レッド&ブルーチェアが長く愛される理由
レッド&ブルーチェア(Red and Blue Chair)は、オランダの建築家兼家具デザイナーであるヘリット・トーマス・リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld, 1888-1964)が1917〜1918年にデザインし、1923年頃に現在の赤・青・黄・黒の配色が施された、20世紀デザイン史における最も革命的なラウンジチェアである。オランダの前衛芸術運動「デ・スティル」の理念を三次元的に具現化した最初期の作品として、モダンデザインの本格的な幕開けを告げた一脚であり、ピート・モンドリアンの抽象絵画と並んでデ・スティルの象徴として広く認知されている。
13本の正方形断面の角材、2枚のアームレスト、座面と背もたれの2枚のパネルという最小限の要素のみで構成されたこの椅子は、伝統的なアームチェアの形態を直線と平面のみによって抽象化し、本質へと到達した傑作である。ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ブルックリン美術館、ハイ美術館、ヴィトラ・デザイン美術館等の永久コレクションに収蔵されている。1973年以降、イタリアの名門家具メーカー カッシーナ(Cassina)がリートフェルトの原設計に忠実に製造を継続し、カッシーナの「イ・マエストリ・コレクション」の中核をなす歴史的名作として世界中で販売されている。
本ページでは、レッド&ブルーチェアの購入を検討されている方に向けて、正規品の仕様・サイズ・価格帯、正規品とリプロダクトの違い、類似名作との比較、使用感と空間への取り入れ方、経年変化とメンテナンス、正規販売店と購入方法、コーディネート事例、よくある質問まで、購入判断に必要な情報を包括的にお伝えする。
ヘリット・リートフェルトの設計思想や経歴について詳しくはヘリット・リートフェルト プロフィールページをご覧ください。
レッド&ブルーチェアのデザインストーリーについて詳しくはレッド&ブルーチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
レッド&ブルーチェアの正規品はカッシーナ(Cassina S.p.A., 1927年創業、イタリア・メーダ)がモデル番号635として製造する。カッシーナは1973年にリートフェルト遺族との協力のもと、原設計に忠実な製造を開始し、「イ・マエストリ・コレクション」(巨匠コレクション)の一つとして位置づけている。フレームはビーチ材(ブナ材)無垢、座面と背もたれはバーチプライウッド(シラカバ合板)にビーチ材の突板を施し、ポリエステルラッカー仕上げ。正規品にはカッシーナのブランドマークとシリアルナンバーがフレームに刻印される。
| 正式名称 | 635 Red and Blue(レッド&ブルーチェア / レッドアンドブルー)。カッシーナ型番:635 |
|---|---|
| デザイナー | ヘリット・トーマス・リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld, 1888-1964, オランダ) |
| デザイン年 | 1917〜1918年(構造デザイン)。1923年頃(赤・青・黄・黒の配色追加) |
| 製造ブランド | Cassina S.p.A.(カッシーナ、1927年創業、イタリア・メーダ。1973年より製造) |
| 分類 | ラウンジチェア / アームチェア |
| 構造 | 13本の正方形断面角材(フレーム)+2枚の長方形アームレスト+座面パネル+背もたれパネル。水平と垂直の直線のみで接合される「リートフェルト・ジョイント」 |
| 素材 | フレーム:ビーチ材(ブナ材)無垢。座面・背もたれ:バーチプライウッド(シラカバ合板)にビーチ材突板 |
| 仕上げ(Red and Blue) | フレーム:ブラック塗装。座面:ブルー ポリエステルラッカー。背もたれ:レッド ポリエステルラッカー。角材端部:イエロー塗装 |
| 仕上げ(Black Red and Blue / Zeilmaker版) | フレーム:ブラック染色ビーチ。端部:ホワイト。座面・背もたれ:グリーン ラッカー。2015年復刻(1920年ゼルマーカー邸仕様の再現) |
| サイズ | W655mm × D840mm × H875mm / 座面高 330mm / アーム高 500mm |
| オプション | 背・座クッション(W420×D420/740×H50mm)。ファブリックまたはレザー。Black Red and Blue版で設定 |
