このページについて
グラン レポは、アントニオ・チッテリオが2011年に設計しヴィトラが製造するラウンジチェアである。背もたれと座面が連動して倒れるシンクロ機構を張り地の下に収め、高い背もたれと首を支えるクッションを備える。
このページでは、正規品の仕様、機構と2つの座面高、組み合わせるオットマン、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
アントニオ・チッテリオの設計思想や経歴について詳しくはアントニオ・チッテリオ プロフィールページをご覧ください。
グラン レポのデザインストーリーについて詳しくはグラン レポ紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
| 正式名称 | Grand Repos |
|---|---|
| 座面 | 再生できるポリウレタンフォーム(V-Foam) |
| 背もたれ | 成形ポリウレタンフォームと、ベルトを張った樹脂のフレーム。ロック付きのシンクロ機構を内蔵する |
| ベース | アルミニウムダイキャストの4本脚。ポリッシュ、またはベーシックダークの粉体塗装。機構の操作レバーの仕上げはベースに合わせる |
| 座面高 | 400mm(荷重時310mm)と450mm(荷重時360mm)の2種(EN 1335-1:2000 による測定) |
| 全高 | 低い仕様で約1,100mm、高い仕様で約1,150mm(ヴィトラのファクトシート) |
| 張り地 | 布、革、コントラストステッチ付きの革。カバーは取り外せる |
| 首のクッション | 標準で付く。詰め物は使用済みペットボトル由来の再生PET繊維(現行の公式表記) |
機構と2つの座面高
背中を預けると背もたれが倒れ、座面も連動して動く。機構は好きな角度でロックでき、背もたれの反発の強さは座る人の体重に合わせて調整できる。倒すと奥行が伸びるため、背後の壁との距離は倒した状態で確かめる。
座面高は400mmと450mmの2種で、座るといずれも約90mm沈む。荷重時は310mmと360mmになり、立ち上がりやすさを重視するなら高い仕様が向く。
組み合わせるオットマン
足を載せる家具は2種ある。4本脚のオットマンは幅620×奥行620×高さ400mm。横長のパンキーナは幅750mmと1,000mmの2サイズで、奥行330×高さ400mmである。公式サイトでは、オットマンも椅子に合わせて2つの高さがあると案内している。
類似商品との比較
| 比較項目 | グラン レポ | CH445 ウイングチェア | フォトゥイユ ド サロン |
|---|---|---|---|
| 背もたれ | 連動して倒れる | 固定 | 固定 |
姿勢を変えながら長く座る用途では、背もたれが倒れて任意の角度で止まる点が、背もたれの固定された2脚との違いになる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
布は日光で色が褪せ、革は乾燥でひび割れる。座面のフォームは使ううちにへたり、座る位置が偏るとその箇所から先に沈む。ポリッシュのベースは細かい傷が目立ちやすい。
日常の手入れ
- 布の張り地
- 掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。カバーは取り外せるので、洗浄の可否は生地の表示と販売店の案内に従う。
- 革の張り地
- 乾いた布で埃を払い、乾燥してきたら革用のクリームで油分を補う。
- ベース
- 乾いた布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
機構の不具合やカバーの交換は販売店を通じて相談する。
どこで買うか
新品
ヴィトラの日本語公式サイトに製品ページがあり、ヴィトラの日本のオンラインショップと販売店への案内がある。公式サイトの製品ページには価格が掲載されていない。注文の際に決めるのは、座面高、張り地と色、ベースの仕上げ、オットマンの有無である。
中古
確認する箇所は、機構の動きとロック、フォームのへたり、張り地の傷みと色褪せ、ベースの状態、首のクッションが付くかである。
購入前チェックリスト
- 座面高(400mm/450mm、荷重時310mm/360mm)
- 背もたれを倒したときの奥行と背後の壁の距離
- 張り地(布/革)と色、ベースの仕上げ
- オットマンかパンキーナを合わせるか
- 中古の場合、機構の動きとフォームの状態
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ヴィトラの公式サイトの製品ページには価格が掲載されていません。座面高、張り地、ベースの仕上げで変わるため、ヴィトラの日本のオンラインショップか販売店でご確認ください。
- どこで購入できますか?
- ヴィトラの日本語公式サイトから、日本のオンラインショップと販売店の案内をたどれます。
- 背もたれはどのように動きますか?
- 背中を預けると背もたれが倒れ、座面も連動して動きます。好きな角度でロックでき、背もたれの反発の強さは体重に合わせて調整できます。
- 2つの座面高はどう違いますか?
- 座面高400mmと450mmの2種があり、荷重をかけた状態ではそれぞれ310mmと360mmになります。立ち上がりやすさを重視するなら高い仕様が向きます。
- カバーは取り外せますか?
- 取り外せます。洗浄できるかどうかは生地によって異なるため、生地の表示と販売店の案内に従ってください。
- オットマンはありますか?
- 4本脚のオットマン(幅620×奥行620×高さ400mm)と、横長のパンキーナ(幅750mmまたは1,000mm、奥行330×高さ400mm)があります。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 布の張り地は掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸い、革は乾燥してきたら革用のクリームで油分を補います。ベースは乾いた布で拭き、研磨剤は避けてください。