ハンギングエッグチェア 購入ガイド ─ この名作が長く愛される理由
1959年の発表以来、65年以上にわたり世界中で愛され続けているハンギングエッグチェアは、ナナ&ヨルゲン・ディッツェル夫妻がカリブ海のトリニダード島で目にした建築装飾に着想を得て創造した、デンマークデザインを代表するアイコニックなハンギングチェアである。天井から吊り下げられた卵型のラタンシェルが座る者を優しく包み込み、瞑想的な揺らぎとともにプライベートな空間を創出するこの椅子は、フローティングチェアというデザインムーブメント全体の先駆けとなった。
本ガイドでは、ハンギングエッグチェアの購入を検討されている方に向けて、正規品の仕様・サイズ・素材の詳細、類似するハンギングチェアとの比較、実際の使用感と設置方法、経年変化とメンテナンス方法、そして正規販売店の情報まで、購入判断に必要なすべての情報を網羅している。
ナナ・ディッツェルの設計思想や経歴について詳しくはナナ・ディッツェル プロフィールページをご覧ください。
ハンギングエッグチェアのデザインストーリーについて詳しくはハンギングエッグチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ハンギングエッグチェアは、デンマークのSika-Design社がICONSコレクションの一部として製造し、日本国内ではヤマカワラタンジャパンが販売を手がけている。インドネシアの熟練した籐細工職人によるハンドメイド製品であり、一脚一脚が職人の手仕事によって生み出されている。以下に、正規品の詳細なスペックを記す。
| 正式名称 | ハンギングエッグチェア(Hanging Egg Chair) |
|---|---|
| モデル番号 | ND-75(Sika-Design) / C-326(ヤマカワラタン) |
| デザイナー | ナナ・ディッツェル(Nanna Ditzel, 1923–2005)& ヨルゲン・ディッツェル(Jørgen Ditzel, 1921–1961)/デンマーク |
| デザイン年 | 1959年 |
| 製造ブランド | Sika-Design(デンマーク)/日本販売:ヤマカワラタンジャパン |
| 製造国 | インドネシア(熟練職人によるハンドメイド) |
| コレクション | ICONS collection |
| サイズ(チェア本体) | 幅850mm × 奥行720mm × 高さ1200mm |
| 座面高 | 約450mm(チェーンの長さにより調整可能) |
| 座面奥行 | 約600mm |
| 重量(チェア本体) | 約7.5kg |
| 主要素材(室内用) | 天然ラタン(籐)、スチールフレーム、ステンレスチェーン |
| 主要素材(屋外用) | Alu-Rattan(パウダーコーティングアルミニウム)+ ArtFibre(ポリエチレン人工繊維) |
| カラーバリエーション | ナチュラル、ブラック |
| チェーン | 150cm(必要に応じて短縮可能)※別売り |
| スタンド(別売り) | 高さ2050mm × 直径1050mm(スチール製 / ステンレス製) |
| 耐荷重 | 100kg(ヤマカワラタン基準) |
| 設置方法 | 天井吊り下げ(チェーン使用)または自立式スタンド使用 |
| クッション | 別売り(Sunbrella / Tempotest パフォーマンスファブリック等) |
| 参考価格帯(税込目安) | チェア本体:約23万円〜 / 屋外用:約32万円〜 / スチールスタンド:約18万円〜 |
| 保証 | メーカー2年保証(素材および製造上の欠陥) |
室内用と屋外用の違い
ハンギングエッグチェアには、天然ラタンを使用した室内用(C-326 NA / C-326 BL)と、Alu-Rattan+ArtFibreを使用した屋外対応モデル(C-326PS)の二種が存在する。室内用は天然素材ならではの温もりとしなやかさが魅力であり、ラタンの自然な風合いを楽しむことができる。一方、屋外対応モデルは耐候性に優れたアルミニウムフレームにポリエチレン製の人工繊維を編み込んだ構造で、年間を通じて屋外に設置可能であり、メンテナンスも実質不要である。デザインや品質を損なうことなく、テラスやバルコニーでの使用に対応している。
類似商品・競合との比較
ハンギングエッグチェアの購入を検討する際、同カテゴリの吊り下げ式チェアや、同デザイナーの作品など、比較対象となるプロダクトを知っておくことは有益である。
フリッツ・ハンセン エッグチェア(アルネ・ヤコブセン)
