スタラグマイト・コーヒーテーブル PE-128が長く愛される理由
スタラグマイト・コーヒーテーブル(Stalagmite Coffee Table, モデルPE-128)は、アメリカのデザイナー・彫刻家ポール・エヴァンスが1960年代後半から1970年代にかけて、ディレクショナル・ファニチャー社のために制作したブルータリスト・コーヒーテーブルである。洞窟の石筍(スタラグマイト)を想起させる有機的な造形を持つ円形ベースの上に、厚手の円形ガラス天板を載せた彫刻的な作品であり、同シリーズのダイニングテーブルPE-102と並ぶ「スカルプテッド・ブロンズ」シリーズの代表作として、コレクター市場で高い評価を得ている。
各作品はポール・エヴァンス・スタジオ(ペンシルベニア州ニューホープ)において手作業で制作された一点ものであり、溶接鋼鉄フレームにエポキシ樹脂と砂の混合物を手彫刻し、アトマイズした青銅をスプレーコーティングする独自の「スカルプテッド・ブロンズ」技法により生み出されている。現在は生産が行われておらず、入手はヴィンテージ市場を通じてのみ可能である。
本ページでは、PE-128スタラグマイト・コーヒーテーブルの購入を検討されている方に向けて、作品の仕様・素材・技法、市場での価格動向、類似作品との比較、暮らしへの取り入れ方、コンディションの見極め方とメンテナンス、購入方法、よくある質問まで、購入判断に必要な情報を網羅的にお伝えする。
ポール・エヴァンスの設計思想や経歴について詳しくはポール・エヴァンス プロフィールページをご覧ください。
スタラグマイト・ベース・ダイニングテーブルのデザインストーリーについて詳しくはスタラグマイト・ベース・ダイニングテーブル紹介ページをご覧ください。
作品の基本情報:仕様・素材・技法
PE-128はポール・エヴァンスの「スカルプテッド・メタル・コレクション」(Sculptured Metal Collection)に属し、ディレクショナル・ファニチャー社のカタログに掲載・販売された。ダイニングテーブルPE-102と同じスカルプテッド・ブロンズ技法を円形コーヒーテーブルに応用した作品であり、各個体は手作業による一点もののため寸法・形状・表面テクスチャーに個体差がある。
| 正式名称 | Stalagmite Coffee Table / スタラグマイト・コーヒーテーブル(モデル PE-128) |
|---|---|
| デザイナー | ポール・エヴァンス(Paul Evans, 1931–1987)/ アメリカ |
| 制作年代 | 1960年代後半〜1970年代(確認されている署名年:1969年〜1976年) |
| 製造元 | ポール・エヴァンス・スタジオ(Paul Evans Studio, ペンシルベニア州ニューホープ)/ ディレクショナル・ファニチャー社(Directional Furniture)販売 |
| シリーズ | スカルプテッド・メタル・コレクション(Sculptured Metal Collection)/ スカルプテッド・ブロンズ(Sculpted Bronze)シリーズ |
| 様式 | ブルータリズム / アメリカン・スタジオ・クラフト |
| ベース素材 | 溶接鋼鉄フレーム+エポキシ樹脂(手彫刻)+アトマイズ青銅スプレーコーティング。一部初期作品はプライウッドベースにエポキシ樹脂を成形 |
| 天板 | 円形ガラス(クリアまたはスモーク)。厚さは個体により1/4インチ(約6mm)〜3/4インチ(約19mm) |
| 製造技法 | 鋼鉄フレームまたはプライウッドベース → エポキシ樹脂+砂の塗布・手彫刻(渦巻き、滴り、石筍状の隆起パターン)→ サンドブラスト → アトマイズ青銅スプレー → ニス塗り → トーチ焼成(燻し効果)→ 研磨 → 再ニス塗り |
| サイズ(典型的な範囲) | H約40〜42cm(16〜16.5インチ)× 直径約106〜120cm(42〜47.5インチ)。ベース直径約72cm(28.5インチ)。手作業のため個体差あり |
| 署名 | ベース下部または内側に「PE」+制作年(例:PE 69、PE 70、PE 71、PE 72)の刻印 |
| 文献 | Directional "Sculptured Metal" Collection Designed by Paul Evans, セールスカタログ, 1960年代。Jeffrey Head著『Paul Evans: Designer & Sculptor』2012年, p.90 |
| 生産状況 | 生産終了。ヴィンテージ市場でのみ入手可能 |
