このページについて
ボールクロックは、ジョージ・ネルソンのウォールクロック・シリーズの一つで、ヴィトラが製造する壁掛け時計である。中心から放射する12本の棒の先に木の球を付け、文字盤の面を持たない。
このページでは、正規品の仕様と色、ライセンスを受けていない製品との違い、設置と手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ジョージ・ネルソンの設計思想や経歴について詳しくはジョージ・ネルソン プロフィールページをご覧ください。
ボールクロックのデザインストーリーについて詳しくはボールクロック紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
| 正式名称 | Ball Clock |
|---|---|
| 素材 | 木と金属。木材はポーランド産(公式の表記) |
| ムーブメント | クオーツ |
| 電源 | 単3電池1本 |
| 色 | ビーチ、マルチカラー、レッド、ブラック/ブラス、オレンジ、チェリーの6種(公式ファクトシート) |
扱われる色は時期によって入れ替わる。ヴィトラは通常の色のほかに、特別仕様を出すこともある。
正規品とライセンスを受けていない製品の違い
ネルソンの没後、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムが遺品資料を取得し、ヴィトラは1999年からネルソンの時計を再生産している。ヴィトラは、欧州と中東の市場について、指定されたネルソン製品の唯一の許諾された製造者であると公表している。
権利者のライセンスを受けていない同型の製品も広く流通しており、球の素材やムーブメントが明示されないことが多い。購入先がヴィトラの取扱店かどうかを確かめる。
類似商品・競合との比較
時の位置を何で示すか、文字盤の面があるかで、壁での見え方が変わる。
| 比較項目 | ボールクロック | アスタリスク クロック | ユンハンス マックス・ビル ウォールクロック |
|---|---|---|---|
| 時の位置を示すもの | 12個の球 | 12本の棒 | 文字盤の目盛りや数字 |
| 文字盤の面 | なし(壁が背景になる) | なし(壁が背景になる) | あり |
使用感と設置条件
色と読み取り
数字も目盛りもなく、球が時の位置を示す。文字盤の面がないため、球と壁の明暗差が読み取りやすさを左右する。明るい壁には濃い色の球、暗い壁には明るい色の球のほうが輪郭が出る。
設置
電源は単3電池1本で、配線は要らない。球が壁から浮くため、照明の位置によっては球の影が壁に落ち、針と重なって読みにくくなることがある。
経年変化とメンテナンス
素材に起きること
塗装した球は日光で色があせる。木地を見せた球(ビーチ、チェリー)は木そのものの色が変わる。木は湿度で伸縮するため、棒との接合部に負担がかかる。
日常の手入れ
乾いた柔らかい布で球と棒を拭く。球を強く回すと接合部に力がかかるため、棒の根元を支えて拭く。長く使わないときは電池を抜いておく。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ヴィトラの公式サイト(日本語版)に製品ページがあり、ヴィトラのオンラインショップと取扱店で扱う。注文時に決めるのは色である。
中古の流通
1999年以降のヴィトラ製と、それ以前に製造された個体が流通しており、両者は仕様が異なる。確認する箇所は、球の欠けと色あせ、棒の曲がりと接合部の緩み、針の状態、時計が動くかである。
購入前チェックリスト
- 色(掛ける壁の色との明暗差から決める)
- 照明の位置(球の影が壁に落ちる)
- 数字も目盛りもないこと
- 中古の場合、製造時期と接合部の緩み
よくある質問
- どこで購入できますか?
- ヴィトラのオンラインショップと取扱店で扱っています。ヴィトラの公式サイト(日本語版)に製品ページがあります。
- 色は何種類ありますか?
- ヴィトラのファクトシートでは、ビーチ、マルチカラー、レッド、ブラック/ブラス、オレンジ、チェリーの6種です。扱われる色は時期によって入れ替わります。
- 色はどう選べばよいですか?
- 文字盤の面がないため、球と壁の明暗差が読み取りやすさを左右します。明るい壁には濃い色の球、暗い壁には明るい色の球のほうが輪郭が出ます。
- 数字がなくて読めますか?
- 12個の球が時の位置を示し、針の向きを球と照らし合わせて時刻を読みます。数字のある時計より手がかりは少なくなります。
- 電池は何を使いますか?
- クオーツ式で、単3電池1本で動きます。
- 正規品かどうかはどう見分けますか?
- ヴィトラは1999年からネルソンの時計を再生産しており、欧州と中東の市場について指定されたネルソン製品の唯一の許諾された製造者であると公表しています。購入先がヴィトラの取扱店かどうかをご確認ください。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 乾いた柔らかい布で球と棒を拭いてください。球を強く回すと棒との接合部に力がかかるため、根元を支えて拭きます。長く使わないときは電池を抜いておいてください。