1958年発表のエッグチェアは、ハンギングエッグチェアと同時期に「卵」をモチーフとしながらも、まったく異なるアプローチで誕生した名作である。ヤコブセンが成形ファイバーグラスとフォームラバーによる回転式ラウンジチェアを追求したのに対し、ディッツェル夫妻は伝統的なラタンと天井吊り下げという手法を選択した。床置きの安定感を求める方にはエッグチェアが、浮遊感と揺らぎの体験を求める方にはハンギングエッグチェアが適している。
Sika-Design ルノワール ハンギングチェア
同じくSika-Design社が製造するルノワール ハンギングチェアは、1956年に誕生した同社最古のデザインである。ハンギングエッグチェアの完全な卵型シェルに対し、ルノワールはより開放的なバスケット型の構造を持つ。価格面でもハンギングエッグチェアより手頃であり(欧州参考価格€625〜)、より軽やかな印象を空間に与えたい方に適している。ただし、包み込まれるようなプライベート感においては、ハンギングエッグチェアが優位である。
一般的なハンギングチェア・ハンモックチェア
近年、さまざまなメーカーから手頃な価格帯のハンギングチェアやハンモックチェアが発売されている。これらの製品は数千円〜数万円の価格帯で入手可能であるが、デザインの完成度、素材の品質、耐久性、そしてデザイン史における文化的価値において、ディッツェル夫妻のオリジナルとは本質的に異なるものである。ハンギングエッグチェアは、60年以上の歳月を経てなおデザインの鮮度を失わない普遍的な造形美を持ち、世代を超えて使用できる耐久性を備えている。
| 比較項目 | ハンギングエッグチェア(ディッツェル) | エッグチェア(ヤコブセン) | ルノワール ハンギングチェア |
|---|---|---|---|
| デザイン年 | 1959年 | 1958年 | 1956年 |
| 設置方法 | 天井吊り / スタンド | 床置き(回転脚) | 天井吊り / スタンド |
| 主要素材 | 天然ラタン / Alu-Rattan | 成形FRP、フォームラバー、ファブリック / レザー | 天然ラタン / Alu-Rattan |
| 包囲感 | 非常に高い(卵型シェル) | 高い(ハイバック) | 中程度(開放型バスケット) |
| 揺れ | あり(吊り下げ式) | なし(回転のみ) | あり(吊り下げ式) |
| 重量 | 約7.5kg(本体) | 約40kg | 約5kg(本体) |
| 屋外対応 | あり(Exterior モデル) | なし | あり(Exterior モデル) |
| 参考価格帯(税込目安) | 約23万円〜(本体) | 約100万円〜 | 約10万円〜 |
使用感と暮らしへの取り入れ方
座り心地と身体感覚
ハンギングエッグチェアに座ると、まず卵型のラタンシェルによって周囲の視界がやさしく遮られ、居心地のよい小さな部屋に入り込んだような感覚に包まれる。天然ラタンの適度なしなりが独特のクッション性を生み出し、座面クッションを追加することでさらに快適性が高まる。吊り下げ構造がもたらす穏やかな揺れは、リラクゼーション効果をもたらし、読書や瞑想のための理想的な空間を創出する。座面高はチェーンの長さによって自由に調整可能であり、使用者の体格や好みに合わせたカスタマイズが可能である。
ラタン素材の通気性の高さは、日本の高温多湿な気候においても快適に使用できることを意味している。夏場でも蒸れにくく、軽量な本体(約7.5kg)は必要に応じた移動も容易である。
設置に関する重要事項
ハンギングエッグチェアの設置方法は、天井吊り下げ(チェーン使用)と自立式スタンドの二通りである。天井吊り下げの場合は、十分な強度を持つ天井構造であることが前提条件となる。梁に直接取り付けるか、専用金具を適切にビス止めして設置する必要があり、天井の種類に応じた設置方法の検討が不可欠である。なお、天井取付用のフックは付属しておらず、建物の構造に合わせた金具の選定が必要となる。設置に不安がある場合は、専門業者への依頼が推奨される。
自立式スタンドを使用する場合は、直径約1050mmの円形スペースが必要となる。スタンド使用時は天井工事が不要であるため、賃貸住宅にお住まいの方にも適している。ただし、スタンド自体の設置にはある程度の広さが求められるため、事前の空間計画が重要である。
空間別のコーディネート提案
ハンギングエッグチェアは特に高い天井を持つ空間においてその真価を発揮する。リビングの窓辺に配置すれば、自然光がラタンの編み目を通して美しい影のパターンを床面に映し出し、時間の移ろいとともに変化する光と影の対話を楽しむことができる。書斎やリーディングスペースに設けた場合は、椅子の包み込む形状が外界からの視覚的ノイズを遮断し、集中力を高める空間を自然に形成してくれる。
