概要

トーステン・ヴァルーアは、デンマークのデザイナーである。デイヴィッド・ルイスの事務所で働いたのち、2010年代からバング&オルフセンの設計を担当している。ベオサウンド・レベルは、置き方を3通りから選べる音響機器で、内部の部品を交換して使い続けられる構成をとる。

バイオグラフィー

デンマークに生まれた。デザインの教育を受けている。

デイヴィッド・ルイスの事務所で働いた。同氏はバング&オルフセンの主任設計者を務めている。

2011年のルイスの没後、事務所を引き継いだ。デイヴィッド・ルイス・デザイナーズとして活動している。

バング&オルフセンのために音響機器の設計を続けている。

デザインの思想と方法

音響機器は、置く場所によって求められる形が変わる。床、棚、壁のいずれかを前提とすれば、他の場所では使いにくい。ヴァルーアが扱うのは、置き方を使う人が選べる構成である。

置き方を選べるようにする

ベオサウンド・レベルは、床に立てる、棚に寝かせる、壁に掛けるという3通りの置き方に対応する。姿勢が変わっても音の出方が保たれるよう、内部の配置を調整する。

部品を交換できるようにする

電子部品は数年で規格が変わる。本体の外装と機構を残したまま、内部の基板だけを交換できる構成をとる。買い替えずに使い続けられる。

前任者の体系を引き継ぐ

デイヴィッド・ルイスが確立した、機構を可視化するという方向を引き継いだ。そのうえで、置き方と部品交換という条件を加えている。

素材の質感を残す

金属と布の表面を塗りつぶさず、素地の質感を残す。長期にわたり使うため、経年での変化も想定に含まれる。

代表作にみる方法

ベオサウンド レベル(2021年)

床に立てる、棚に寝かせる、壁に掛けるという3通りの置き方に対応する音響機器である。姿勢が変わっても音の出方が保たれるよう内部の配置を調整する。本体の外装と機構を残したまま内部の基板だけを交換できる。→ベオサウンド レベル

部品交換の体系

電子部品は数年で規格が変わる。基板を交換できる構成により、買い替えずに使い続けられる。

デイヴィッド・ルイス・デザイナーズ(2011年〜)

デイヴィッド・ルイスの没後、事務所を引き継いだ。バング&オルフセンとの関係も継続している。

音響機器の系列

スピーカー、テレビ、携帯用の機器を設計している。素材の質感を残すという方向が共通する。

評価と影響

ヴァルーアは、2010年代以降のバング&オルフセンの設計を担う人物として言及される。デイヴィッド・ルイスの事務所を引き継いだ立場にある。

置き方を使う人が選べるという構成と、部品を交換して使い続けられるという条件が特徴にあたる。後者は電子機器の規格が数年で変わることへの対応になる。

同社ではヤコブ・イェンセン、ルイスと設計者が交代してきた。ヴァルーアはその系譜に連なる。

収蔵

4館のAPI(MoMA、V&A、Met、AIC)で照合したが、該当する収蔵は確認できなかった。デンマーク国内の館については照合手段がない。

作品一覧

区分 作品名 ブランド
2011年〜 事務所 デイヴィッド・ルイス・デザイナーズ 継承 デンマーク
2021年 音響機器 ベオサウンド レベル Bang & Olufsen
2010年代〜 音響機器 スピーカー・携帯用機器 Bang & Olufsen
2010年代〜 映像機器 テレビの系列 Bang & Olufsen

プロフィール

出身地 デンマーク
国籍 デンマーク
活動拠点 デンマーク
分野 音響機器、映像機器
主な協働ブランド Bang & Olufsen

Reference