このページについて

あかりは、イサム・ノグチが1951年から手がけた照明である。岐阜の工房が製造する。和紙を竹の骨に貼る。折りたたんで収納できる。多数の型がある。

このページでは、和紙と経年、3つの設置の型、折りたためる構成、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

Akari Light Sculpturesは200種類以上のバリエーションを擁するシリーズであり、テーブルランプ、フロアランプ、ペンダントランプの3つのカテゴリに大別される。以下に、シリーズ全体の基本仕様と代表的なモデルの詳細をまとめる。

正式名称 あかり
製造ブランド 岐阜の工房が製造する。欧州での販売は別の企業が担う
主要素材 和紙を竹の骨に貼る。枠は金属の線材による
寸法 設置の型によって異なる。卓上に置く型、床に置く型、吊り下げる型がある
重量 いずれも軽い部類にあたる。重量は取扱店に確認する
白の無地が基本にあたる。模様の入る型もある
収蔵 MoMA あかり フロアランプ(model 2P、1968年頃) 収蔵番号 216.1978
価格 製造元と輸入代理店が製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は取扱店により異なる。型と寸法で価格が変わる
付属品 電球と組み立ての部材が付く。吊り下げる型ではケーブルが別売の場合がある
光源 E26口金の電球を用いる。LEDが推奨される。白熱電球は熱で和紙を傷める
設置 卓上と床に置く型は組み立てて用いる。吊り下げる型は引掛シーリングに取り付ける
折りたたみ 折りたたんで収納できる。輸送も平らな状態による
正規品の表示 赤い印が押される。製造元による表示にあたる
収蔵美術館 ニューヨーク近代美術館(収蔵番号216.1978ほか3点)、メトロポリタン美術館、フィラデルフィア美術館

和紙と経年

和紙を竹の骨に貼る。光が紙を通して広がる。

和紙は経年で色が変わる。日光でとくに進む。

水分に弱い。濡れると破れる場合がある。

破れた場合、傘のみの交換ができる場合がある。取扱店に確認する。

選び分けの目安

置き場所を考える場合
和紙は日光で色が変わる。直射日光を避ける。
手入れの手間を考える場合
水分に弱い。濡らさないよう扱う。
長く使う前提の場合
傘のみの交換ができる場合がある。取扱店に確認する。

3つの設置の型

設置の型は3つに分かれる。卓上に置く型、床に置く型、吊り下げる型による。

設置 電気工事
卓上に置く型 組み立てて卓上に置く 要さない
床に置く型 組み立てて床に置く 要さない
吊り下げる型 引掛シーリングに取り付ける 要さない

いずれも電気工事を要さない。吊り下げる型では設備の有無を確かめる。

多数の型があり、寸法も型によって異なる。取扱店に確認する。

選び分けの目安

設置を考える場合
3つの型から選ぶ。いずれも電気工事を要さない。
吊り下げる場合
引掛シーリングの設備の有無を確かめる。
寸法を確かめる場合
型によって異なる。取扱店に確認する。

折りたためる構成

傘は折りたたんで収納できる。輸送も平らな状態による。

そのため、搬入が容易にあたる。使わない時期に収納することもできる。

いっぽうで折りたたむ際に和紙に折り目が付く。繰り返すと傷みやすい。

組み立ての部材が付く。手順は取扱説明書を確認する。

選び分けの目安

搬入を考える場合
平らな状態で届く。組み立てて用いる。
収納を考える場合
折りたためる。ただし折り目が付く。
取り扱いを考える場合
繰り返し折りたたむと傷みやすい。

同じ設計者・同種の照明との比較

照明は傘の素材と設置の型で性格が分かれる。

比較項目 あかり ピピストレロ ノグチ フリーフォーム ソファ
用途 照明 照明 長椅子
傘の素材 和紙と竹 樹脂 該当しない
設置 3つの型から選ぶ 卓上に置く 床に置く
折りたたみ できる できない 該当しない
手入れ 水分に弱い 拭ける カバーを取り外せる

選び分けの目安

設置を考える場合
3つの型から選ぶ。卓上に限られる照明とは異なる。
手入れの手間を考える場合
和紙は水分に弱い。樹脂の照明とは条件が異なる。
収納を考える場合
折りたためる。他の製品とは条件が異なる。

使用感と設置条件

光の広がり方

和紙を通して光が広がる。紙の質感が現れる。

電球の種類によって光の色が変わる。LEDが推奨される。

電球

E26口金の電球を用いる。白熱電球は熱で和紙を傷める。

LEDが推奨される。上限の消費電力は取扱説明書を確認する。

組み立て

卓上と床に置く型は組み立てて用いる。部材が付く。

吊り下げる型は引掛シーリングに取り付ける。

経年変化とメンテナンス

素材に起きること

和紙は経年で色が変わる。日光でとくに進む。

水分に弱い。湿気の多い環境でも傷む。

折りたたむと折り目が付く。繰り返すと破れる場合がある。

竹の骨と金属の枠も経年で変化する。歪みを確かめる。

日常の手入れ

和紙の表面
柔らかい刷毛で埃を払う。水拭きはしない。
置き場所
直射日光と湿気の多い環境を避ける。色の変化と傷みを招く。
電球の交換
LEDを用いる。熱で和紙を傷めないよう確かめる。
折りたたむ際
折り目が付く。繰り返さないよう扱う。

修理と部品

傘のみの交換ができる場合がある。取扱店を通じて相談する。

和紙が破れた場合の補修の可否もあわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

製造元と輸入代理店が製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、取扱店の案内を確認するのが確実である。

型と寸法を決めてから注文する。多数の型があるため取り扱いも確認する。

実物を確認する

点灯した状態での和紙の質感は、実物で確かめられるとよい。

型による寸法の違いも現物で分かる。

中古の流通

和紙は経年で色が変わる。年式と状態を確かめる。

確認箇所は、和紙の色の変化と破れ、折り目、竹の骨と枠の歪み、正規品の表示である。

購入前チェックリスト

  • 和紙が経年で色が変わること(日光で進む)
  • 和紙が水分に弱いこと
  • 設置の型(卓上/床/吊り下げる)
  • 吊り下げる型では引掛シーリングの設備
  • 折りたためること(折り目が付く)
  • 組み立てて用いること
  • 電球はLEDが推奨されること
  • 傘のみの交換ができる場合があること

よくある質問

価格はどのくらいですか?
製造元と輸入代理店が製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は取扱店により異なります。型と寸法で価格が変わります。
どこで購入できますか?
製造元と輸入代理店が製品情報を公開しています。日本国内の正規取扱については取扱店の案内をご確認ください。多数の型があるため取り扱いもご確認ください。
和紙は劣化しますか?
経年で色が変わり日光でとくに進みます。また水分に弱く濡れると破れる場合があります。直射日光と湿気の多い環境を避けてください。
破れたら交換できますか?
傘のみの交換ができる場合があります。補修の可否とあわせて取扱店にご相談ください。
どのような設置ができますか?
卓上に置く型、床に置く型、吊り下げる型の3つに分かれます。いずれも電気工事を要しませんが、吊り下げる型では引掛シーリングの設備の有無をお確かめください。
折りたためますか?
折りたたんで収納でき輸送も平らな状態によります。ただし折り目が付き、繰り返すと傷みやすくなります。
電球は何を使いますか?
E26口金の電球を用い、LEDが推奨されます。白熱電球は熱で和紙を傷めます。上限の消費電力は取扱説明書をご確認ください。
収蔵されている美術館はありますか?
ニューヨーク近代美術館が収蔵しています(あかり フロアランプ、model 2P、1968年頃、収蔵番号216.1978)。