このページについて
ヒー・チェアは、ヒー・ウェリングが2004年に発表した椅子である。ヘイが製造する。鋼の線材による。腐食を防ぐ処理と粉体塗装を施し、屋内と屋外の両方に用いられる。4つの型式がある。
このページでは、4つの型式と重ねられる脚数、屋外での使用、線材の構成、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ヒー・ウェリングの設計思想や経歴について詳しくはヒー・ウェリング プロフィールページをご覧ください。
ヒー・チェアのデザインストーリーについて詳しくはヒー・チェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ヒー・チェアは、2002年にデンマーク・コペンハーゲンで設立されたHAY(ヘイ)が製造・販売している。単一素材であるスチールワイヤーのみで構成された環境配慮型の設計が特徴で、屋内外を問わず使用できる。以下に各バリエーションの詳細仕様を示す。
| 正式名称 | ヒー・チェア。食卓向け、寛ぐ用途向け、腰掛けの型式がある |
|---|---|
| 製造ブランド | ヘイ |
| 素材 | 鋼の線材。直径11mm。めっきの後に粉体塗装を施す |
| 表面処理 | 粉体塗装による |
| 使用環境 | 屋内と屋外の両方に用いられる。腐食を防ぐ処理を施す |
| 価格 | ヘイは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。型式と色で価格が変わる |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない |
| 別売の部材 | 座布団が別売で用意される |
4つの型式と重ねられる脚数
4つの型式がある。用途と座面の高さが異なる。
| 型式 | サイズ | 座面の高さ | 重ねられる脚数 |
|---|---|---|---|
| 食卓向け | 幅475 × 奥行500 × 高さ790mm | 470mm | 最大20脚 |
| 寛ぐ用途向け | 幅720 × 奥行670 × 高さ670mm | 370mm | 最大15脚 |
| 腰掛け(低い) | 幅430 × 奥行450 × 高さ760mm | 650mm | 重ねられない |
| 腰掛け(高い) | 幅440 × 奥行470 × 高さ860mm | 750mm | 重ねられない |
食卓向けと寛ぐ用途向けは重ねられる。腰掛けの型式は重ねられない。
重ねた状態の高さは脚数によって変わる。収納する場所の天井高を確かめる。
選び分けの目安
- 用途から決める場合
- 座面の高さが370mmから750mmまで分かれる。組み合わせる机を確かめる。
- 収納を考える場合
- 食卓向けと寛ぐ用途向けは重ねられる。腰掛けの型式は重ねられない。
- 置き場所を確かめる場合
- 寛ぐ用途向けは幅720mm。他の型式より大きい。
屋外での使用
屋内と屋外の両方に用いられる。めっきの後に粉体塗装を施す。
ただし塗装が傷むと下地が現れ、そこから腐食が進む。屋外ではとくに注意する。
重ねる際に塗装が擦れる場合がある。あいだに布を挟むこともできる。
屋外で用いた後は水気と汚れを拭き取る。線材のあいだにも水が残る。
選び分けの目安
- 屋外で用いる場合
- 対応する。用いた後は水気と汚れを拭き取る。
- 重ねる場合
- 塗装が擦れる場合がある。あいだに布を挟むこともできる。
- 長く使う前提の場合
- 塗装の状態を確かめる。傷むと腐食が進む。
線材の構成
直径11mmの線材による。座面と背もたれにも線材が並ぶ。
線材のあいだに隙間がある。落ちたものが下に抜ける場合がある。
詰め物を持たない。座布団が別売で用意される。
線材のあいだに埃が溜まる。柔らかい刷毛で払うことになる。
選び分けの目安
- 座り心地で選ぶ場合
- 詰め物を持たない。座布団は別売にあたる。
- 手入れの手間を考える場合
- 線材のあいだに埃が溜まる。刷毛で払うことになる。
- 座面の性質を確かめる場合
- 隙間がある。落ちたものが下に抜ける場合がある。
同種の椅子との比較
椅子は素材の構成と屋外への対応で性格が分かれる。
| 比較項目 | ヒー・チェア | イームズ ワイヤーチェア | アバウト・ア・チェア |
|---|---|---|---|
| 素材 | 鋼の線材 | 溶接した線材 | 再生した樹脂と脚 |
| 屋外 | 対応する | 塗装の仕様が対応する | 該当しない |
| 重ねられるか | 型式による(最大20脚) | 重ねられない | 型式による |
