このページについて
ノッテッドチェア(Knotted Chair)は、マルセル・ワンダースが1996年に発表し、カッペリーニが製造する椅子である。縄を結んで形をつくり、樹脂で固めている。カッペリーニの現行カタログに載っており、新品を注文できる。
このページでは、素材と構造、扱いの注意、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
マルセル・ワンダースの設計思想や経歴について詳しくはマルセル・ワンダース プロフィールページをご覧ください。
ノッテッドチェアのデザインストーリーについて詳しくはノッテッドチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
カッペリーニの公式サイトと製品シートに記載された仕様は次のとおりである。
| 正式名称 | Knotted Chair(型番 KC_1) |
|---|---|
| 素材 | 炭素繊維の芯をアラミド繊維で覆った縄。エポキシ樹脂を含ませて硬化させる |
| 製法 | マクラメの技法で縄を結んで成形する |
| 使用環境 | 屋内用(製品シートの表記は Indoor) |
| 製造国 | イタリア(製品シートの表記は Made in Italy) |
| 価格 | 公式サイトに価格の掲載はなく、問い合わせ制(2026年10月時点) |
構造と扱い
座面と背もたれは結んだ縄そのもので、詰め物はない。縄のあいだに隙間があり、小さな物は下に抜ける。結び目の形は手作業によるため、個体ごとに少しずつ違う。
形を保っているのは硬化した樹脂である。持ち上げるときに一部の縄だけをつかんだり、ひねる力をかけたりすると結び目に負担がかかる。脚の先も同じ素材で、床と擦れる箇所になる。
経年変化とメンテナンス
素材に起きること
エポキシ樹脂は紫外線で黄ばむ。日の当たる窓際は避けたい。結び目は荷重を受け続けるため、長く使うと緩みやほつれが出ることがある。
日常の手入れ
- 表面
- 柔らかい布で拭く。研磨剤と溶剤は使わない。
- 結び目の隙間
- 柔らかい刷毛で埃を払う。
- 脚の先
- 擦れや欠けがないか時々確かめる。
どこで買うか
新品の注文
カッペリーニは公式サイトに価格を掲載しておらず、製品ページの問い合わせから取扱店を通じて見積もりを取る形になる(2026年10月時点)。
中古の流通
1996年以降の個体が中古市場にも出る。確認する箇所は、結び目のほつれと緩み、樹脂のひびと黄ばみ、座面の沈み、脚の先の擦れと欠け、全体の歪みである。繊維と樹脂の構造は補修が難しいため、購入時の状態がそのまま使える年数に関わる。
購入前チェックリスト
- 屋内で使うこと(製品シートは屋内用)
- 詰め物がなく、縄の隙間から小物が落ちること
- 直射日光の当たらない置き場所
- 中古の場合、結び目の緩みと樹脂のひび・黄ばみ
よくある質問
- 新品は買えますか?
- 買えます。カッペリーニの現行カタログに載っており、公式サイトの製品ページから問い合わせて取扱店を通じて注文します。
- 価格はどのくらいですか?
- カッペリーニは公式サイトに価格を掲載しておらず、問い合わせ制です(2026年10月時点)。
- 何でできていますか?
- 炭素繊維の芯をアラミド繊維で覆った縄を結び、エポキシ樹脂で固めています。詰め物はありません。
- 屋外で使えますか?
- カッペリーニの製品シートでは屋内用とされています。エポキシ樹脂は紫外線で黄ばむため、室内でも直射日光の当たる場所は避けてください。
- 中古で何を確かめればよいですか?
- 結び目のほつれと緩み、樹脂のひびと黄ばみ、座面の沈み、脚の先の擦れ、全体の歪みをご確認ください。繊維と樹脂の構造は補修が難しいため、購入時の状態が重要です。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 表面は柔らかい布で拭き、研磨剤と溶剤は使わないでください。結び目の隙間の埃は柔らかい刷毛で払います。