概要
テオ ティーポットは、フランシス・カユエットがステルトンのために設計した「テオ(Theo)」コレクションの中心となる茶器である。本体は北欧の炻器(ストーンウェア)、蓋とハンドルは竹という組み合わせで、容量は1.25リットル。コレクションは2015年にiF Design Awardを受賞している。
特徴・コンセプト
素材の対比
ポット本体は炻器で成形される。ブラックは黒褐色の鋳鉄を思わせる仕上げ、サンドはマットな表面をもつ淡い砂色で、いずれも土の質感が残る。
蓋とハンドルには竹が用いられる。炻器は熱を伝えるため、本体と同じ素材で持ち手をつくれば湯を入れた状態で握れない。竹は熱伝導が低く、直接手が触れる部分に適する。素材を分けることで、断熱のための構造を追加せずに済む。
造形
胴は低く広い。同じ容量でも背が高ければ重心が上がり、注ぐときに傾けにくくなる。低く保てば安定する。注ぎ口と持ち手は輪郭から大きくはみ出さない。
使い方と手入れ
1.25リットルという容量は、二人から四人程度で飲む量に合う。同じテオ コレクションのティーポットウォーマーにはティーライトを置け、注いだあとの湯温を保てる。
炻器と竹の組み合わせのため、食器洗い機は使えない。ぬるま湯と食器用洗剤で手洗いし、柔らかい布で水気を拭き取る。竹の部分は長く水に浸けないほうがよい。
評価と影響
素材ごとに役割を分ける構成は、同じステルトンのシリンダラインが単一素材でまとめるのとは異なる。熱の伝わりにくい素材を持ち手に用いる扱いは、9093 ケトルにも見られる。
4館の公開データでは、テオ ティーポットの収蔵は確認できていない。
テオ コレクション
テオ ティーポットは、共通の造形言語をもつコレクションの一部として構成されている。
- ティーポット(1.25L)
- ティーポットウォーマー
- ティーカップ(竹の蓋付き)
- サーモカップ
- フレンチプレス
- スローブリュー コーヒーメーカー
- ミルクジャグ
- シュガーボウル
- ミニボウル(3個セット)
フランシス・カユエットの設計思想や経歴について詳しくはフランシス・カユエットプロフィールページをご覧ください。
ステルトンの歴史や他の製品について詳しくはステルトンブランドページをご覧ください。
基本情報
| 製品名 | Theo Teapot(テオ ティーポット) |
|---|---|
| デザイナー | Francis Cayouette(フランシス・カユエット) |
| デザインスタジオ | Unit 10 Design |
| ブランド | Stelton(ステルトン) |
| デザイン国 | デンマーク |
| 発表年 | 2015年 |
| 素材 | 炻器(ストーンウェア)、竹 |
| カラーバリエーション | ブラック、サンド |
| サイズ | 直径約22cm × 高さ約16cm |
| 容量 | 1.25L |
| お手入れ | ぬるま湯と食器用洗剤で手洗い、柔らかい布で拭き取り(食器洗い機不可) |
| 受賞歴 | iF Design Award(2015年、テオ コレクション) |