キーブー
キーブー(Qeeboo)は、2016年にステファノ・ジョヴァンノーニがイタリア・ミラノで立ち上げたデザインブランドである。感情と物語に訴えかけるプロダクトを掲げ、射出成形や回転成形によるプラスチック製の家具・照明・オブジェを展開している。動物や身近なモチーフを大胆に造形へ翻訳した親しみやすい製品群は、発表以来、国際的な注目を集めてきた。
特徴・コンセプト
キーブーは「ポップ」「ワンダー」「カルチャー」という三つの言葉を軸に、日常の空間に驚きと物語をもたらすことを目指している。素材にはポリエチレンやポリプロピレンといった耐久性とリサイクル性に優れた熱可塑性樹脂を用い、ガスアシスト射出成形や回転成形の技術によって、椅子から大型の彫刻的オブジェまで幅広い形状を生み出している。使い捨てではなく世代を超えて受け継がれるプロダクトを、という思想が製品づくりの根底にある。
創業者ジョヴァンノーニのアートディレクションのもと、アンドレア・ブランツィ、マルセル・ワンダース、リチャード・ハッテン、ニカ・ズパンツ、Front、エストゥディオ・カンパーナといった国際的なデザイナーが参加している。ブランドを象徴する存在が、うさぎのシルエットを椅子に落とし込んだ「ラビット(Rabbit)」ファミリーである。
ブランドヒストリー
アレッシィやマジス、モーイなど数々の企業とプラスチック製品を手がけてきたジョヴァンノーニが、長年の経験をもとに独自のブランドとして立ち上げたのがキーブーである。2016年のミラノデザインウィークで、25点のプラスチック製プロダクトとともにデビューを飾った。従来の店舗流通に依存せず、オンラインを主軸とする流通モデルを打ち出した点も当時話題となった。
本社はミラノのトルトーナ地区に置かれ、この一帯はデザインの発信地として知られる。デビュー作のひとつであるラビットチェアの成功を足がかりに、屋内外で使える家具や照明、カーペットなどへとコレクションを広げ、現代のデザインシーンにおける存在感を確立している。
基本情報
| 設立 | 2016年 |
|---|---|
| 本社所在地 | イタリア・ミラノ(トルトーナ地区) |
| 創業者 | ステファノ・ジョヴァンノーニ |
| 主な製品分野 | 家具、照明、オブジェ(成形プラスチック製品) |
| 公式サイト | https://www.qeeboo.com |