| 座布団 | 別売 | 3種から選ぶ | 該当しない |
| 型式 | 4つ(用途が分かれる) | 脚と座布団の組み合わせ | 多数 |
選び分けの目安
- 屋外で用いる場合
- 対応する。屋内向けの製品とは条件が異なる。
- 収納を考える場合
- 最大20脚まで重ねられる型式がある。
- 用途から決める場合
- 4つの型式で座面の高さが分かれる。
使用感と設置条件
見え方
線材による構成のため、背後が透けて見える。
複数を並べても圧迫感が生じにくい。色によって印象が変わる。
座布団
別売にあたる。長く座る場合は組み合わせることもできる。
屋外で用いる場合、座布団の扱いは取扱店に確認する。
床との関係
脚も線材による。床に接する箇所も金属にあたる。
床材によっては傷が付く。椅子は繰り返し動かすため、保護材の要否を確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材に起きること
粉体塗装は擦れると下地が現れる。重ねる際と床に接する箇所から進みやすい。
下地が現れた箇所からは腐食が進む。屋外ではとくに注意する。
塗装は日光で色が変わる場合がある。
線材の接合部は繰り返しの荷重で緩む場合がある。
日常の手入れ
- 表面
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装を削る。
- 線材のあいだ
- 柔らかい刷毛で埃を払う。水も残りやすい。
- 屋外で用いた後
- 水気と汚れを拭き取る。塗装の傷みから腐食が進む。
- 床に接する箇所
- 塗装の剥がれを確かめる。
修理と部品
塗装の剥がれや線材の変形については、取扱店を通じて相談する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ヘイは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
型式と色から選ぶ。取り扱いは時期によって変わる場合がある。納期も確かめる。
実物を確認する
詰め物を持たない座面の感触は、実物で確かめられるとよい。
線材による見え方も、色によって変わる。現物で分かる。
中古の流通
相場は型式、色、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、塗装の剥がれと腐食、線材の変形、接合部、床に接する箇所である。
購入前チェックリスト
- 型式の選択(座面の高さが370〜750mmで分かれる)
- 重ねられるかどうか(腰掛けの型式は重ねられない)
- 重ねた状態を収納する場所の天井高
- 屋外で用いる場合、塗装の傷みに注意すること
- 線材のあいだに隙間があること
- 詰め物を持たないこと(座布団は別売)
- 金属の脚が床に接すること
- 重ねる際に塗装が擦れる場合があること
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ヘイは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。型式と色で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- ヘイの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- どのような型式がありますか?
- 食卓向け(座面の高さ470mm)、寛ぐ用途向け(370mm)、腰掛けの低い型(650mm)と高い型(750mm)の4つです。用途と座面の高さが異なります。
- 重ねて収納できますか?
- 食卓向けは最大20脚、寛ぐ用途向けは最大15脚まで重ねられます。腰掛けの型式は重ねられません。重ねた状態の高さは脚数によって変わるため、収納する場所の天井高をお確かめください。
- 屋外で使えますか?
- 屋内と屋外の両方に用いられます。ただし塗装が傷むと下地が現れそこから腐食が進むため、屋外ではとくにご注意ください。用いた後は水気と汚れを拭き取ってください。
- 重ねると傷つきませんか?
- 重ねる際に塗装が擦れる場合があります。あいだに布を挟むこともできます。
- 座り心地はどうですか?
- 直径11mmの線材によるもので詰め物を持ちません。座布団は別売のため、長く座る場合は組み合わせることもできます。
- 掃除は大変ですか?
- 線材のあいだに埃が溜まるため、柔らかい刷毛で払うことになります。隙間があるため落ちたものが下に抜ける場合もあります。屋外で用いた場合は水も残りやすくなります。