このページについて
ボウルチェアは、リナ・ボ・バルディが1951年に設計した椅子である。アルペールが製造する。半球のシェルが輪の枠の上に載る。角度を変えられ、高さも変わる。数を限った製造による。
このページでは、シェルの角度と高さの変化、数を限った製造、張地と付属の座布団、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
リナ・ボ・バルディの設計思想や経歴について詳しくはリナ・ボ・バルディ プロフィールページをご覧ください。
ボウルチェアのデザインストーリーについて詳しくはボウルチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
Arperによる復刻版ボウルチェアは、リナ・ボ・バルディ・インスティトゥートをデザインパートナーとして迎え、オリジナルのプロトタイプとリナが残したスケッチを基に、寸法、内部構造、張り地のディテール、ステッチの品質とサイズ、座面の柔らかさに至るまで綿密な調査と解釈を経て製品化された。オリジナルの職人的な製作技法を現代の工業生産技術で再解釈しつつ、リナのヴィジョンを損なわないよう細心の注意が払われている。全500脚にシリアルナンバーがシルクスクリーンで本体とクッション内部に印字され、各脚の唯一性が保証されている。
| 正式名称 | ボウルチェア |
|---|---|
| 製造ブランド | アルペール |
| エディション | 数を限った製造による。個体に番号が付く |
| サイズ | 幅約840〜870 × 奥行約840〜870 × 高さ約560〜760mm。シェルの角度によって変わる。座面の高さ約430mm |
| 構造(フレーム) | 鋼の輪と4本の脚による |
| 構造(シェル) | 樹脂による半球 |
| 張地(革) | 革の仕様がある |
| 張地(布) | 布の仕様は7色から選ぶ。色ごとに座布団の組み合わせが用意される |
| 付属品 | 丸みのある座布団2個。シェルと同じ色、または2色の組み合わせから選ぶ |
| 識別 | 個体の番号が本体と座布団の内部に印字される |
| 接点の保護 | 鋼の輪とシェルの接する箇所に革の覆いが付く |
| 価格 | アルペールは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる |
| 中古の流通 | 中古の個体も流通する。価格は状態、仕様によって幅がある。一定していない |
| 収蔵 | MoMA ボウル チェア(1951年) 収蔵番号 135.2016 |
シェルの角度と高さの変化
半球のシェルが輪の枠の上に載る。固定されず、角度を変えられる。
角度によって高さが変わる。約560mmから760mmの範囲による。
そのため、置き場所では最も高い状態を想定する。窓辺や低い天井の下では確かめる。
シェルは固定されないため、横からの力で動く場合がある。座る位置によって角度も変わる。
選び分けの目安
- 置き場所を決める場合
- 高さが約560〜760mmで変わる。最も高い状態を想定する。
- 座り方を考える場合
- 角度を変えられる。座る位置によっても変わる。
- 安定を確かめる場合
- シェルは固定されない。横からの力で動く場合がある。
数を限った製造
数を限った製造による。個体に番号が付く。
番号は本体と座布団の内部に印字される。購入時に確認できる。
そのため、希望する仕様が入手できるとは限らない。取扱店に在庫を確認する。
中古の個体も流通する。番号で製造の時期を確かめられる。
選び分けの目安
- 仕様を指定したい場合
- 数が限られる。在庫を取扱店に確認する。
- 正規品を確かめる場合
- 本体と座布団の内部に番号が印字される。
- 中古を検討する場合
- 番号で製造の時期を確かめられる。
張地と付属の座布団
革の仕様と布の仕様がある。布は7色から選ぶ。
丸みのある座布団2個が付属する。シェルと同じ色、または2色の組み合わせから選ぶ。
座布団はシェルの内側に置く。固定されないため、座る際に位置が変わる。
鋼の輪とシェルの接する箇所には革の覆いが付く。擦れを防ぐ部材にあたる。
選び分けの目安
- 色の組み合わせで選ぶ場合
- 座布団はシェルと同じ色または2色から選ぶ。
- 座り心地を確かめる場合
- 座布団は固定されない。座る際に位置が変わる。
- 手入れの手間を考える場合
- 革と布で条件が異なる。接点の覆いの状態も確かめる。
同種の椅子との比較
低い椅子は座面の構成と入手の条件で性格が分かれる。
| 比較項目 | ボウルチェア | パシャ ラウンジチェア | マットソン エヴァ・チェア |
|---|---|---|---|
| 座面の高さ | 約430mm | 370mm | 約370〜430mm |
| 高さ | 約560〜760mm(変わる) | 650mm | 約680〜800mm(製造元による) |