生活スタイル別の提案
- 一人暮らし・ワンルームの方
- 限られた空間であっても、天井吊り下げ式であれば床面積を占有しないため、意外にも導入のハードルは低い。ただし、天井の構造が吊り下げに適しているかの事前確認は必須である。スタンド使用の場合は、直径1m強のスペースを確保できるかが検討ポイントとなる。
- ファミリーの方
- お子様にとっても特別な居場所となり得るが、揺らし方によっては転倒のリスクがあるため、使用時の見守りが重要である。耐荷重100kg(ヤマカワラタン基準)を超えないよう注意されたい。リビングの一角に設ければ、家族の憩いの場として日常に豊かなアクセントを加えてくれる。
- テラス・バルコニーでの使用
- 屋外対応モデル(C-326PS)を選択すれば、テラスやバルコニーでの通年使用が可能である。Alu-RattanとArtFibreの組み合わせは耐候性に優れ、メンテナンスも水と中性洗剤での洗浄のみで済む。ただし、スタンドの常時屋外設置は推奨されていないため、スタンド使用の場合は使用後の屋内保管が望ましい。
経年変化とメンテナンス
天然ラタンの経年変化
天然ラタンは、使い込むほどに独特の飴色へと変化し、味わい深い風合いを帯びていく。この経年変化はラタン家具の大きな魅力のひとつであり、年月を経るほどに自分だけの一脚へと「育っていく」感覚を楽しむことができる。ラタンは竹と異なり中実の素材であるため、非常に耐久性が高く、適切な手入れを施せば世代を超えて使用し続けることが可能である。5〜7年で再生するラタンは、サステナブルな家具素材としても現代の価値観に合致している。
日常メンテナンスの方法
- 天然ラタン(室内用)
- 基本的にメンテナンスフリーであり、日常的には柔らかい布でほこりを払う程度で十分である。汚れが気になる場合は、軽く湿らせた布で拭き取る。直射日光の長時間照射や暖房器具の近くへの常時設置は、ラタンの乾燥やひび割れの原因となるため避けることが望ましい。極端な乾燥が気になる場合は、定期的に霧吹きで軽く水分を与えることが有効である。
- Alu-Rattan / ArtFibre(屋外用)
- 完全メンテナンスフリーであり、年間を通じて屋外に設置可能である。一般的な清掃は、水に中性洗剤を混ぜたもので洗浄するだけで十分である。
- チェーン・スタンド
- スチール製チェーンおよびスタンドは、定期的にほこりを払い、接合部の緩みがないか確認する。塩害地域やプール周辺では、表面の傷から錆が生じる可能性があるため注意が必要である。ステンレス製スタンドを選択すれば、耐食性が大幅に向上する。
- クッション
- SunbrelaやTempotest等のパフォーマンスファブリック製クッションは、カバーを取り外して洗濯可能である。直射日光による退色にも強い素材が使用されている。
安全上の注意
天井吊り下げ設置の場合は、取付金具がしっかり締まっていることを定期的に確認する必要がある。最大耐荷重(ヤマカワラタン基準で100kg)を超える使用や、激しく揺らす行為は安全上避けるべきである。チェーンや接合部に経年劣化の兆候が見られた場合は、速やかに正規販売店に相談されたい。
どこで買うか:正規販売店と購入方法
日本国内の正規販売ルート
日本国内においてハンギングエッグチェアの正規品を取り扱う主な販売店は以下の通りである。
- ヤマカワラタンジャパン(直販)
- 日本におけるハンギングエッグチェアの主要販売元。東京都杉並区久我山のショールームで実物確認が可能(要予約)。オンラインストアでの注文にも対応。チェア本体、スタンド、チェーン、屋外用モデルの全ラインナップを取り扱っている。
- リグナ(Rigna)
- ヤマカワラタン製のハンギングエッグチェアを取り扱うインテリアショップ。東京・目黒に実店舗を構える。スタンド付きセットの展示もあり、実際の座り心地を試すことができる。
- THE HOME(ザ・ホーム)
- 品川区・目黒区エリアのインテリアショップ。ヤマカワラタン製品の正規取扱店として、ハンギングエッグチェアの販売を行っている。
- VIGORE(ヴィゴーレ)
- ヤマカワラタン製のハンギングエッグチェア(スタンド付き)を取り扱うインテリアショップ。
- インテリアショップ Life
- Sika-Design製品の展示販売を行うインテリアショップ。FOXラウンジチェアをはじめとするSika-Designコレクションの実物確認が可能。
