このページについて
エクストラソフトは、ピエロ・リッソーニが2008年にリビングディバーニのために設計したモジュール式のソファである。大きさの異なる座面・背・肘の部材を金具でつなぎ、輪郭の不揃いな構成をつくる。2012年に屋外用が加わった。
このページでは、部材の構成、屋内用と屋外用の仕様の違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ピエロ・リッソーニの設計思想や経歴について詳しくはピエロ・リッソーニ プロフィールページをご覧ください。
エクストラソフトのデザインストーリーについて詳しくはエクストラソフト紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
以下はリビングディバーニの公式の技術資料(2026年2月版)による。形は部材の組み合わせで決まるため、決まった全体寸法はない。
| 正式名称 | Extrasoft(屋内用/屋外用) |
|---|---|
| 座面の奥行 | 68/94/120/134/146cm から選ぶ |
| 部材の高さ | 座面の部材35cm、肘の部材46cm、背の部材63cm。いずれも標準より5〜10cm高く注文できる |
| 部材の連結 | 専用の金具(フック)でつなぐ。異なる部材を組み合わせる場合は、注文時に全体の配置図を添える |
| 脚 | 高さを調整できる黒い樹脂の脚。屋内用はスペーサー、屋外用は高さ12cmの脚に替えて、さらに4cm高くできる |
| カバー | 屋内用は布または革、屋外用は屋外用の布のみ。いずれも面ファスナーで全体を取り外せる |
| 付属品 | 革張りには革用のメンテナンスキットが付く |
屋内用と屋外用の違い
| 比較項目 | 屋内用 | 屋外用 |
|---|---|---|
| 構造 | ポプラ材と積層したモミ材 | 座面の枠は全面塗装した鋼。背と肘の枠は塗装した鋼と屋外用の合板 |
| 座面の支持 | ゴムで被覆した伸縮ベルトを交差させて張る | 座面のみ同じベルトを張り、ステンレスのフックで留める |
| 詰め物 | 密度の異なるウレタンフォームを、洗浄・殺菌したガチョウの羽毛を区画ごとに縫い込んだ層で包む(注文によりアクリル繊維の層に替えられる) | 連続気泡のウレタンフォームを屋外用の繊維の層と水抜けのよい生地で包む |
| 張地 | 布または革 | 屋外用の布のみ |
屋外用について、技術資料は、長く使うためにテラスやベランダに置くことと、保護カバーの使用を勧めている。長雨や湿気の多い時期のあとは、部材の向きを変えたりクッションを持ち上げたりして中まで乾かし、カビを防ぐよう求めている。
同種のソファとの比較
部材を組み合わせるソファには、ソフトモジュラーソファやタフティータイムもある。エクストラソフトは座面の部材の高さが35cmと低く、奥行を68〜146cmの5種から選べる。
経年変化とメンテナンス
日常の手入れ
- 布の張地
- 埃を払う。張地ごとの手入れの方法は、公式サイトの「Materials」にある各素材の資料に従う。
- 革の張地
- 付属の革用メンテナンスキットを使う。
- 屋外用
- 雨や湿気のあとは部材を動かしクッションを持ち上げて乾かす。保護カバーを使う。
縫い目について
146cmと172cmの肘・背の部材は、柄物・凹凸のある布・ベルベット・革で張る場合、中央に縫い目が入る。146cmの座面は布・革とも常に中央に縫い目が入り、これと組み合わせる146cm・172cmの肘や背にも縫い目が付く。
どこで買うか
日本の取扱店
リビングディバーニの公式サイトの取扱店一覧では、日本の取扱店として E Interiors(株式会社インテリアズ)の東京・南青山(ブランデッドスペース)と大阪・江戸堀が挙がっている(2026年10月時点)。同社の製品ページで図面データを公開している。
部材の組み合わせと張地を決めて注文する。価格と納期は取扱店で確認する。
中古の流通
中古品を検討する場合は、屋内用か屋外用か、部材の数と連結金具の有無、張地の状態、クッションのへたりを確かめる。
購入前チェックリスト
- 屋内用か屋外用か
- 部材の組み合わせと配置図(座面の奥行は5種)
- 座面の高さ(標準35cm、高く注文できる)
- 張地(屋内用:布/革、屋外用:屋外用の布)
- 屋内用の詰め物(羽毛/アクリル繊維)
- 屋外用の置き場所と保護カバー
- 見積もりの価格と納期
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- 部材の組み合わせと張地で価格が変わります。日本の取扱店であるE Interiorsで見積もりを取ってください。
- どこで購入できますか?
- リビングディバーニの公式サイトの取扱店一覧では、日本の取扱店としてE Interiorsの東京・南青山と大阪が挙がっています(2026年10月時点)。
- どのように構成を決めますか?
- 座面・肘・背の部材を専用の金具でつないで構成します。異なる部材を組み合わせる場合は、注文時に全体の配置図を添えます。
- 座面の高さと奥行はどのくらいですか?
- 図面上、標準の座面の部材は高さ35cmで、奥行は68・94・120・134・146cmから選べます。すべての部材は標準より5〜10cm高く注文でき、脚の交換やスペーサーでさらに4cm上げることもできます。
- 屋外で使えますか?
- 屋外用のエクストラソフトがあり、鋼の枠と屋外用のフォーム・布でできています。技術資料はテラスやベランダに置き、保護カバーを使うことを勧めています。屋内用は屋外で使う仕様ではありません。
- カバーは外せますか?
- 屋内用・屋外用とも、面ファスナーで張地全体を取り外せます。
- 詰め物は選べますか?
- 屋内用の標準はガチョウの羽毛を区画ごとに縫い込んだ層で、注文によりアクリル繊維の層に替えられます。屋外用は連続気泡のウレタンフォームと屋外用の繊維の層です。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 革張りには革用のメンテナンスキットが付きます。屋外用は長雨や湿気の多い時期のあと、部材の向きを変えたりクッションを持ち上げたりして中まで乾かしてください。