| 座面の固定 | シェルが動く | 固定される | 固定される |
| 入手 | 数が限られる | 注文できる | 注文できる |
| 張地 | 革または布(7色) | 多数から選ぶ | 織った帯または革 |
選び分けの目安
- 座り方を変えたい場合
- シェルの角度を変えられる。固定される製品とは条件が異なる。
- 入手のしやすさを考える場合
- 数が限られる。注文できる製品とは条件が異なる。
- 置き場所を確かめる場合
- 高さが変わる。最も高い状態を想定する。
使用感と設置条件
寸法
幅約840〜870 × 奥行約840〜870mm。正方形に近い範囲を占める。
座面の高さは約430mm。背もたれは持たず、シェルの縁に背中を預ける。
枠の構成
鋼の輪と4本の脚による。輪の上にシェルが載る。
床に接する箇所は4点にあたる。床材によっては荷重が集中する。
座布団の扱い
座布団2個が付属する。シェルの内側に置く。
固定されないため、座る際に位置が変わる。整えながら用いることになる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
革は使用によって色と質感が変わる。乾燥すると硬くなる。
布は日光で色褪せる。摩擦で毛羽立つ場合がある。
鋼の輪とシェルの接する箇所は擦れる。革の覆いが摩耗する。
樹脂のシェルは硬いものが当たると傷が付く。
日常の手入れ
- 革の張地
- 乾いた柔らかい布で拭く。水分をすぐに拭き取る。
- 布の張地
- 埃を払う。直射日光を避ける。
- 接点の覆い
- 摩耗を定期的に確かめる。擦れが進む箇所にあたる。
- 枠
- 柔らかい布で拭く。床に接する箇所の状態も確かめる。
修理と部品
張地の交換や接点の覆いの交換については、取扱店を通じて相談する。
数を限った製造のため、部品の供給についても確かめる。
どこで買うか
取扱店の調べ方
アルペールは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
数を限った製造にあたる。希望する仕様の在庫を取扱店に確認する。
実物を確認する
シェルの角度を変えた際の座り心地は、実物で確かめられるとよい。
座布団が固定されない点も現物で分かる。
中古の流通
相場は状態、仕様によって幅がある。一定していない。
確認箇所は、張地の状態、シェルの傷、接点の覆いの摩耗、座布団が揃っているか、本体の番号である。
購入前チェックリスト
- シェルの角度によって高さが変わること(約560〜760mm)
- 置き場所(幅約840〜870mm四方)
- シェルが固定されないこと
- 数を限った製造のため在庫を確認すること
- 張地の選択(革/布7色)
- 座布団2個の色の組み合わせ
- 接点の覆いの摩耗
- 本体と座布団の内部の番号
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- アルペールは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。
- どこで購入できますか?
- アルペールの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。数を限った製造にあたるため、希望する仕様の在庫を取扱店にご確認ください。
- シェルは動くのですか?
- 半球のシェルが輪の枠の上に載り、固定されないため角度を変えられます。角度によって高さが約560mmから760mmの範囲で変わります。横からの力で動く場合もあります。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 幅約840〜870×奥行約840〜870mmで、正方形に近い範囲を占めます。高さはシェルの角度によって変わるため、最も高い状態を想定してください。座面の高さは約430mmです。
- 数量は限られていますか?
- 数を限った製造で、個体に番号が付きます。番号は本体と座布団の内部に印字されます。希望する仕様が入手できるとは限らないため、在庫を取扱店にご確認ください。
- 座布団は付属しますか?
- 丸みのある座布団2個が付属します。シェルと同じ色、または2色の組み合わせから選べます。シェルの内側に置きますが固定されないため、座る際に位置が変わります。
- 収蔵されている美術館はありますか?
- ニューヨーク近代美術館が収蔵しています(ボウル チェア、1951年、収蔵番号135.2016)。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 革の張地は乾いた柔らかい布で拭き、水分をすぐに拭き取ってください。布の張地は埃を払い、直射日光を避けてください。鋼の輪とシェルの接する箇所には革の覆いが付くため、摩耗を定期的にお確かめください。