海外からの購入
Sika-Design社の公式オンラインストア(sika-design.com)のほか、Danish Design Store、2Modern、Lumens.comなどの正規ディーラーからも購入可能である。海外からの購入の場合は、関税、送料、および大型商品の国際配送に伴うリスクを十分に考慮されたい。日本国内の正規販売店を通じた購入がアフターサービスの面でも安心である。
実物を確認できる場所
ハンギングエッグチェアは大型かつ独特な設置形態を持つ製品であるため、購入前に実物で座り心地やサイズ感を確認されることを強く推奨する。ヤマカワラタンジャパンの久我山ショールーム(東京都杉並区、要予約)では、チェア本体およびスタンド付きモデルの体験が可能である。リグナをはじめとする取扱店でも展示を行っている場合があるが、展示状況は時期により変動するため、来店前の確認が望ましい。
中古・ヴィンテージ市場
ハンギングエッグチェアは中古市場でも一定の流通が見られる。テレビドラマへの登場をきっかけに日本国内での認知度が大きく高まった経緯があり、中古品の人気も根強い。中古品を検討する場合は、ラタンの編み目の緩みや切れ、フレームの歪み、チェーンの腐食状態などを慎重に確認されたい。特にラタンの劣化は座ったときの安全性に直結するため、信頼できるリサイクルショップでの購入が推奨される。
購入時チェックリスト
- 設置方法の決定(天井吊り下げ or スタンド使用)
- 天井吊り下げの場合:天井構造の強度確認(梁の位置、天井材の種類)
- スタンド使用の場合:設置スペースの確認(直径約1050mm以上のスペース)
- 室内用 or 屋外用モデルの選択
- カラーの選択(ナチュラル or ブラック)
- 付属品の確認(チェーン・スタンドは別売りが一般的)
- 天井フックの有無確認(天井の種類に応じた金具は別途用意が必要)
- クッションの要否と素材の選択
- 搬入経路の確認(チェア本体:幅850mm × 高さ1200mm)
- 保証内容の確認(2年保証の範囲)
- 納期の確認(在庫状況により変動)
配送・設置に関する注意事項
ハンギングエッグチェアは大型商品であるため、配送はLTL(混載貨物)便での対応が一般的である。受け取り時には梱包の損傷がないか十分に確認し、問題がある場合は配送員の立ち会いのもとで開梱して確認することが推奨される。天井吊り下げの設置工事については、建物の構造に精通した専門業者への依頼が安全面で望ましい。スタンドは組み立て品として届くため、設置自体は比較的容易である。
コーディネート事例
北欧ナチュラル・リビング
ナチュラル仕上げのハンギングエッグチェアは、北欧ナチュラルスタイルの空間と自然に調和する。明るいオーク材やアッシュ材のフローリング、リネンのカーテン、ウール素材のラグといった天然素材を基調とした空間に配置すれば、ラタンの温もりが部屋全体の有機的な統一感を高めてくれる。窓辺に吊るし、ルイスポールセンのPH5やレ・クリントのランプと合わせれば、光を通すラタンの編み目が美しい陰影を生み出す。
リゾート・ボヘミアンスタイル
ハンギングエッグチェアの出自であるカリブ海のインスピレーションを活かし、リゾート感あふれるインテリアに取り入れるのも魅力的な選択肢である。ブラック仕上げのモデルを選び、観葉植物やマクラメ、エスニックテキスタイルと組み合わせれば、ボヘミアンシックな空間が完成する。屋外対応モデルをテラスに設置すれば、自宅にいながらにしてリゾート気分を楽しむことができる。
和モダン・日本の住空間
籐素材は日本の住空間と本来的な親和性を持っている。日本家屋の木の空間にラタンのハンギングエッグチェアを配置すれば、和とスカンジナビアンデザインが自然に融合した独自の空間が生まれる。畳のある和室の梁から吊り下げるという使い方も、意外性のある美しいコーディネートとなる。高温多湿の日本の気候においても、ラタン素材の通気性は大きなメリットである。
相性の良い他のデザイナーズ家具
同じSika-Design社のICONSコレクションに含まれるフランコ・アルビニのオットマンやラウンジチェアとは、ラタン素材のデザイン言語を共有するため高い親和性を持つ。また、同じナナ・ディッツェルが後年デザインしたトリニダードチェア(フレデリシア社)は、素材は異なるものの、彫刻的なフォルムと光を活かしたデザインという点で思想的なつながりがある。北欧デザインの文脈では、ウェグナーやモーエンセンの木製家具との組み合わせも、素材のコントラストによる豊かな空間演出が可能である。
よくある質問
- 正規品の価格はどのくらいですか?
