレタンのフォーム、独立したばね、羽毛を詰めた層を重ねる。
座面の高さは350mm。低い部類にあたる。
肘掛けと台
肘掛けの内部に重りを備える。安定を保つ部材にあたる。
標準の型では片端が台になる。物を置く用途にも用いられる。
搬入
幅2,600mmまたは2,250mm、重量約143〜157kg。経路を実測する。
分解できる構造かは取扱店に確認する。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
複数の生地を用いるため、色褪せの進み方が箇所によって異なる場合がある。
天然素材のボタンは経年で色が変わる。木目の見え方も変わる。
羽毛を含む座面は形が崩れる。定期的に整える。
ボタンの箇所は張地が引かれる。摩耗が生じる場合がある。
日常の手入れ
- 張地
- 埃を払う。カバーを取り外せる。方法を取扱店に確認する。
- ボタン
- 天然の素材による。柔らかい布で拭く。
- 座面
- 羽毛を含む。定期的に整える。
- 置き場所
- 直射日光を避ける。生地によって色褪せの進み方が異なる。
修理と部品
カバーの交換とボタンの補修については、取扱店を通じて相談する。
複数の生地を組み合わせる構成のため、交換の範囲も確かめる。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ヴィトラは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
型、色の系統、左右の向きを決めてから製作される。納期を確かめる。
実物を確認する
複数の生地が同居する見え方は、実物で確かめられるとよい。
ボタンの色と木目も個体によって異なる。現物で分かる。
中古の流通
相場は型、色の系統、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、生地ごとの色褪せの差、ボタンの状態と欠損、座面の形、カバーが揃っているかである。
購入前チェックリスト
- 色の系統(4つ。生地の組み合わせが決まる)
- 型の選択(標準/小さい型)と左右の向き
- 端の形状(肘掛けと台、または高さの異なる肘掛け)
- 置き場所(幅2,600または2,250mm)と搬入経路
- 重量約143〜157kg
- ボタンが個体ごとに異なること
- 座面の高さ350mm
- カバーを取り外せること
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ヴィトラは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。型と色の系統で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- ヴィトラの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- 生地は選べますか?
- 4つの色の系統から選びます。系統ごとに組み合わせる生地が決まっており、生地を1つずつ指定する構成ではありません。座面、背もたれ、本体で異なる織りと色を用います。
- ボタンは何でできていますか?
- 天然の素材によるもので、個体ごとに色と木目が異なります。明るい色と暗い色の組で用い、生地との対比が生じます。同じ系統を選んでも現れ方は個体によって変わります。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 標準の型は幅2,600mm、小さい型は2,250mmで、奥行はいずれも970mmです。重量は約143〜157kgのため、搬入経路と重量をあわせて想定してください。
- 2つの型の違いを教えてください。
- 標準の型は片端に肘掛け、片端に台が付き、小さい型は両端に高さの異なる肘掛けが付きます。いずれも左右の向きを指定します。
- カバーは外せますか?
- 取り外せます。手入れの方法は取扱店にご確認ください。複数の生地を組み合わせる構成のため、交換の範囲もお確かめください。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 張地は埃を払い、カバーを取り外せます。ボタンは天然の素材のため柔らかい布で拭いてください。羽毛を含む座面は形が崩れるため定期的に整えてください。直射日光は生地によって色褪せの進み方が異なります。