カバノキ科ハンノキ属の樹木から得られる広葉樹材。比較的軽く軟らかく、肌目が均一で接着や着色がしやすい。家具の芯材や塗装仕上げの部材に用いられる。
アルダー
アルダーとは、カバノキ科ハンノキ属(Alnus)の樹木から得られる広葉樹材のこと。木材として流通するものの多くは北アメリカ西岸のレッドアルダー(Alnus rubra)で、ヨーロッパではブラックアルダー(Alnus glutinosa)が使われる。日本のハンノキも同じ属に含まれる。
解説
レッドアルダーは、伐ったばかりのときはほぼ白く、空気に触れると黄味や赤味を帯びた淡い褐色に変わる。心材と辺材の境目はほとんど見えず、木目はおおむね通直で、肌目は均一である。広葉樹としては比較的軽く軟らかい部類に入り、曲げに対する強さや剛性は高くない。
家具での評価は、加工のしやすさと仕上がりの安定にある。米国の広葉樹業界団体は、切削や旋削によく応じ、ねじ留めや接着の具合もよく、塗装や着色がきれいに仕上がると説明している。着色するとウォールナットやチェリーになじむ色にでき、乾燥による狂いが小さく、乾燥後の寸法安定性もよい。こうした性質から、表に見せる材としてより、塗装を前提とした部材や、他の材で覆われる芯材として選ばれることが多い。スウェーデンのKarl Andersson & Sönerは、ランバーコアの芯材にアルダーを用いている。
北アメリカ西岸では成長が早く、他の広葉樹より短い周期で伐採できる資源として扱われている。表面が軟らかいため、無垢のまま天板に使うと物を落としたときの凹みが残りやすい。天板に用いる場合は、硬い塗膜で保護するか、硬い樹種の突板を表面に張ることが多い。
Reference
- Alder(American Hardwood Information Center, Real American Hardwoods)
- https://www.hardwoodinfo.com/specifying-professionals/species-guide/species-guide-a-g/alder/
- American Alder(American Hardwood Export Council)
- https://www.ahec-china.org/american-hardwood-guide-species/?id=2
- Alder, American Red(WoodSolutions)
- https://woodsolutions.com.au/wood-species/alder-american-red