| 日本参考価格(Red and Blue) | 本体 ¥792,000(税込)。受注輸入品 |
| 日本参考価格(Black Red and Blue) | 本体 ¥935,000(税込)。背・座クッション ¥107,800(税込)〜。受注輸入品 |
| 海外ヴィンテージ参考価格 | Pamono:$3,000〜$9,000程度(年代・状態により変動) |
| 納期 | 受注輸入:約8〜9週間(カッシーナ・イクスシー経由) |
| パーマネントコレクション | MoMA、ブルックリン美術館、ハイ美術館、ヴィトラ・デザイン美術館 他多数 |
| デザイン運動 | デ・スティル(De Stijl, 1917-1931) |
正規品とリプロダクトの違い
レッド&ブルーチェアは20世紀初頭のデザインであるため、リプロダクト品やミニチュアレプリカが広く流通している。正規品のカッシーナ製とリプロダクト品の間には、製造品質・素材・仕上げ・資産価値において明確な差異がある。
| 比較項目 | 正規品(Cassina) | リプロダクト一般 |
|---|---|---|
| 製造背景 | 1973年よりリートフェルト遺族との協力のもと原設計に忠実に製造。カッシーナ「イ・マエストリ・コレクション」。イタリア製 | 第三者メーカーによる外観の複製。リートフェルト遺族の監修なし |
| 素材 | ビーチ材無垢フレーム。バーチプライウッド座面・背もたれにビーチ材突板。ポリエステルラッカー仕上げ | 木材品質・合板品質にばらつき。塗装の精度・耐久性に差 |
| 構造・接合 | 「リートフェルト・ジョイント」の精密な再現。角材の交差と端部の処理がリートフェルトの設計意図を忠実に体現。1951年ステデライク美術館で単独展示された接合方式 | 接合精度にばらつき。端部のイエロー塗装範囲・角材断面寸法の再現度に差 |
| 配色の忠実性 | リートフェルト遺族と共同研究した色彩仕様を再現。Red and Blue版に加え、1920年ゼルマーカー邸仕様のBlack Red and Blue版も展開 | 色彩の再現度が不確実。赤・青・黄・黒の色味にばらつき |
| 証明・価値 | カッシーナのブランドマーク・シリアルナンバー刻印。証明書付き。ヴィンテージ市場で$3,000〜$9,000で取引される資産価値 | ブランド証明なし。リセールバリューは限定的 |
| バリエーション | Red and Blue(クラシック)/ Black Red and Blue(Zeilmaker版、2015年復刻、クッションオプション付き)。Supreme×Cassina限定版(2022年FW)等のコラボレーションも | クラシック配色のみが一般的。ミニチュア・インテリアオブジェとしての小型版も流通 |
レッド&ブルーチェアの本質は、直線と平面のみによるアームチェアの抽象化という「思想の具現化」にある。角材端部のイエローが示す「空間への延長可能性」、座面と背もたれの傾斜角度が生む「浮遊感」、フレームの水平垂直構成が体現する「デ・スティルの秩序」——これらの設計意図を正確に再現するには、リートフェルト遺族との共同研究に基づくカッシーナ正規品が最も信頼できる選択である。
類似名作チェアとの比較
レッド&ブルーチェアは、20世紀初頭のモダニズム運動から生まれた芸術性の高いラウンジチェアとして、同時代および後続の名作と比較される。
| 比較項目 | レッド&ブルーチェア(Cassina / リートフェルト) | ワシリーチェア B3(Knoll / ブロイヤー) | ジグザグチェア(Cassina / リートフェルト) |
|---|---|---|---|
| デザイナー | ヘリット・リートフェルト(1917-1918年) | マルセル・ブロイヤー(1925年) | ヘリット・リートフェルト(1934年) |
| 素材・構造 | ビーチ材角材+合板パネル。水平垂直の直線構成。デ・スティルの三原色。「家具が彫刻になる瞬間」 | ニッケルメッキ鋼管+レザーまたはキャンバス。バウハウスの工業素材応用。リートフェルトの影響を受けた片持ち構造 | 4枚の板のZ字構成。キャンティレバー(片持ち)原理。最小限の構造への挑戦。木材のみ |
| 芸術運動 | デ・スティル(1917-1931)。モンドリアンの絵画と並ぶ象徴 | バウハウス(1919-1933)。リートフェルトの1921年バウハウス展示が直接的影響 | デ・スティル後期〜合理主義。構造的実験としての性格 |
| サイズ | W655×D840×H875mm SH330mm | W790×D690×H730mm SH420mm | W370×D430×H740mm SH420mm |