| 関連モデル | PE-102(スタラグマイト・ダイニングテーブル、矩形 / 楕円ガラス天板)。PE-71(スカルプテッド・ブロンズ・楕円コーヒーテーブル) |
| 参考価格帯 | 1stDibs:$5,200〜$15,000。オークション落札例:$5,334(Wright 2025年2月、エスティメイト$2,500〜3,500)、$4,410(LAMA 2024年7月、エスティメイト$2,000〜3,000)。コンディション・署名年・ガラスの状態・プロヴェナンスにより変動 |
PE-102(ダイニングテーブル)との違い
PE-128はPE-102と同じスカルプテッド・ブロンズ技法を共有するが、用途とスケールが本質的に異なる。PE-102は6〜8名着座の大型ダイニングテーブル(H約73〜75cm、W約183〜244cm)であるのに対し、PE-128は高さ約40cm、直径約106〜120cmのコーヒーテーブルである。PE-128のベースは円形の平面形状を持ち、石筍状の隆起が円周上に展開する。天板も円形であり、PE-102の矩形・楕円形とは異なる幾何学を持つ。
市場価格もPE-128はPE-102の約半額からが相場であり、ポール・エヴァンスのスカルプテッド・ブロンズ作品への入門としてより手の届きやすい存在である。
スカルプテッド・ブロンズ技法の詳細
エポキシ樹脂と砂の混合物をベースフレーム上に塗布し、硬化前にフリーハンドで渦巻き、滴り、石筍状の隆起パターンを彫刻する。硬化後サンドブラスト処理を施し、アトマイズした青銅をスプレーコーティング。さらにニス塗り、トーチによる焼成で燻したような深い色調を生み出し、研磨と再ニス塗りを経て完成する。この多段階の工程により、鋳造青銅のような金属的な光沢を持ちながらも実際の鋳造品よりも軽量で、インパスト(厚塗り)のような自由な造形が可能となった。
類似作品・競合との比較
PE-128は「1960〜70年代ブルータリスト / アメリカン・スタジオ・クラフトの彫刻的コーヒーテーブル」というカテゴリに位置する。同時代の巨匠およびエヴァンス自身の他シリーズとの比較を示す。
| 比較項目 | PE-128 スタラグマイト(ポール・エヴァンス) | PE-131 スカルプテッド・ブロンズ(ポール・エヴァンス) | ノグチ・コーヒーテーブル(イサム・ノグチ) |
|---|---|---|---|
| デザイナー | ポール・エヴァンス(1960年代後半〜70年代) | ポール・エヴァンス(1970年代) | イサム・ノグチ(1944年 / 1947年製品化) |
| 素材 | 溶接鋼鉄+エポキシ樹脂+青銅コーティング+円形ガラス天板 | 溶接鋼鉄+エポキシ樹脂+青銅コーティング+矩形ガラス天板 | ウォールナットまたはメープル無垢材ベース(2パーツ)+三角形ガラス天板 |
| 造形の性格 | ブルータリスト。石筍の隆起する円形ベース。厚いインパスト状テクスチャー | ブルータリスト。シティスケープ・シリーズとの中間的表現。矩形構成 | 有機モダニズム。彫刻的な2パーツ木製ベースの連結。バイオモルフィック |
| 天板形状 | 円形(直径約106〜120cm) | 矩形 | 三角形(丸みを帯びた有機的形状) |
| 生産性格 | 手作業の一点もの(モデル番号共通、個体差大)。生産終了 | 手作業の一点もの。生産終了 | 現行品(ハーマンミラー / ヴィトラによる正規生産継続中) |
| 市場価格帯 | $4,000〜$15,000 | $5,000〜$20,000 | 新品€2,500〜4,000 / ヴィンテージ$2,000〜$15,000 |
選び方の指針
ポール・エヴァンスのブルータリスト美学、手彫刻による唯一無二のテクスチャー、そして石筍という自然界の造形からインスピレーションを得た有機的フォルムに惹かれる方にはPE-128が最適である。円形のコーヒーテーブルとしてリビングの中心に配置すれば、まさに「住空間に据えられた彫刻作品」として機能する。PE-102ダイニングテーブルに比べコンパクトかつ手頃な価格帯であり、エヴァンスのスカルプテッド・ブロンズ作品への入門に適している。
同じエヴァンスのコーヒーテーブルでもPE-131はより矩形の構成で、空間に直線的な秩序をもたらす。有機的な彫刻としてのコーヒーテーブルを求めるなら、イサム・ノグチのコーヒーテーブルは現行品として入手しやすく、バイオモルフィックな木製ベースとガラス天板の組み合わせは異なる種類の彫刻美を提供する。ヴィンテージの一点ものに価値を見出すか、現行品の安定した品質と保証を重視するかが選択の分岐点となる。
