Qeeboo(キーブー)

Qeebooは、2016年にStefano Giovannoniがイタリア・ミラノで設立したブランドである。射出成形回転成形による樹脂の家具、照明、器物を扱う。動物や身近な対象の輪郭をそのまま家具の形へ移す構成を特徴とし、うさぎの形を椅子にした製品が知られる。Giovannoniがアートディレクターを務め、外部の設計者との協働によって製品群を構成する。

事業と製造の実体

Qeebooの製造は、二つの成形工法を使い分ける構成を採る。回転成形は金型の内部で樹脂を回転させながら加熱する方法で、中空の大型の形を一体で作れる。ガスを併用する射出成形は、樹脂の内部にガスを注入して中空を作る方法で、回転成形より寸法の精度が高く肉厚も制御しやすい。

動物の輪郭をそのまま家具にする構成では、形が構造を兼ねる必要がある。ラビットチェア ベビーは、うさぎの耳と胴の形が背と座を成す。荷重は胴の下部と脚に相当する部分で受けるため、その断面が強度を決める。中空の成形では肉厚が均一でないと荷重が集中する箇所が生じる。

素材にはポリエチレンとポリプロピレンが用いられる。着色は成形時に樹脂へ混ぜるため塗装の剥離が生じない。屋外での使用に対応する仕様もある。

Giovannoniは Alessi、Magis、Moooiなどで樹脂の製品を手がけてきた設計者にあたり、この経験が成形の工法の選定に反映されている。

沿革

2016年、Stefano Giovannoniがミラノでこの事業を設立した。同年のミラノの設計週間で、25点の樹脂の製品とともに発表されている。

従来の店舗の流通に依存せず、通信販売を主軸とする流通の方式が採られた点も、設立時の特徴にあたる。

本社はミラノのトルトーナ地区に置かれる。うさぎの形の椅子を起点として、屋内外で使える家具、照明、敷物へ製品の範囲が広がった。

Giovannoniのアートディレクションのもと、Andrea Branzi、Marcel Wanders、Richard Hutten、Nika Zupanc、Front、Estudio Campanaらが製品を手がけている。

デザイナーとの協働

Qeebooの製品開発は、アートディレクターが方向を統括し、外部の設計者との協働で進む。成形の工法が扱える形の範囲を規定するため、設計案は肉厚と抜き勾配の検討と並行して進められる。

協働相手にはStefano Giovannoni、Andrea Branzi、Marcel Wanders、Richard Hutten、Nika Zupanc、Front、Estudio Campanaらがいる。

主な製品群

ラビットチェア ベビーは、うさぎの形を椅子にした製品である。耳と胴の形が背と座を成し、寸法の異なる複数の型がある。

このほか、屋内外で使える家具、照明、器物、敷物を扱う。

基本情報

ブランド名 Qeeboo(キーブー)
設立 2016年
創業者 Stefano Giovannoni
本社所在地 イタリア・ミラノ(トルトーナ地区)
事業内容 樹脂製の家具・照明・器物の企画および販売
公式サイト https://www.qeeboo.com

Reference

Qeeboo - 公式サイト
https://www.qeeboo.com