| 日本参考価格 | ¥792,000(税込) | 約¥400,000〜(税込) | 約¥700,000〜(税込) |
| こういう方に | デ・スティルの思想を空間に体現したい方。アートとデザインの融合を求める方。モンドリアンの世界観を愛する方 | バウハウスのインダストリアル美学を好む方。鋼管とレザーのモダニズムを求める方 | リートフェルトの構造的実験を愛する方。ダイニングで使えるリートフェルト作品を求める方 |
レッド&ブルーチェアの独自性は、「家具が彫刻になる瞬間を捉えた作品」という点にある。ブロイヤーのワシリーチェアは1921年にバウハウスでリートフェルトの家具が展示された際、その革新性に直接的な影響を受けて生まれた。リートフェルト自身のジグザグチェアは、レッド&ブルーで追求した抽象化の原理をダイニングチェアに応用し、4枚の板のみで椅子を構成するというさらなる還元を試みた。レッド&ブルーチェアは、これら後続の名作のすべてに先行する、モダンデザインの出発点として位置づけられる。
使用感と暮らしへの取り入れ方
座り心地
レッド&ブルーチェアは、その抽象的な外観から「座りづらそう」という印象を持たれることが多いが、実際の座り心地は見た目ほど悪くないと一般的に評価されている。座面高330mmという低めの設定と、座面・背もたれの傾斜角度は、身を委ねるとちょうど背板に受け止められる寸法体系になっており、膝裏も当たらず両脚がきちんと着地する。カッシーナ・イクスシーのレビューでも「思想の方が優先し、座りづらそうですが、見た目ほど掛け心地は悪くなく、リートフェルトの家具デザイナー、職人としての力量を感じさせます」と評されている。ただし、日本人の体格には大きめである点は留意が必要である。Black Red and Blue(Zeilmaker版)ではオプションの背・座クッションが追加可能で、快適性が向上している。
空間における効果
レッド&ブルーチェアの空間的効果は、他のいかなる椅子とも異なる「立体的な抽象絵画」としての存在感にある。W655×D840mmというサイズは一般的なラウンジチェアと同等だが、角材フレームの隙間から背景が透けて見える構造により、量感を持ちながらも空間を圧迫しない独特の軽やかさがある。赤・青・黄・黒の原色が空間に強烈なアクセントを加え、1脚置くだけで部屋全体のインテリアの軸が定まる。ドナルド・ジャッドがニューヨークの自宅兼美術館にリートフェルトの家具を配置していたように、この椅子はインテリアとして使う彫刻であり、座ることができるアート作品である。Black Red and Blue版はブラック・ホワイト・グリーンのシックな配色で、原色版よりも幅広いインテリアスタイルに調和する。
生活スタイル別の提案
リビングの一角に1脚を「空間の主役」として配置するのが最も効果的な取り入れ方である。この椅子は複数脚を並べるのではなく、1脚でその空間の芸術的方向性を決定づける力を持つ。デザインやアートを生業とする方のアトリエ、建築事務所の応接、ギャラリーの展示空間に最も自然に馴染む。コレクターズアイテムとしての側面も強く、美術品として鑑賞しながら実際に座ることもできるという稀有な存在である。リートフェルト自身が座面下に詩の一節を配するよう指示していた事実が示すように、この椅子は身体だけでなく精神の快適さをも目指した作品であり、知的で創造的な空間にこそ相応しい。
経年変化とメンテナンス
素材の経年変化
ビーチ材フレームのブラック塗装は、適切なケアにより長期にわたり深い色味を維持する。座面と背もたれのポリエステルラッカー仕上げは耐久性が高く、赤と青の鮮やかな発色を長く保つ。経年とともにわずかなパティナ(使用感のある風合い)が加わり、ヴィンテージのカッシーナ製はPamonoで$3,000〜$9,000で取引される資産価値を持つ。1970年代のカッシーナ初期製造品(低いシリアルナンバー)は特に高い評価を受ける。
メンテナンス方法
- ラッカー塗装面(座面・背もたれ)
- 柔らかい布で定期的に乾拭き。汚れには中性洗剤を薄めた溶液で拭き取り後、乾拭き。研磨剤やアルコール系洗剤は塗装を損傷するため使用不可。直射日光の長時間照射は退色の原因となるため避ける。
- ブラック塗装フレーム
- 柔らかい布で乾拭き。角材の交差部(リートフェルト・ジョイント)のほこりは柔らかいブラシで除去。イエロー端部も同様のケア。
- クッション(Black Red and Blue版オプション)
- ファブリックは素材に応じて掃除機がけまたはドライクリーニング。レザーは専用コンディショナーで手入れ。脱着可能。
- 構造の確認
- 角材フレームの接合部を定期的に目視確認。正規品は堅牢な構造だが、長期使用では接合部の緩みに注意。カッシーナ正規品は修理対応が可能。