使用感と暮らしへの取り入れ方
コーヒーテーブルとしての使用感
PE-128の高さ約40cm(16インチ)は標準的なソファの座面高(約38〜42cm)とほぼ同等であり、ソファに座った状態でカップや本に手を伸ばすのに適した設定である。直径約106〜120cmの円形天板は、2〜3人掛けソファの前に配置するのに十分な面積を確保し、写真集、フラワーベース、オブジェなどのディスプレイにも余裕がある。
円形ガラス天板はベースの彫刻的な造形を透視できることが最大の魅力であり、石筍状の有機的テクスチャーをあらゆる角度から鑑賞できる。日常使用においてはコースターやランチョンマットの使用を推奨する。天板を持ち上げてのベース清掃は、ガラスの重量に注意が必要である。
空間別のコーディネート提案
PE-128の円形フォルムは、ソファとラウンジチェアで囲まれたリビングの中心に最も自然に収まる。円形であるため四方からのアクセスが容易であり、複数の座席を緩やかに繋ぐハブとして機能する。ベースの直径(約72cm)は天板の直径(約106〜120cm)よりも大幅に小さく、ガラスのオーバーハング(張り出し)が足を入れるスペースを確保するため、ソファやチェアを比較的近くに配置できる。
ブルータリスト・インテリアでは、コンクリート打ち放しの壁面やレンガが露出したロフト空間との親和性が高い。ソファはデ・セデの非構造的なレザーソファや、ミロ・ボーマンのフラットバー・クロム・チェアを組み合わせ、照明にはトム・ディクソンのメルト・ペンダントやインゴ・マウラーのテーブルランプを配する。
コンテンポラリー・ラグジュアリーでは、白い壁面とダークウッドの床の上にPE-128の深い青銅色の輝きが映える。ソファはB&Bイタリアやミノッティの大型セクショナルを合わせ、壁面にはアンゼルム・キーファーやゲルハルト・リヒターの版画を飾る。テーブルの粗削りなテクスチャーとミニマルな空間の対比が、ブルータリズムの力強い美学を際立たせる。
ミッドセンチュリー・コレクターの空間では、PE-128を中心に、同時代のアメリカン・スタジオ・クラフト——フィリップ・ロイド・パウエルのウォールナットチェスト、ナカシマのコノイド・ベンチ——と組み合わせることで、1960年代〜70年代バックス・カウンティの創造的共同体を空間に再現する。ソファにはヴラディミール・ケーガンのセルペンタイン・ソファを配し、有機的フォルムの共鳴を楽しむ。
コンディションの見極めとメンテナンス
ヴィンテージ品のコンディション評価
PE-128はエポキシ樹脂と青銅コーティングという繊細な素材で構成されているため、コンディション評価は購入判断の最重要事項となる。以下のポイントを重点的に確認されたい。
- ベースの彫刻部分
- エポキシ樹脂の石筍状彫刻に欠け・割れ・修復痕がないか入念に確認する。PE-128はPE-102に比べ低い位置にあるため足の接触による損傷リスクが高い。「修復歴なし」のオリジナルコンディションが最も価値が高い。
- 青銅コーティングの状態
- 深い青銅色のパティナが均一に保たれているか確認する。コーティングの剥落や著しい変色がないか。窪みやクレヴィスへの塵の蓄積は経年で避けがたいが、表面コーティングが健全であれば許容範囲。エヴァンス特有のトーチ焼成による燻し効果が美しく残っているかも確認ポイントである。
- ガラス天板
- オリジナルのガラス天板が付属しているか。傷、欠け、ひび割れの確認。PE-128のガラスは個体により厚さ(1/4インチ〜3/4インチ)やタイプ(クリア / スモーク)が異なる。ガラスは交換可能だが、オリジナルガラスの保存は作品の一体性において望ましい。「ベースのみ」として販売される個体も存在するため、ガラスの有無を必ず確認する。
- 署名と制作年
- ベース下部または内側に「PE」+制作年の刻印があるか。署名の存在は真贋と制作年の確証として不可欠。1969年(PE 69)の初期作品は特に希少価値が高い。
日常メンテナンス
ベースの青銅コーティング面は柔らかく乾いた布での拭き取りが基本。水分はエポキシ樹脂の接合部に浸入する可能性があるため、湿った布の使用は最小限にとどめる。研磨剤、強い溶剤、化学クリーナーは使用不可。彫刻のクレヴィスに蓄積した塵は柔らかいブラシで丁寧に除去する。
ガラス天板はガラスクリーナーでの清掃が可能。ベースとガラスの接触部分にフェルトパッドがある場合は定期的に状態を確認する。直射日光の長時間照射はエポキシ樹脂の劣化を促進する可能性があるため、設置場所に留意する。
専門的な修復
