ベオサウンド レベルは、バング&オルフセンが2021年に発表したWi-Fi対応のポータブルスピーカーである。デザインはトーステン・ヴァルーアが担当した。厚さ56mmの薄い板状の本体で、立てても寝かせても、壁に掛けても使える。
ナチュラルとゴールドトーンの仕様は、Cradle to Cradle認証をブロンズレベルで取得している。同認証を受けたスピーカーとしては世界で最初の製品にあたる。
特徴・コンセプト
置き方に応じて音の出し方が変わる点がこの製品の設計上の核となる。本体は自らの姿勢と周囲の状況を判断し、立位・平置き・壁掛けのそれぞれに合わせて再生を調整する。使う場所を選ばないという要求に対し、置き場所ごとに設定を変えさせるのではなく、機器の側で対応する解き方が採られている。
スピーカー構成は0.8インチツイーター2基、2インチフルレンジ1基、4インチウーファー2基。バッテリーでの連続再生に対応し、防塵防滴を備えるためキッチンでの水はねにも耐える。
素材はアルミニウム、木材ないしファブリック、ポリマー。厚さを抑えた板状の輪郭は、本棚やコーヒーテーブルの上で場所を取らないことを狙ったものである。
背景
ベオサウンド レベルは、バング&オルフセンが掲げる長期使用の方針を製品構成に落とし込んだ例として位置づけられている。バッテリーは交換でき、通信とストリーミングを担うモジュールも技術の変化に応じて差し替えられる。色や仕上げを後から変更することも想定されている。
Cradle to Cradleは、安全性・循環性・責任ある製造を評価する国際的な認証制度である。ナチュラルとゴールドトーンの仕様がブロンズレベルの認証を得たことは、部材交換を前提とした構成が外部の基準でも評価されたことを示している。
評価
実務では、部屋を移動して使う運用に向く。無線での持ち出しに対応しながらWi-Fiにも接続するため、屋内では音質を優先した再生ができ、屋外や電波の届かない場所ではBluetoothに切り替えられる。
重量は3.3kgで、頻繁に持ち歩く用途には重い部類に入る。据え置きで使うならベオサウンド バランス、より小さな設置面積を求めるならベオサウンド エマージュが比較対象になる。
トーステン・ヴァルーアの設計思想や経歴について詳しくはトーステン・ヴァルーアプロフィールページをご覧ください。
バング&オルフセンの歴史や他の製品について詳しくはバング&オルフセンブランドページをご覧ください。
基本情報
| デザイナー | トーステン・ヴァルーア / Torsten Valeur |
|---|---|
| 発表年 | 2021年 |
| ブランド | バング&オルフセン / Bang & Olufsen |
| カテゴリー | ポータブルスピーカー |
| 素材 | アルミニウム、木材/ファブリック、ポリマー |
| サイズ | 幅348mm × 高さ230mm × 奥行56mm |
| 重量 | 3.3kg |
| スピーカー構成 | 0.8インチツイーター×2、2インチフルレンジ×1、4インチウーファー×2 |
| アンプ出力 | 合計105W(クラスD) |
| 再生周波数帯域 | 39〜23,000Hz |
| バッテリー | 最大16時間 |
| 防塵防滴 | IP54 |
| 認証 | Cradle to Cradle 認証ブロンズ(ナチュラル/ゴールドトーン仕様) |
| 接続 | Wi-Fi(デュアルバンド)、Bluetooth 5.0、Beolink Multiroom |