このページについて
LC12 ラ・ロッシュは、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレが1925年に設計した机である。カッシーナが製造する。2つの寸法があり、天板の素材によって高さが変わる。
このページでは、天板の素材と高さの関係、2つの寸法、台の仕上げの選択、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ル・コルビュジエの設計思想や経歴について詳しくはル・コルビュジエ プロフィールページをご覧ください。
LC12 ラ・ロッシュのデザインストーリーについて詳しくはLC12 ラ・ロッシュ紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
LC12 ラ・ロッシュは、カッシーナの「ICONSコレクション」(旧「イ・マエストリ」コレクション)に属し、ル・コルビュジエ財団および共作者の遺族との緊密な協力のもと、原設計図面とプロトタイプの綿密な考証を経てイタリアで製造されている。すべての正規品には固有の製造番号が刻印され、真正性が保証されている。
| 正式名称 | LC12 ラ・ロッシュ |
|---|---|
| ブランド | カッシーナ |
| サイズ(小) | 幅1,200 × 奥行800mm。高さは木の天板で730mm、ガラスの天板で710mm |
| サイズ(大) | 幅1,600 × 奥行1,200mm。高さは木の天板で730mm、ガラスの天板で710mm |
| フレーム | 鋼管による。めっきの仕上げと塗装の仕上げから選ぶ |
| 天板(木製) | 木質の板に突板を貼る。3種の樹種と仕上げから選ぶ。厚さ50mm |
| 天板(ガラス) | 厚さ15mm。透明のものと、表面に凹凸のあるものがある。支持の部材は樹脂による |
| 天板支持(木製天板) | めっきした鋼による |
| 脚部底面 | めっきした鋼の脚。底面に調整のできる樹脂の部材が付く |
| 真正性保証 | 固有の製造番号が刻まれる |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない |
| 価格 | カッシーナは価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法と天板の素材で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける |
| 納期 | 受注生産。納期は取扱店に確認する |
天板の素材と高さの関係
天板の素材によって高さが変わる。木の天板では730mm、ガラスの天板では710mm。
木の天板は厚さ50mm、ガラスの天板は厚さ15mm。厚さの差が高さに現れる。
そのため、組み合わせる椅子の座面の高さから素材を判断する場合がある。20mmの差にあたる。
天板を支える部材も素材によって異なる。木では金属、ガラスでは樹脂による。
| 天板の素材 | 厚さ | 高さ |
|---|---|---|
| 木 | 50mm | 730mm |
| ガラス | 15mm | 710mm |
選び分けの目安
- 椅子と組み合わせる場合
- 素材によって高さが20mm異なる。座面の高さから判断する。
- 見え方で選ぶ場合
- 木は厚さ50mm、ガラスは15mm。天板の厚みが大きく異なる。
- 支持の部材を確かめる場合
- 木では金属、ガラスでは樹脂による。
2つの寸法
幅1,200 × 奥行800mmと、幅1,600 × 奥行1,200mm。奥行に400mmの差がある。
大きい仕様では奥行1,200mm。中央に手が届きにくい場合がある。
小さい仕様は2人から4人、大きい仕様はより多い人数で用いる寸法にあたる。
ガラスの天板では重量が加わる。大きい仕様ではとくに搬入の手段を確かめる。
選び分けの目安
- 人数から決める場合
- 2つの寸法がある。奥行に400mmの差がある。
- 使い勝手を確かめる場合
- 大きい仕様では奥行1,200mm。中央に手が届きにくい場合がある。
- 搬入を考える場合
- ガラスの天板では重量が加わる。運搬の手段を確かめる。
台の仕上げの選択
鋼管の台は、めっきの仕上げと塗装の仕上げから選ぶ。
めっきは周囲が映り込む。指紋も残りやすい。湿気の多い環境では曇る。
塗装は擦れると下地が現れる。角の部分から進みやすい。
ガラスの天板では台が透けて見える。仕上げの選択が見え方に関わる。
選び分けの目安
- 手入れの手間を考える場合
- めっきは指紋が残りやすい。塗装とは条件が異なる。
- 見え方で選ぶ場合
- ガラスの天板では台が透けて見える。仕上げが印象に関わる。
- 置き場所を確かめる場合
- めっきは湿気の多い環境で曇る。
同種の机との比較
食卓は寸法の決め方と天板の選択で性格が分かれる。
| 比較項目 | LC12 | LC6テーブル | テーブル80A |
|---|---|---|---|
| 寸法 | 2種 | 天板の素材によって決まる | 幅1,200 × 奥行600mm |
| 高さ | 素材によって710/730mm | 調整できる(約50mm) | 740mm |