エポキシ樹脂の欠けや青銅コーティングの損傷が生じた場合は、ブルータリスト家具の修復を専門とするコンサーバターに相談することを推奨する。不適切な修復は作品の価値を大きく損なう。ガラス天板の交換は比較的容易であり、同直径・同厚の円形強化ガラスをガラス専門業者に特注する。
どこで買うか:入手方法と購入の指針
ヴィンテージ市場での入手
PE-128は現在生産されていないため、入手はヴィンテージ市場を通じてのみ可能である。PE-102ダイニングテーブルと比較すると流通量は同等かやや多く、価格帯も比較的手頃であるため、エヴァンスのスカルプテッド・ブロンズ作品への入門として選ばれることが多い。
1stDibsでは複数の専門ディーラーが常時出品しており、価格帯は$5,200〜$15,000。Sputnik Modern、High Style Deco、Roberta Ebastaといったブルータリスト家具の専門ギャラリーでも取り扱い実績がある。オークションではWright(2025年2月に$5,334で落札)、LAMA(2024年7月に$4,410で落札)、Rago Auctionsなどで定期的に出品される。artnetでもオークション記録を確認可能。
購入時チェックリスト
- 署名の確認(ベース下部または内側に「PE」+制作年の刻印。署名のない作品はアトリビューションの根拠を確認。初期年号(PE 69等)は特に希少)
- コンディションの精査(エポキシ樹脂彫刻部分の欠け・割れ・修復痕。青銅コーティングの均一性。トーチ焼成の燻し効果の残存。詳細なコンディションレポートの取得を必須とする)
- ガラス天板の確認(オリジナルガラスの有無。厚さ・タイプ〔クリア / スモーク〕。傷・欠け・ひび割れ。「ベースのみ」販売の場合はガラス特注費用を予算に含める)
- サイズの確認(直径約106〜120cmの円形テーブル+周囲のソファ・チェア配置スペース。手作業による個体差があるため実寸を確認)
- プロヴェナンス(来歴)の確認(購入履歴、過去の展示歴、出版物への掲載。Jeffrey Head著『Paul Evans: Designer & Sculptor』への掲載歴は付加価値)
- 搬入経路の確認(ベースは見た目に反して比較的軽量だが、ガラス天板は大型円形で繊細。ホワイトグローブ配送サービスの利用を推奨)
- 返品ポリシーの確認(1stDibsでは到着時の状態保護プログラムあり。オークションは原則返品不可。購入前にコンディションレポートの精読を必須とする)
- 真贋の確認(署名、スカルプテッド・ブロンズ技法の一貫性、ディレクショナル社カタログとの照合。専門ディーラーまたはオークションハウスの鑑定を推奨)
コーディネート事例
ブルータリスト・リビング
PE-128スタラグマイト・コーヒーテーブルを、コンクリート打ち放しの壁面と大きな窓のあるロフトリビングの中心に配置する。ソファはデ・セデDS-600「ノンストップソファ」のセグメントをPE-128の周囲に弧状に展開し、ラウンジチェアにはミロ・ボーマンのフラットバー・クロム&レザー・ラウンジチェアを2脚配する。照明にはインゴ・マウラーのブリック・ランプ、壁面にはルイーズ・ネヴェルソンの黒い壁面彫刻。PE-128の石筍状の青銅テクスチャーがインダストリアルな空間の中で有機的な核を形成する。
バックス・カウンティの精神
PE-128を、ウォールナットフローリングと白壁の温かみあるリビングに配置する。ソファはジョージ・ナカシマのコノイド・クッション・チェアまたはフィリップ・ロイド・パウエルのウォールナット&レザーのソファを合わせ、サイドテーブルにはナカシマのミングレン・テーブル。壁面にはエヴァンスのスカルプテッド・スチール・ウォールパネルを飾り、窓際にナカシマのコノイド・ベンチを置く。1960年代ペンシルベニア州バックス・カウンティ——エヴァンス、ナカシマ、パウエルが隣人として共に創作した奇跡の地——の精神を現代のリビングに蘇らせるコーディネート。
コンテンポラリー・アクセント
PE-128を、ニュートラルグレーとホワイトの現代的なミニマル空間に唯一のステートメントピースとして配置する。ソファはB&Bイタリアのチャールズ・ソファをライトグレーファブリックで、ラグはウールのオフホワイト・プレーン。テーブル上には白いセラミックのフラワーベースに一輪のグリーンの枝、モノクロームの写真集を1冊。PE-128の深い青銅色と粗削りなテクスチャーだけが空間に色と質感のコントラストをもたらし、ミニマリズムの静謐さの中でブルータリストの力強い美学が凝縮した一点として際立つ。
よくある質問
- 現在の市場価格はどのくらいですか?