どこで買うか:正規販売店と購入方法
日本国内正規販売
カッシーナ・イクスシー(Cassina ixc.)が日本における正規販売を統括する。Red and Blue(635)は本体¥792,000(税込)、Black Red and Blue(Zeilmaker版)は本体¥935,000(税込)、背・座クッション¥107,800(税込)〜。いずれも受注輸入品で、納期は約8〜9週間。カッシーナ・イクスシー青山本店、六本木店等のショールームで実物の確認が可能。公式オンラインストア(cassina-ixc.jp)でも購入可能。
海外正規販売
カッシーナ公式サイト(cassina.com)が全仕様の情報を提供する。Rietveld Originals(リートフェルト・オリジナルズ、オランダ)はリートフェルト作品の専門ショールームとしてカッシーナ正規品を販売し、実物展示も行う。Design Italy、Mohd等の欧州正規販売店もオンライン対応。
ヴィンテージ市場
カッシーナが1973年に製造を開始して以来、50年以上のヴィンテージ品が市場に存在する。Pamonoでは$3,000〜$9,000程度で取引されており、1970年代の初期製造品(低シリアルナンバー)はプレミアム。1stDibsでも各年代のカッシーナ製が出品される。日本国内ではリスタイル等のデザイナーズ家具専門中古店が取り扱う場合がある。購入時はカッシーナのブランドマーク・シリアルナンバーの刻印、証明書の有無を確認。Supreme×Cassina限定版(2022年FW、$4,500)はコレクターズアイテムとして高値。
購入時チェックリスト
- 正規品であることの確認(カッシーナのブランドマーク・シリアルナンバー刻印、証明書)
- バージョンの選択(Red and Blue ¥792,000 = 原色クラシック / Black Red and Blue ¥935,000 = Zeilmaker版シック配色+クッションオプション)
- クッションの要否確認(Black Red and Blue版でオプション設定。快適性向上。ファブリックまたはレザー選択)
- 設置空間の確認(W655×D840×H875mm。ラウンジチェアとして十分なスペースを確保。「空間の主役」として映える配置を検討)
- 直射日光への対策(ラッカー塗装面の退色防止。窓際への常設配置は避けるか、UVカット対策を施す)
- 納期の確認(受注輸入品:約8〜9週間)
- 搬入経路の確認(分解搬入は不可。完成品での搬入となるため、ドア幅・廊下幅を事前確認)
コーディネート事例
デ・スティル的モダニズム空間
レッド&ブルーチェア(クラシック配色)1脚を、白い壁面と明るいフローリングのリビングに配置する、デ・スティルの理念を空間に体現するコーディネートである。壁面にはモンドリアンの「コンポジション」プリントを飾り、リートフェルトのクレイトテーブル(Cassina 635 Crate Table)をサイドテーブルとして組み合わせる。赤・青・黄・黒の原色がモンドリアンの絵画と呼応し、空間全体が一つの芸術的ステートメントとなる。家具は最小限に抑え、白い空間の中でチェアの原色が際立つように構成する。照明にはリートフェルトのハンギングランプ(Cassina)を合わせれば、完全なリートフェルト空間が完成する。
コンテンポラリー・アートギャラリースタイル
Black Red and Blue(Zeilmaker版、ブラック・ホワイト・グリーン配色)を、コンクリート打ち放し壁面またはグレーの空間に配置するコンテンポラリースタイルである。クラシック版の原色に比べてシックで抑制された配色のZeilmaker版は、現代的なミニマル空間やインダストリアルインテリアとの親和性が高い。背・座クッション(レザー)を追加することで、鑑賞用にとどまらない実用的なラウンジチェアとしても機能する。壁面にはドナルド・ジャッドやダン・フレイヴィンのミニマリスト作品を飾り、リートフェルトのデザイン思想と現代美術の系譜的つながりを空間で表現する。
書斎・アトリエの知的アクセント
レッド&ブルーチェア1脚を書斎やアトリエの読書・思索用の椅子として配置するスタイルである。リートフェルトが座面下にモルゲンシュテルンの詩を配するよう指示していたように、この椅子は知的営みのための空間に最も相応しい。壁面の書棚にはデザイン史・美術史・建築書を並べ、デスクにはリートフェルトと同時代のバウハウス由来のデスクランプを合わせる。原色の鮮やかさが、落ち着いた書斎空間に創造的なエネルギーをもたらす。SH330mmの低い座面は、長い読書やスケッチの時間にリラックスした姿勢を促す。
よくある質問
- 正規品の価格はどのくらいですか?