| 天板の素材 | 木/ガラス | ガラス/石/木 | 木の突板/化粧板/リノリウム |
| 台 | 鋼管 | 鋼管 | 木の脚 |
| 組み合わせの制約 | 特になし | 石では台の色が制限される | 特になし |
選び分けの目安
- 高さを確かめる場合
- 素材によって決まる。調整できる製品とは条件が異なる。
- 寸法を選びたい場合
- 2種から選べる。素材によって寸法が決まる製品とは異なる。
- 天板の素材で選ぶ場合
- 木とガラスから選べる。組み合わせの制約はない。
使用感と設置条件
脚の位置
脚は天板の四隅にある。端の席では脚が近くなる。
底面に調整のできる部材が付く。床が水平でない場合に用いる。
天板の見え方
透明なガラスの天板では、下の台が透けて見える。表面に凹凸のあるガラスでは透け方が変わる。
木の天板では台が見えない。厚さ50mmの天板の縁が見える。
床との関係
底面の部材は樹脂による。床を保護する。
経年で摩耗する。定期的に確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
めっきの台は湿気の多い環境で曇る。細かい傷も目立つ。
塗装の台は擦れると下地が現れる。
木の天板は日光で色が変わる。突板の接着が弱まると浮く。
ガラスの天板は経年で変質しないが、傷が付くとそこから割れやすくなる。
日常の手入れ
- 台
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。めっきでは指紋が残る。
- 木の天板
- 乾いた布で拭く。水分を残さない。直射日光を避ける。
- ガラスの天板
- 柔らかい布で拭く。透明な仕様では下面にも埃が付く。
- 底面の部材
- 摩耗を定期的に確かめる。
修理と部品
天板の交換や底面の部材の交換については、取扱店を通じて相談する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
カッシーナは公式サイトで取扱店を案内している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
受注生産にあたる。寸法と天板、台の仕上げを決めてから製作される。納期を確かめる。
実物を確認する
天板の素材によって高さと厚みが変わる。実物で確かめられるとよい。
ガラスの天板では台が透けて見える。仕上げによる見え方も確認できる。
設置前の確認
設置場所の寸法を実測する。2つの寸法で奥行に400mmの差がある。
搬入経路もあわせて確かめる。ガラスの天板では重量が加わる。
購入前チェックリスト
- 天板の素材によって高さが変わること(710mm/730mm)
- 組み合わせる椅子の座面の高さ
- 寸法の選択(幅1,200 × 奥行800mm/幅1,600 × 奥行1,200mm)
- 大きい仕様では奥行1,200mm(中央に手が届きにくい場合がある)
- 台の仕上げ(めっき/塗装)
- ガラスの天板では台が透けて見えること
- 搬入経路と重量
- 固有の製造番号の刻印
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- カッシーナは価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法と天板の素材で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
- どこで購入できますか?
- カッシーナの公式サイトで取扱店が案内されています。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産にあたるため納期もお確かめください。
- 天板の素材で高さが変わるのですか?
- 木の天板では730mm、ガラスの天板では710mmになります。木は厚さ50mm、ガラスは15mmで、厚さの差が高さに現れます。組み合わせる椅子の座面の高さから素材を判断する場合があります。
- どのような寸法がありますか?
- 幅1,200×奥行800mmと、幅1,600×奥行1,200mmの2種です。奥行に400mmの差があり、大きい仕様では中央に手が届きにくい場合があります。
- 台の仕上げは選べますか?
- めっきの仕上げと塗装の仕上げから選べます。めっきは周囲が映り込み指紋も残りやすく、湿気の多い環境では曇ります。塗装は擦れると下地が現れます。
- ガラスの天板を選ぶとどう見えますか?
- 下の台が透けて見えます。表面に凹凸のあるガラスでは透け方が変わります。台の仕上げの選択が見え方に関わります。
- 床は傷つきませんか?
- 底面に調整のできる樹脂の部材が付き、床を保護します。ただし経年で摩耗するため定期的にお確かめください。床が水平でない場合の調整にも用います。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 台は柔らかい布で拭き、研磨剤は仕上げを損ないます。木の天板は乾いた布で拭き水分を残さず、直射日光を避けてください。ガラスの天板は柔らかい布で拭き、透明な仕様では下面にも埃が付きます。