ブランド情報

創業
1984年 デンマーク
創業者
Erik Rosendahl
本社
デンマーク・ホルスホルム
事業内容
食器・生活用品・繊維製品・照明の企画および販売
公式サイト
www.rosendahl.com

本社・所有・生産・日本での取扱いなどは 2026年10月21日に確認

Rosendahl Copenhagen(ローゼンダール コペンハーゲン)

Rosendahl Copenhagenは、デンマークの生活用品のブランドである。1984年にErik Rosendahlが貿易会社として設立し、当初はフィンランドのIittalaの製品をデンマーク市場へ輸入する事業を担っていた。1992年に自社ブランドの製品を出して以降、既存のデンマークのブランドを取得して再生産する方針を採り、複数のブランドを擁するRosendahl Design Groupへ発展した。Arne Jacobsenが設計した壁掛け時計の製造もこの経緯で同社が引き継いだものにあたる。

事業と製造の実体

Rosendahlの事業は、自社の製品開発と、取得したブランドの運営の二つからなる。Rosendahl Design Groupの傘下には、Holmegaard(1825年創業のガラス)、Kay Bojesen、Kähler(1839年創業の陶器)、Lyngby Porcelæn、Bjørn Wiinblad、Arne Jacobsen Clocks、JUNAなどが含まれる。それぞれ独立したブランドとして扱われ、素材と工程は品目ごとに異なる。

取得したブランドの製品を再び生産する場合、当時の図面や現物にもとづいて仕様を起こし直す作業が伴う。Arne Jacobsenが設計した壁掛け時計も、この方式で製品化された。デンマーク国立銀行(1971年)、ロドオウア市庁舎、オーフス市庁舎のための時計と、電気機器メーカーLauritz Knudsenのための汎用の時計を起点とし、文字盤の分割と針の形がそれぞれ異なるため、バンカーズ クロック、シティホール クロック、ステーションクロック、ローマン クロックはそれぞれ別の設計として扱われる。

自社の製品では、Erik Baggerが1990年代初頭に手がけた一連の食卓用品がある。器の胴に4本の溝を回す共通の意匠を持ち、ガラス、磁器、金属といった異なる素材の品目を同じ形式でまとめる構成にあたる。近年は再生ガラスを用いた仕様や、分解して部材ごとに処理できる構造の照明などが加えられ、同社はB Corporationの認証を取得している。

沿革

輸入業からの出発

1984年、Erik Rosendahlがデンマークで貿易会社としてRosendahlを設立した。当初の事業はIittalaのガラス製品をデンマーク市場へ輸入する代理店業務だった。

1990年、Kay Bojesenの木製の動物の製造販売権を取得し、最初のブランドを傘下に収める。1991年には日本の刃物メーカーの北欧における総代理店となった。1992年、自社ブランドとして最初の製品を発表している。

ブランドの取得

1997年に輸出部門を設け、国外への展開を始めた。2003年には建築家Kim Utzonの設計による社屋がホーショルムに竣工している。2005年、創業者から息子のHenrik RosendahlへCEO職が引き継がれた。

その後、デンマークの既存のブランドを取得する方針が本格化する。2008年に1825年創業のガラスメーカーHolmegaardのブランドを取得し、同じ年にArne Jacobsenが設計した壁掛け時計の製造権を得ている。2016年にはLyngby Porcelænを取得した。2010年、社名をRosendahl A/SからRosendahl Design Groupへ改めた。

2016年に繊維製品のJUNA、2018年に1839年創業の陶器メーカーKählerを傘下に加えた。Bjørn Wiinbladなどのブランドも加わり、現在は複数の独立したブランドを擁する構成となっている。

デザイナーとの協働

Rosendahlの製品は二つの経路から生まれる。一つは自社ブランドの新規開発で、外部の設計者へ委嘱する方式が採られる。もう一つは取得したブランドが持つ既存の設計の再生産で、こちらは資料の調査と仕様の再構成が中心になる。

自社ブランドの製品では、Erik Baggerが手がけた食卓用品の系列が中心にある。取得したブランドの側では、Arne Jacobsen、Kay Bojesen、Bjørn Wiinbladらの設計を扱う。1999年からはLin Utzonとの協働も行われた。

主な製品群

Arne Jacobsenが建築のために設計した壁掛け時計の一群を扱う。バンカーズ クロック、シティホール クロック、ステーションクロック、ローマン クロックがこれにあたり、いずれも文字盤の目盛と針の形が異なる。

自社ブランドでは、器の胴に4本の溝を回す共通の意匠を持つ食卓用品の系列がある。カラフェ、グラス、保存容器、磁器などを含み、素材をまたいで同じ形式でまとめられている。

傘下のブランドでは、Holmegaardのガラス、Kählerの陶器、Kay Bojesenの木製の動物、Lyngby Porcelænの磁器などを扱う。

Reference