概要
オブジェクツ・プフは、セシリエ・マンツが2017年にフリッツ・ハンセンのために設計したプフである。円形の座面を持ち、上下で異なる生地を用いる。
上部と下部の生地はレザーのパイピングで区切られる。生地を直接縫い合わせれば継ぎ目が目立たないが、パイピングを挟めば境界が線として現れる。
背もたれと肘掛けを持たないため向きが定まらず、座具としても足を置く台としても使える。
特徴・コンセプト
上部にはウール生地を、下部にはキャンバス地やリネンを用いる。座る面は身体が触れるため柔らかい生地を、床に近い側は擦れる面のため耐久性の高い生地を配する。同じ生地で全体を覆う場合と異なり、部位ごとに要求が分かれる。
サイズ展開
寸法は直径50cm×高さ24cmと、直径60cm×高さ29cmの2種。高さが低いため、足を置く台として使うときに膝の角度が浅くなる。軽量で移動できる。
カラーバリエーション
複数の配色が用意される。上下で生地が分かれるため、一つの製品に二色が現れる。パイピングの色を含めれば三色の組み合わせになる。
評価と影響
向きを持たない座具という点では、背もたれのないスツールと同じ性質を持つ。硬い座面と異なり、詰め物により荷重で形が変わる。
同じセシリエ・マンツによるコンパイル シェルビングは、部材そのものが構造を担う構成をとる。プフでは中の詰め物が形を保ち、外の生地は面としてだけ働く。
オブジェクツ・プフの美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。
セシリエ・マンツの設計思想や経歴について詳しくはセシリエ・マンツプロフィールページをご覧ください。
フリッツ・ハンセンの歴史や他の製品について詳しくはフリッツ・ハンセンブランドページをご覧ください。
基本情報
| 製品名 | オブジェクツ・プフ(Objects Pouf) |
|---|---|
| デザイナー | セシリエ・マンツ(Cecilie Manz) |
| ブランド | フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen) |
| 発表年 | 2017年 |
| 素材 | ウール、リネン、キャンバス、レザー(パイピング) |
| サイズ | 小:直径50cm×高さ24cm / 大:直径60cm×高さ29cm |
| 重量 | 小サイズ 約4.5kg(サイズにより異なる) |
| 生産国 | デンマーク |
| 使用生地 | Kvadrat Hallingdal、Kvadrat Remix、Kvadrat Twill |
| カラー展開 | Ultramarine、Slate、Concrete、Indigo、Beige、Sakura他 |