このページについて
ペタル クロックは、ジョージ・ネルソンが手がけた「ウォール クロック」シリーズの壁掛け時計で、現在はヴィトラが製造する。黒い花弁形の4枚の板を十字に配し、中央に真鍮の円と目盛りを置く。数字は持たない。
このページでは、正規品の仕様、同シリーズの他の時計との違い、設置と手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ジョージ・ネルソンの設計思想や経歴について詳しくはジョージ・ネルソン プロフィールページをご覧ください。
ペタル クロックのデザインストーリーについて詳しくはペタル クロック紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ヴィトラは設計年を個々の時計ではなく、ウォール クロックのシリーズ全体の期間として表記している(製品ページは1949〜1960年、日本の公式オンラインショップは1948〜1960年)。
| 正式名称 | Petal Clock(ペタル クロック) |
|---|---|
| 素材 | ウッド、メタル(ヴィトラの表記)。花弁は黒、中央部と目盛りは真鍮、針は白 |
| 木材の産地 | ポーランド(ヴィトラの公表値) |
| ムーブメント | クオーツ |
| 電源 | 単3電池1本 |
| カラー | 黒と真鍮の組み合わせ1種 |
| 品番 | 20126002 |
| 価格 | 72,600円(税込、ヴィトラ日本法人の公式オンラインショップ、2026年10月時点) |
類似商品・競合との比較
同じシリーズの時計は、いずれも数字を持たない。面を持つか、棒や球で構成するかによって、壁との関係が変わる。
| 比較項目 | ペタル | ボールクロック | アイ クロック |
|---|---|---|---|
| 構成 | 花弁の形の板を4枚、十字に配する | 12個の球を先端に付けた棒 | 左右へ伸びる枠と中央の円盤 |
| 面の有無 | あり(板が面をつくる) | なし(壁が背景になる) | 中央に円盤 |
選び分けの目安
- 壁の色に左右されたくない場合
- ペタルは黒い板が面をつくるため、壁の色が時計の見え方に影響しにくい。棒や球で構成する時計では、壁がそのまま背景になる。
使用感と設置条件
時刻の読み取り
黒い板の上に真鍮の目盛りと白い針が載る。明暗差で針の位置を読む作りで、数字はない。
設置
壁掛けで、電源は単3電池1本のため配線は要らない。板を重ねた構成で壁から厚みが出るため、斜めから見る位置に掛ける場合は奥行も考えに入れる。石膏ボードの壁では、下地の位置に合わせるかアンカーを用いる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
黒の塗装面は、細かい傷と指紋が目立つ。板の縁は、ぶつけると塗装が欠けやすい。
真鍮の部分は空気に触れて酸化し、色が濃くなる。
日常の手入れ
- ふだん
- 乾いた柔らかい布で拭く。板の重なりの隙間に埃が溜まる。
- 避けるもの
- 研磨剤は塗装面を削る。木質の板に水分が入らないよう、水拭きは避ける。
- 真鍮
- 色の変化を戻す場合は、真鍮用の研磨剤を綿棒などで部分的に用い、周囲の塗装面に付けない。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ヴィトラ日本法人の公式オンラインショップで購入できるほか、ヴィトラの日本語公式サイトで取扱店を検索できる。色や仕上げの選択肢はない。
中古の流通
ヴィトラ製の現行品のほか、ハワード・ミラー社が製造していた時期の個体も流通しており、両者は仕様が異なる。確認箇所は、板の縁の欠けと塗装の剥がれ、真鍮の状態、針の曲がり、時計が動くかである。
購入前チェックリスト
- 掛ける壁面の広さ
- 壁の下地と取り付け方法
- 数字を持たないこと
- 色や仕上げの選択肢がないこと
- 中古の場合、板の縁の欠けと塗装の状態
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ヴィトラ日本法人の公式オンラインショップでは72,600円(税込、2026年10月時点)です。
- どこで購入できますか?
- ヴィトラ日本法人の公式オンラインショップで購入できます。取扱店はヴィトラの日本語公式サイトで検索できます。
- 大きさはどのくらいですか?
- 直径は448mmです。板を重ねた構成のため、壁から厚みが出ます。
- 電池は何を使いますか?
- クオーツ式で、単3電池1本で動きます。配線は要りません。
- 数字がなくて読めますか?
- 黒い板の上の真鍮の目盛りと白い針の明暗差で、針の位置を読みます。数字はありません。
- 色は選べますか?
- 選べません。黒と真鍮の組み合わせの1種のみです。
- 真鍮の色は変わりますか?
- 空気に触れて酸化し、色が濃くなります。戻す場合は真鍮用の研磨剤を綿棒などで部分的に使い、周囲の塗装面に付けないようにしてください。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 乾いた柔らかい布で拭きます。研磨剤は塗装面を削るため使わず、水拭きも避けてください。