- ヤマカワラタンジャパンでの参考価格は、室内用チェア本体(ナチュラル / ブラック)が税込約23万円、屋外対応モデルが税込約32万円です(2025年時点の参考価格)。スチールスタンドは税込約18万円、ステンレススタンドは税込約29万円が別途必要となります。チェーンも別売りです。
- どこで購入できますか?
- 日本国内ではヤマカワラタンジャパン(東京・久我山、オンラインストアあり)が主要な販売元です。そのほか、リグナ(東京・目黒)、THE HOME、VIGORE等のインテリアショップでも正規品の取り扱いがあります。海外のSika-Design正規ディーラーからの購入も可能ですが、国内正規販売店を通じた購入がアフターサービスの面で推奨されます。
- 実物を確認できる場所はありますか?
- ヤマカワラタンジャパンの久我山ショールーム(東京都杉並区、要予約)で実物を体験できます。リグナなどの取扱店でも展示している場合がありますが、展示状況は時期によって変動しますので来店前にお問い合わせください。
- 天井に取り付けられるか不安です。どうすればよいですか?
- 天井吊り下げには十分な構造強度が必要です。梁への直接取り付けや専用金具でのビス止めが基本となりますが、天井の種類(木造、RC造、軽鉄天井等)によって適切な工法が異なります。設置方法についてはヤマカワラタンジャパンのウェブサイトに参考情報が掲載されていますが、不安な場合は専門業者への依頼が確実です。天井工事が難しい場合は、自立式スタンドの使用を検討されてください。
- 賃貸住宅でも使えますか?
- 天井への穴あけが必要な吊り下げ式の場合は、原状回復の問題から賃貸住宅での設置は難しい場合が多いです。自立式のスチールスタンドまたはステンレススタンドを使用すれば、天井工事不要で設置可能です。スタンドの設置には直径約1050mmの円形スペースが必要となります。
- メンテナンスは大変ですか?
- 天然ラタンの室内用モデルは基本的にメンテナンスフリーです。日常的なほこり払い程度で十分であり、汚れが気になる場合は軽く湿らせた布で拭き取ります。直射日光の長時間照射や暖房器具の近くへの設置を避けていただければ、長期にわたって美しい状態を保てます。屋外用モデルはさらに手間がかからず、水と中性洗剤での洗浄のみで済みます。
- 耐荷重はどのくらいですか?
- ヤマカワラタンの基準では耐荷重100kgとされています。激しく揺らす行為は避け、取付金具の締まりを定期的に確認してください。また、天井吊り下げの場合は、チェアの耐荷重だけでなく天井構造自体の耐荷重も考慮する必要があります。
- 他に検討すべき名作チェアはありますか?
- 同じナナ・ディッツェルの代表作であるトリニダードチェア(フレデリシア社)は、ダイニングチェアとしてまったく異なる用途ながら、同デザイナーの美意識を共有する名作です。包み込まれる座り心地を床置きで楽しみたい方には、アルネ・ヤコブセンのエッグチェア(フリッツ・ハンセン社)が選択肢となります。それぞれの詳細は各作品の紹介ページをご覧ください。
同じナナ・ディッツェルの名作チェアもぜひご覧ください。トリニダードチェア購入ガイド