- カッシーナ正規品のRed and Blue(クラシック配色)は¥792,000(税込)、Black Red and Blue(Zeilmaker版)は¥935,000(税込)です。背・座クッション(Zeilmaker版オプション)は¥107,800(税込)〜です。いずれもカッシーナ・イクスシーでの受注輸入品です。
- どこで購入・実物確認できますか?
- 日本ではカッシーナ・イクスシー(青山本店、六本木店等)のショールームで実物確認・購入が可能です。公式オンラインストア(cassina-ixc.jp)でも注文可能。海外ではRietveld Originals(オランダ)がリートフェルト作品専門ショールームを運営しています。
- 座り心地は本当に悪いのですか?
- 見た目ほど座り心地は悪くないと一般的に評価されています。座面と背もたれの傾斜角度が身体を自然に受け止める設計になっています。ただし日本人の体格には大きめである点は留意してください。Black Red and Blue版ではオプションの背・座クッションにより快適性が向上しています。
- リプロダクトで十分ですか?
- レッド&ブルーチェアの価値は「デ・スティルの思想を三次元化した芸術作品」にあります。カッシーナ正規品はリートフェルト遺族との共同研究に基づく色彩仕様・構造寸法の忠実な再現、ブランドマーク・シリアルナンバー・証明書を持ちます。ヴィンテージ市場で$3,000〜$9,000の資産価値を維持します。リプロダクト品は外観の再現にとどまり、デザイン史的・芸術的価値の裏付けを持ちません。
- Red and BlueとBlack Red and Blue、どちらを選ぶべきですか?
- Red and Blue(¥792,000)は1923年の配色によるデ・スティルの象徴的アイコン。原色の強烈な存在感が空間を定義します。Black Red and Blue(¥935,000)は1920年ゼルマーカー邸仕様の復刻で、ブラック・ホワイト・グリーンのシックな配色。クッションオプション付きで快適性も向上。現代の暮らしにより馴染みやすい選択です。
- 日常的に座る椅子として使えますか?
- ラウンジチェアとして読書や寛ぎに使用可能です。ただし、この椅子は「座ることができるアート作品」という性格が強く、ダイニングチェアや作業用チェアとしての使用には適しません。リビングの一角に「空間の主役」として1脚配置し、鑑賞と着座を兼ねる使い方が最も効果的です。
- メンテナンスは大変ですか?
- 基本は柔らかい布での乾拭きのみで特別な手間はかかりません。ポリエステルラッカー仕上げは耐久性が高く、色彩を長く保ちます。直射日光の長時間照射による退色を避ける配慮が重要です。
- 他に検討すべき名作チェアは?
- リートフェルトのジグザグチェア(Cassina / 同デザイナーのダイニング版)、ワシリーチェア B3(Knoll / ブロイヤー、バウハウスの象徴)、LC2 グランコンフォール(Cassina / ル・コルビュジエ、モダニズムの結晶)、バルセロナチェア(Knoll / ミース、国際様式の頂点)が比較対象となります。各製品の詳細は当サイトのチェアカテゴリページをご覧ください。