概要

Kastor(カストル)は、2013年にコロンビア出身のデザイナー、ロドリゴ・トーレスによってデザインされた、Alessiの鉛筆削りである。ビーバーの形をとる。2013年にパリの展示会で発表された。

名称はイタリア語でビーバーを意味する語による。鉛筆を削る動作と、ビーバーが木をかじる動作が対応する。

デザインの特徴とコンセプト

眼、歯、前脚、尾が配される。鉛筆の挿入口は歯の位置に置かれ、動物の形と機能の配置が一致する。素材はクロームめっきの亜鉛合金による。

本体は上下二つの部品で構成される。削りカスは内部に溜まるため、下部を外して捨てる。底部には熱可塑性ゴムのキャップが付き、金属が机に直接触れない。

寸法は10×5×8cm。亜鉛合金は樹脂より比重が大きいため、この寸法でも紙を押さえる重量がある。

評価と影響

道具の機能を、その動作に似た動物の形に重ねる構成をとる。鉛筆削りは挿入口と削りカスを溜める空間を必要とし、この二つが口と胴に対応する。形が用途を示すため、説明なしに使い方が判別できる。

Kastorの美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。

基本情報

名称 Kastor Pencil Sharpener
デザイナー ロドリゴ・トーレス(Rodrigo Torres)
ブランド Alessi
発表年 2013年
素材 クロームメッキ仕上げザマック(亜鉛合金)
サイズ 10 x 5 x h. 8 cm
製品コード RT02
シャープナー機構 Staedtler社製
価格 約58ユーロ(参考価格)