ロワイエールとは
ロワイエール(Royère)は、20世紀フランスを代表する装飾家ジャン・ロワイエールの創作を受け継ぎ、その家具を現代に再製作する公式ブランドである。パリを拠点に、ロワイエール自身が遺した図面やアーカイブに基づいて、フランス国内の熟練職人による手仕事で一点ずつ製作している。北極熊を思わせるウルス・ポレールのソファやアームチェアをはじめとする代表作を、当時と同じ伝統技法と天然素材で仕上げる点に特徴がある。
特徴・コンセプト
ブランドの基本姿勢は、ジャン・ロワイエールのオリジナルへの忠実な再現にある。生産はすべてフランス国内で行われ、木地の曲げ加工から張り地の仕立てにいたる各工程を、専門の職人が伝統的な手法で担う。素材にも良質な天然材が選ばれ、量産ではなく受注に近い形での丁寧な製作を基本とする。
ブランドヒストリー
ロワイエール社の構想が生まれたのは2018年である。当初は「メゾン・ロワイエール(Maison Royère)」の名称で活動し、ジャン・ロワイエールの個人アーカイブをもとに、その象徴的な家具の再製作を進めてきた。2024年からは名称を簡潔に「ロワイエール(Royère)」へと改め、装飾家本人の仕事を引き継ぐ公式ブランドとして活動を続けている。
主な製品
代表作は、1947年にジャン・ロワイエールが母親のパリのアパルトマンのために手がけたウルス・ポレール(北極熊)である。ふっくらとした丸みのある曲線と、北極熊の毛皮を思わせる柔らかな張り地で知られ、ソファとアームチェアの双方が展開されている。このほか、藁の象嵌を用いたフラック(Flaque)のテーブルや、鉄工によるリアンヌ(Lianes)の照明など、ロワイエールの多彩な仕事を現代のコレクションとして再構成している。
主なデザイナー
ブランドの中核をなすのは、装飾家ジャン・ロワイエール(1902〜1981)の創作である。装飾を抑えた自由で優美なフォルムを追求したロワイエールの美意識が、ブランドのすべての製品に通底している。
| ブランド名 | ロワイエール(Royère、旧メゾン・ロワイエール) |
|---|---|
| 設立構想 | 2018年 |
| 所在地 | フランス・パリ |
| 製造国 | フランス |
| 公式サイト | https://jean-royere.com |