このページについて
メッツァドロは、アキッレ・カスティリオーニとピエル・ジャコモ・カスティリオーニが1957年に設計し、ザノッタが1970年から製造している腰掛けである。鋼板の座面を、板ばね状に曲げた鋼の支柱が支える。
このページでは、正規品の仕様と色、座り心地、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
アキッレ・カスティリオーニの設計思想や経歴について詳しくはアキッレ・カスティリオーニ プロフィールページをご覧ください。
メッツァドロのデザインストーリーについて詳しくはメッツァドロ紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ザノッタの製品番号は220である。ザノッタは各部の由来を、座面と支柱は農業機械、固定用のピンは自転車、ブナ材の横木は船の部材と説明している。
| 正式名称 | Mezzadro(製品番号220) |
|---|---|
| 座面 | 塗装した鋼板。通気の穴が開く |
| 支柱 | クロムめっきした鋼。板ばね状に曲げてある |
| 足元の横木 | 蒸煮したブナ材、自然色。足を置く場所を兼ねる |
| 座面の色 | オレンジ、赤、黄、白、黒の5色(ザノッタのカタログ2025) |
座り心地と使い方
支柱は板ばね状に曲げた鋼で、座ると撓む。脚が4本ある腰掛けと違い、座面がわずかに沈む。
座面は鋼板で、詰め物はない。座面の高さは510mmで、一般的な椅子より高い。足は前方に伸びたブナ材の横木に載せる形になる。
横木が座面より前に張り出すため、置き場所には奥行510mmが要る。
同じ設計者の腰掛けとの比較
メッツァドロは、同じ1957年にカスティリオーニ兄弟がコモのヴィラ・オルモで開かれた展覧会のために設計したセラと対になる腰掛けである。どちらもザノッタが製造している。
カスティリオーニ兄弟の設計で現在も製造されているものには、照明のタッチアもある。鋼の弾力で座面を支える椅子としては、鋼管を片持ちにしたS 33 チェアがある。
| 比較項目 | メッツァドロ | セラ |
|---|---|---|
| 座面 | 塗装した鋼板(5色) | 黒い競技用自転車のサドル |
| 支え | 板ばね状のクロムめっき鋼 | ピンクに塗装した鋼の支柱と鋳鉄の台 |
| 高さ | 510mm | 710mm |
| ザノッタでの製造開始 | 1970年 | 1983年 |
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
塗装した座面は、擦れると塗膜が剥がれて下地の鋼が出る。穴の縁は擦れやすい。クロムめっきの支柱は、めっきに傷が付くとそこから錆が出ることがある。ブナ材の横木は床に接するため、擦れと汚れが付く。
日常の手入れ
- 座面と支柱
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装とめっきを傷める。
- 横木
- 乾いた布で拭く。床を傷めないよう、必要に応じて保護材を貼る。
- 固定部
- 座面と支柱、支柱と横木の固定部に緩みがないか、ときどき確かめる。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ザノッタは公式サイトに取扱店の検索ページを設けている。公式サイトには価格の掲載がなく、オンライン販売も行っていない(2026年10月時点)。価格と納期は取扱店に問い合わせる。
中古の流通
1970年から製造が続いているため、古い個体も流通している。確認する箇所は、座面の塗装と穴の縁、支柱の曲がりとめっきの傷、横木の擦れと割れ、固定部の状態である。
購入前チェックリスト
- 座面の色(オレンジ、赤、黄、白、黒)
- 座面の高さ510mmと、組み合わせる机の高さ
- 座面に詰め物がないこと
- 前方に張り出す横木を置く奥行
- 中古の場合、支柱の曲がりとめっきの傷
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ザノッタは公式サイトで価格を公表していません(2026年10月時点)。価格は取扱店にお問い合わせください。
- どこで購入できますか?
- ザノッタの公式サイトにある取扱店の検索ページで販売店を調べられます。公式サイトでのオンライン販売は行われていません。
- 色は何色ありますか?
- 座面の色はオレンジ、赤、黄、白、黒の5色です。支柱はクロムめっき、横木は自然色のブナ材で、色は選べません。
- 座り心地はどうですか?
- 板ばね状の支柱が撓むため、座ると座面がわずかに沈みます。座面は鋼板で詰め物はありません。
- 座面の高さはどのくらいですか?
- 510mmで、一般的な椅子より高めです。足は前に伸びたブナ材の横木に載せます。
- いつから製造されていますか?
- 設計は1957年ですが、ザノッタが製造を始めたのは1970年です。同じ1957年に設計されたセラは1983年から製造されています。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 座面と支柱は柔らかい布で拭き、研磨剤は使わないでください。横木は乾いた布で拭きます。固定部に緩みがないかもときどき確かめてください。