- 1stDibsでは$5,200〜$15,000で取引されている。オークションではWright(2025年2月)で$5,334、LAMA(2024年7月)で$4,410の落札実績がある。コンディション、署名年(初期ほど高評価)、ガラスの状態、プロヴェナンスにより変動する。PE-102ダイニングテーブル($5,200〜$36,000)と比較すると手頃な価格帯である。
- どこで購入できますか?
- 生産終了品のため、ヴィンテージ市場でのみ入手可能。主要な流通チャネルは1stDibs、Wright、LAMA、Rago Auctions等のデザインオークション、Sputnik Modern、High Style Deco等の専門ギャラリー。
- 実物を確認できる場所はありますか?
- 1stDibsの出品ディーラーのギャラリーで実物確認が可能な場合がある(要事前連絡)。美術館ではジェームズ・A・ミッチェナー美術館(ペンシルベニア州)、クランブルック美術館がエヴァンスの作品を所蔵している。
- PE-102ダイニングテーブルとの違いは?
- PE-128はコーヒーテーブル(H約40cm、直径約106〜120cm、円形ガラス天板)、PE-102はダイニングテーブル(H約73〜75cm、W約183〜244cm、矩形 / 楕円ガラス天板)。同じスカルプテッド・ブロンズ技法を共有するが、スケールと用途が異なる。PE-128はPE-102の約半額からの価格帯であり、エヴァンス作品への入門に適している。
- ガラス天板は交換できますか?
- 交換可能。同直径・同厚の円形強化ガラスをガラス専門業者に特注する。クリアガラスまたはスモークガラスを選択可能。オリジナルのガラスが付属している場合は、作品の一体性の観点から保存が望ましい。「ベースのみ」として販売される個体もあるため、購入時にガラスの有無を必ず確認する。
- 日常のコーヒーテーブルとして使えますか?
- 十分に使用可能。ただしガラスの接触音軽減のためコースター使用を推奨。エポキシ樹脂彫刻は衝撃に弱いため、足の接触やモノのぶつかりに注意。清掃時のガラス持ち上げは大型円形で重量があるため複数人での作業を推奨。
- 真贋の見分け方は?
- ベース下部または内側の「PE」+制作年の刻印が最も確実な認証手段。スカルプテッド・ブロンズ技法の特徴(エポキシ樹脂の手彫刻テクスチャー、アトマイズ青銅コーティングの質感、トーチ焼成による燻し効果)とディレクショナル社カタログおよびJeffrey Head著文献との照合が有効。専門ディーラーまたはオークションハウスの鑑定を推奨する。
- 他に検討すべき名作は?
- 同じエヴァンスのスカルプテッド・ブロンズとしてPE-102ダイニングテーブル、PE-71楕円コーヒーテーブル。シティスケープ・シリーズのコーヒーテーブル。同時代の彫刻的コーヒーテーブルとしてイサム・ノグチ コーヒーテーブル(ヴィトラ / ハーマンミラー、現行品)、ミロ・ボーマン ジオデシック・コーヒーテーブル(モデル5013)。それぞれの作品について詳しくは、当サイトの各紹介ページをご参照いただきたい。